DDLレプリケーションのインストール
DDLレプリケーションをインストールするには、Oracle GoldenGateが提供するインストール・スクリプトをレプリケーション・ユーザーとして実行します。このユーザーはCreate
、Insert
、Select
、Delete
、Drop
およびTruncate
データベース権限を持つ必要があります。さらに、このユーザーは書込み権限を持ち、Oracle GoldenGateプラグインをMySQLプラグイン・ディレクトリにコピーする必要があります。たとえば、MySQLプラグインは通常は/usr/lib64/mysql/plugin/
に置かれます。
インストール・スクリプトのオプションには、install
、uninstall
、start
、stop
およびrestart
があります。
DDLレプリケーションをインストールするコマンドでは、それぞれ、インストール・オプション、ユーザーID、パスワード、ポート番号が使用されます。
bash-3.2$ ./ddl_install.sh install-option user-id password port-number
たとえば:
bash-3.2$ ./ddl_install.sh install root welcome 3306
DDLレプリケーションのインストール・スクリプトを使用して、次のタスクを行います。
- サポートされているMySQLサーバーのバージョンがインストールされていることを確認します。DDLレプリケーションはMySQL 5.7.10以上の場合にサポートされます。
- MySQLプラグイン・ディレクトリを見つけます。
ddl_rewriter
プラグインとddl_metadata
プラグイン、およびmetadata_server
ファイルが存在することを確認します。これらのファイルが見つからない場合は、エラー・メッセージが表示されてインストールが終了します。- プラグインがすでにインストールされていることを確認します。インストールされている場合はスクリプトが終了してメッセージが表示され、最初にアンインストールしてから再インストールするよう求められます。
- 実行中の場合は、
metadata_server
を停止します。 - 存在する場合は、
oggddl.history
表を削除します。 metadata_server
をデーモン・プロセスとして開始します。ddl_rewriter
およびddl_metadata
プラグインがインストールされます。