DB2 for iシステムの前提条件の設定

DB2 for iシステム用のOracle GoldenGateのインストールを開始する前に、次の手順に従います。

ノート:

インストールを実行するユーザー・プロファイルには、RSTOBJコマンドに対する権限が必要です。

  1. Oracle GoldenGateをインストールするシステム上に、Oracle GoldenGate用のディレクトリを作成します。
    - MKDIR DIR('/GoldenGate')
    
  2. Oracle GoldenGate用のディレクトリはインストール・システム上に作成できます。またはこのステップの後半で実行するインストール・スクリプトを使用して作成することもできます。
    - CRTLIB LIB(goldengate) TEXT('Oracle GoldenGate Product Library') ASP(1)
  3. システムにダウンロード・ファイルを解凍します。
  4. 結果のtarファイルをそのシステムからDB2 for iインストール・システム上に作成したフォルダにFTPします。
    ftp IBMi_IP_address 
    .
    User (system:(none)):userid 
    . 
    331 Enter password. 
    . Password: password . 
    230 userid logged on. . 
    ftp> bin 
    . 
    ftp> cd goldengate 
    . 
    ftp> put install_file 
    . 
    ftp> quit 
    
  5. (ライブラリを作成した場合) 5250端末セッションから、現行ライブラリをOracle GoldenGateライブラリに変更します。
    CHGCURLIB Oracle_GoldenGate_ library
  6. QP2TERM端末セッションを実行します。
    - CALL QP2TERM
    
  7. tarファイルからインストール・オブジェクトを解凍します。
    tar -xf tar_file 
    
  8. Oracle GoldenGateディレクトリで、シェル・スクリプトggos400installを実行します。
    ggos400install -l goldengate

    デフォルトでは、現行ライブラリ(これまでのステップで設定)に必須オブジェクトがインストールされますが、 -cオプションを使用してライブラリを作成することもできます。その他のオプションも使用可能です。

    ノート:

    Oracle GoldenGateディレクトリごとに別個のOracle GoldenGateライブラリが必要です。インストール・スクリプトでは、この条件をチェックして別のインストールで使用されているのと同じライブラリにインストールされないようにします。これは、Oracle GoldenGateインストールとOGGPRCJRN *SRVPGMオブジェクト間の不一致を回避するためです。

    構文:

    ./ggos400install [-h] [-f] [-u userid] [[-a aspname] | [-n aspnum]] [-c|-l library name]
     

    オプション:

    • -h: この使用方法のヘルプを表示します。

    • -f: 新しいインストール・ライブラリに強制的に変更します。この引数は、既存のインストールにのみ影響します。

    • -u userid: インストールを所有するユーザーIDを指定します。

    • -a aspname: オブジェクトがリストアされるASPの名前を指定します。aspnameを指定しないと、システムASPとみなされます。このオプションは、-nと組み合せて使用することはできません。

    • -n aspnum: オブジェクトがリストアされるユーザーASPの数を指定します。このオプションは、-aと組み合せて使用することはできません。

    • -c library: オブジェクトがリストアされるライブラリの名前を指定します。ライブラリが作成されます。

    • -l library: オブジェクトがリストアされるライブラリの名前を指定します。ライブラリは存在している必要があります。新しいインストール用のライブラリを指定しないと、インストーラを実行しているユーザーの現行ライブラリの使用が試行されます。既存のインストール用のライブラリを指定しないと、oggprcjrn.srvpgmリンクで設定されているライブラリの使用が試行されます。

    ノート:

    Oracle GoldenGateを再インストールする場合は、ggos400installを再度実行する必要があります。再インストール時、ggos400installは前の構成を認識するため、引数は不要です。oggprcjrn.srvpgmリンクを変更または削除した場合は、リンクで指定したOracle GoldenGateインストール・ライブラリを使用してggos400installを再度実行する必要があります。

  9. QP2TERMを終了します。
    - F3

    ノート:

    DB2 for iシステムでは、Oracle GoldenGateインストール・ディレクトリ内に作業ディレクトリを作成する必要はありません。ggos400installスクリプトによってこのタスクは実行されます。

  10. DB2 for iデータベース・サーバーにOracle GoldenGateをインストールします。すべてのプラットフォームに対するインストールを参照してください。