自動証跡ファイル・リカバリの使用方法
証跡リカバリ・プロセスには、場合によって、破損または欠落した証跡ファイルをOracle GoldenGateが自動的に再作成する機能があります。Extractポンプの再起動時にポンプが書き込んでいた最後の証跡が存在しない場合、Extractポンプはターゲット・システム上で欠落した証跡ファイルの再作成を試みます。これは、プロセスのチェックポイント情報と前回の有効な証跡ファイルを使用して自動的に実行されます。Replicatプロセスは、新しい証跡リカバリ機能によって再作成された証跡ファイル内に重複データがあると、そのデータを自動的にスキップします。このリカバリは、この順序番号以降にターゲット証跡が1つ以上あり、Extractポンプの読取り元のソース上に証跡ファイルがまだ存在する場合に発生します。
このプロセスは、ターゲット上で破損または無効な証跡ファイルを再作成する場合にも使用できます。破損した証跡ファイルとそれ以降の証跡ファイルを単純に削除してから、Extractポンプを再起動します。この新しい動作では、PURGEOLDEXTRACTS MINKEEP
ルールを適切に構成して、ターゲット環境の再構築に使用できるソースの証跡ファイルが必ず存在するようにしておくことをお薦めします。この機能では、ソースとターゲットの両方のサーバーでOracle GoldenGateリリース12.1.2.1.8以上が使用されている必要があります。NOFILTERDUPTRANSACTIONS
を指定してReplicatを起動すると、Replicatのデフォルト動作が無効になり、ターゲット・データベースに適用済のトランザクションが再度適用される可能性があるため、それは実行しないでください。