レポート構成の概要
最も基本的なOracle GoldenGate構成は、ソース・データベースからレポートや分析などのデータ取得目的のみに使用されるターゲット・データベースへの一方向レプリケートを行う1対1構成です。Oracle GoldenGateはOracleまたはOracle以外へのデータ転送をサポートし、構成内のいずれのシステム上でもフィルタリングや変換が可能です(サポート内容はデータベース・プラットフォームごとに異なります)。
Oracle GoldenGateは、ターゲットをレポート用に最適化しながら、ソースをOLTPワークロード用に最適化できるため、レポート環境の作成に最適です。これには、問合せをより迅速に実行できるように、ターゲット・データベースに索引またはマテリアライズド・ビューを追加することも含まれます。Oracle GoldenGateでは、ソース・データベースからメタデータをプルして、レコードがどのように変更されたか、レコードがいつ変更されたか、誰が変更したかを追跡したり、列値がどのように変更されたかの履歴を追跡したりすることもできます。
Oracle GoldenGateでは、様々なレポート・トポロジが用意されており、スケーラビリティ、可用性およびパフォーマンスに対するユーザー要件に基づいて各プロセスをカスタム構成できます。この項では、レポート構成を選択する場合の考慮事項について説明します。