Extractリカバリの監視

長時間実行トランザクションがオープンしているときにExtractが異常終了すると、Extractの再起動時のリカバリに時間がかかることがあります。処理状態をリカバリするため、Extractは、必要に応じて以前のオンライン・ログとアーカイブ・ログを検索し、その長時間実行トランザクションの最初のログ・レコードを検出する必要があります。トランザクションの開始時点が古いほど、一般的にリカバリにかかる時間も長くなり、Extractは停止したように見えることがあります。

Extractのリカバリ状況が適切であることを確認するには、SEND EXTRACTコマンドをSTATUSオプション付きで使用します。次のステータス記録のいずれかが表示されるため、リカバリの実行中にExtractがそのログ読取り位置を変更するのに応じて、作業の進行状況を追跡できます。

  • In recovery[1] – Extractは、トランザクション・ログのチェックポイントにリカバリ中です。つまり、次のいずれかから読み取っています。

    a) BRチェックポイント・ファイル、次にアーカイブ/オンライン・ログから読取り中、

    または

    b) アーカイブ/オンライン・ログのリカバリ・チェックポイントから読取り中。

  • In recovery[2] – Extractは、チェックポイントから証跡の末尾にリカバリ中です。つまり、最後のトランザクションが完全には書き込まれず、トランザクションを再書込みしているときにリカバリ・マーカーが出力証跡に付加されます。

  • Recovery complete – リカバリは終了し、通常の処理が再開されます。