DDLトリガーのトレース

Oracle GoldenGate DDLトリガーのアクティビティをトレースするには、次のツールを使用します。

  • ggs_ddl_trace.logトレース・ファイル: Oracle GoldenGateでは、OracleのUSER_DUMP_DESTディレクトリにトレース・ファイルを作成します。RACでは、各ノードにそのノードのDDLトレースをキャプチャする独自のトレース・ファイルが存在します。トレース・ファイルは、次のように問い合せることができます。

    select value from sys.v_$parameter where name = 'user_dump_dest';
    
  • ddl_tracelevelスクリプト: このスクリプトを編集して実行し、トレース・レベルを設定します。値Noneでは、致命的エラーとインストール・ログ以外、DDLトレースは生成されません。デフォルト値の0では、最小限のトレース情報が生成されます。値1または2では、トレース・ファイルに多くの情報が生成されます。サポート・ケースの一環としてOracle GoldenGateテクニカル・サポートのアナリストから求められないかぎり、1または2は使用しないでください。

  • ddl_cleartraceスクリプト: このスクリプトを定期的に実行して、トレース・ファイルの増大によりディスク領域が過度に使用されることを防止します。ファイルは削除されますが、Oracle GoldenGateによって別のファイルが作成されます。DDLトリガーは、Oracleディレクトリの領域が少なくなるとトレース・ファイルへの書込みを停止し、領域が再度使用可能になると書込みを再開します。このスクリプトは、Oracle GoldenGateディレクトリにあります。スクリプトを実行する前に、トレース・ファイルをバックアップします。