Oracle GoldenGate CDCオブジェクトのバージョニング
Oracle GoldenGateには、サプリメンタル・ロギングを有効化するときにOracle GoldenGateによって作成されるCDCオブジェクトをトラッキングするための、バージョン・トラッキング・サブシステムが備えられています。これらのオブジェクトは次のとおりです:
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OracleGG_object id_CTという形式のOracle GoldenGateの変更トラッキング表。 -
fetch_database name_object idという形式のストアド・プロシージャ -
OracleCDCExtract、OracleGGCreateProcsおよびOracleGGCreateNextBatchの各ストアド・プロシージャ。 -
ADD TRANDATAコマンドが正常に完了すると、GLOBALSファイルに指定されたGGSCHEMAにOracleGGVersionという表が存在しない場合は、それがGGSCIによって作成されます。次に、GGSCIによって、
TRANDATAセッションの開始時刻と終了時刻をトラッキングするレコードが表に挿入されます。Extractが起動するとき、内部的なバージョン番号と、OracleGGVersion表に含まれるバージョン番号を比較することによって、それ自体とOracle GoldenGate CDCオブジェクトの一貫性が確認されます。バージョン番号が一致しない場合は、次のようなメッセージで異常終了します。ERROR OGG-05337 The Oracle GoldenGate CDC object versions on database, source, are not consistent with the expected version, 2. The following versions(s) were found: 1. Rerun ADD TRANDATA for all tables previously enabled, including heartbeat, heartbeat seed, and filter tables.