よく使用するコマンド・シーケンスの保存と呼出し

よく使用する一連のコマンドは、OBEYファイルおよびOBEYコマンドを使用して自動化できます。OBEYファイルでは、ローカル・オペレーティング・システムの文字セットが認識されます。その文字セットと互換性のない文字を指定するには、Unicode表記法を使用します。

Unicode表記の使用方法の詳細は、「エスケープ・シーケンスのサポート」を参照してください。

OBEYを使用する手順

  1. 1行に1つのコマンドを含むテキスト・ファイルを作成して保存します。これがユーザーのOBEYファイルになります。オペレーティング・システムでサポートされる任意の名前を指定します。OBEYファイル内に他のOBEYファイルをネストできます。
  2. 管理クライアントまたはGGSCIを実行します。
  3. (オプション)ネストしたOBEYファイルを含むOBEYファイルを使用する場合、次のコマンドを発行します。このコマンドによって、現在のセッションでネストしたOBEYファイルを使用できるようになります。ネストしたOBEYファイルを使用する場合、常にこのコマンドが必要です。詳細は、『Oracle GoldenGateリファレンス』を参照してください。
    ALLOWNESTED
    
  4. コマンドライン・インタフェース(管理クライアントまたはGGSCI)からOBEYコマンドを使用して、OBEYファイルを呼び出します。
    OBEY file_name
    

    説明:

    file_nameは、OBEYファイルの相対名または完全修飾名です。

例8-26 OBEYコマンド・ファイル

ADD EXTRACT myext, TRANLOG, BEGIN now
START EXTRACT myext

ADD REPLICAT myrep, EXTTRAIL /ggs/dirdat/aa
START REPLICAT myrep

INFO EXTRACT myext, DETAIL
INFO REPLICAT myrep, DETAIL

次の例は、OBEYコマンドと組み合せて使用するOBEYコマンド・ファイルを示しています。これによって、ExtractグループおよびReplicatグループが作成されて起動され、処理情報が取得されます。

OBEYコマンドの詳細は、『Oracle GoldenGateリファレンス』を参照してください。