ダンプ・ユーティリティを使用したMySQLからMySQLへのレプリケーションの正確なインスタンス化
MySQLの場合、正確なインスタンス化はMySQLからMySQLでのみ有効であり、MySQL以外のデータベースのソースおよびターゲットでは有効ではありません。
MySQLの正確なインスタンス化は、OGG初期ロードを使用するのではなく、MySQLシェルのダンプ・ユーティリティを使用して実現できます。MySQLシェルでは、インスタンス、スキーマまたは表をダンプするためのユーティリティが提供されます。ダンプ・ユーティリティの詳細は、次のリンクを参照してください。
https://dev.mysql.com/doc/mysql-shell/8.0/en/mysql-shell-utilities-dump-instance-schema.html
MySQLシェルのインスタンス(
dump utility util.dumpInstance()
)を使用して、ソースのMySQLデータベースをダンプまたはエクスポートします。
ノート:
dump utility util.dumpInstance()
は、mysqldump
とは異なります。
ダンプ・ユーティリティは複数のファイルを作成します。最後にコミットされたレコードの位置は、@.json
ファイルで確認できます。このファイルには、最後にコミットされたトランザクションに設定されたlognumber
/offset
とgtid
の両方が含まれています。
@.json
ファイルの位置の例は、次のようになります:
"binlogFile": "binlog.000005",
"binlogPosition": 1289,
"gtidExecuted": "1174b383-3441-11e8-b90a-c80aa9429920:1-9,\n1174b383-3441-11e8-b90a-c80aa9429921:1-9"