サポートされているDB2 for z/OSのデータ型
この項では、Oracle GoldenGateでサポートされるDB2 for z/OSのデータ型と、このサポートの制限事項を示します。
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Oracle GoldenGateは、マルチバイト・データを含む列の文字セットの変換を行いません。これには、
GRAPHIC
、VARGRAPHIC
、DBCLOB
の各データ型やENCODING_SCHEME
が'M
'(複数CCSIDセットまたは複数エンコーディング方法)または'U
' (Unicode)で定義された表のCHAR
、VARCHAR
およびCLOB
があります。これらのデータは、ソースとターゲットのシステムが同じCCSIDの場合にのみサポートされます。 -
Oracle GoldenGateでは、ASCII、EBCDICおよびUnicodeデータ形式がサポートされます。Oracle GoldenGateは、ASCIIとEBCDICの間でデータを自動的に変換します。Unicodeは変換されません。
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Oracle GoldenGateでは、サポートされていないDB2 for z/OSのデータ型にリストされたもの以外のほとんどのDB2のデータ型がサポートされます。
サポートの制限事項
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浮動小数点数の範囲および精度のサポートは、ホスト・マシンによって異なります。通常は有効桁数が16桁の精度ですが、データベースのドキュメントで想定されている近似について確認してください。Oracle GoldenGateでは、サポートされる精度を超える値は丸められるか切り捨てられます。
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Oracle GoldenGateでは、サイズが4Kを超えるオブジェクトのフィルタリング、列マッピングや操作はサポートされません。4K以下のオブジェクトには、Oracle GoldenGateのすべての機能を使用できます。
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Oracle GoldenGateでは、最大9桁の小数値までの
TIMESTAMP
およびTIMEZONE
を伴うTIMESTAMP
をサポートしますが、それ以上の桁数はサポートしません。