ライブ・スタンバイ構成の概要

Oracle GoldenGateでは、アクティブ/パッシブ型の双方向構成がサポートされます。この構成では、Oracle GoldenGateによって、計画停止および計画外停止時のフェイルオーバー用に準備されたライブ・スタンバイ・システムの完全レプリカ・データベースにアクティブ・プライマリ・データベースからデータがレプリケートされます。

この構成では、ライブ・スタンバイ・システム上にアクティブではないOracle GoldenGate Extractグループとアクティブではないデータ・ポンプが存在します。どちらのグループも、スイッチオーバーまたはフェイルオーバーでライブ・スタンバイ・システムにユーザー・アプリケーションが切り替えられるまで停止されています。ユーザー・アクティビティがスタンバイに移動すると、これらのグループはローカル証跡へのトランザクションの取得を開始します。データは、プライマリ・データベースが再度使用可能になるまでディスク上に格納されます。

プライマリ・システムに障害が発生した場合、Oracle GoldenGateのManagerプロセスとReplicatプロセスは、スタンバイから取得されたデータベース・インスタンスと連携して、プライマリ・システムのリカバリ後に2つのシステム間で同等性を回復します。ユーザーは、適切な時点でプライマリ・システムに再度移動され、Oracle GoldenGate構成は将来のフェイルオーバーに備えて再び準備完了モードに戻ります。