Oracle GoldenGateのサブディレクトリ

Oracle GoldenGate Classic Architectureインストール・ディレクトリのサブディレクトリについて学習します。これはOracle GoldenGate Microservices Architectureには適用されません

表A-2 Oracle GoldenGate Classic Architectureのインストール・サブディレクトリ

ディレクトリ 説明

br

制限付きのリカバリ機能用のチェックポイント・ファイルが含まれます。

cfg

Oracle GoldenGate Monitorの構成に使用されるプロパティおよびXMLファイルを格納します。

dirdb

Oracle GoldenGate MonitorアプリケーションまたはOracle Enterprise Manager内で使用するためにOracle GoldenGateインスタンスから収集された情報の永続化に使用されるデータ・ストアを格納します。

dirchk

ExtractプロセスおよびReplicatプロセスによって作成されるチェックポイント・ファイルを格納します。これらのファイルには、データの正確さとフォルト・トレランスを確保するために現在の読み書き位置が保存されます。Oracle GoldenGateの内部形式で書き込まれます。

ファイル名の形式はgroup_name+sequence_number.extです。sequence_numberは古いファイルに追加される連続した番号です。extは、 Extractチェックポイント・ファイルの場合はcpe、Replicatチェックポイント・ファイルの場合はcprです。

これらのファイルは編集しないでください。

例:

ext1.cpe

rep1.cpr

dircrd

資格証明ストア・ファイルを格納します。

dirdat

Replicatプロセスまたは別のアプリケーションやユーティリティによる追加処理に抽出されたデータを保存するためにExtractプロセスによって作成される、Oracle GoldenGateの証跡ファイルおよび抽出ファイルのデフォルトの場所です。Oracle GoldenGateの内部形式で書き込まれます。

ファイル名の形式は、ユーザーが定義した2文字の接頭辞の後に9桁の順序番号を続けたもの(証跡ファイル)か、ユーザーが定義した関連するExtractプロセス・グループの名前(抽出ファイル)です。

これらのファイルは編集しないでください。

例:

rt000001

finance

dirdef

DEFGENユーティリティで作成される、異機種同期環境で使用されるソースまたはターゲットのデータ定義を保持するデータ定義ファイルのデフォルトの場所。外部ASCIIで書き込まれます。ファイル名の形式は、DEFGENパラメータ・ファイルで指定されたユーザー定義の名前です。

これらのファイルを編集して、新たに作成された表の定義を追加できます。定義ファイルの編集方法がわからない場合には、Oracle GoldenGateのテクニカル・サポートに問い合せてください。

例:

defs.dat

dirdmp

内部アクティビティ・ロギング・メカニズムをサポートするトレースまたはダンプ、ファイルを格納します。このディレクトリはClassic Architectureのみに適用されます。「Oracle GoldenGate Classic Architectureの概要」を参照してください。

dirjar

Oracle GoldenGate MonitorをサポートするJava実行可能ファイルが含まれます。

dirpcs

ステータス・ファイルのデフォルトの場所です。ファイル名の形式は、group.extensionで、groupはグループの名前、extensionpce (Extract)、pcr (Replicat)またはpcm (Manager)のいずれかです。

これらのファイルが作成されるのは、プロセスを実行している間だけです。ファイルの内容はプログラム名、プロセス名、ポート番号およびプロセスIDです。

これらのファイルは編集しないでください。

例:

mgr.pcm

ext.pce

dirprm

Oracle GoldenGateのプロセスのグループまたはユーティリティのランタイム・パラメータを保存するためにOracle GoldenGateによって作成される、Oracle GoldenGateパラメータ・ファイルのデフォルトの場所。外部ASCII形式で書き込まれます。ファイル名形式は、group name/user-defined name.prmまたはmgr.prmです。

プロセスの停止後、Oracle GoldenGateパラメータの値を変更するために、これらのファイルを編集できます。テキスト・エディタから直接編集することも、GGSCIでEDIT PARAMSコマンドを使用して編集することもできます。

例:

defgen.prm

finance.prm

dirrec

Oracle GoldenGateでは使用しません。

dirrpt

処理実行に関連する統計情報をレポートするためにExtract、ReplicatおよびManagerの各プロセスによって作成されるプロセス・レポート・ファイルの既定の場所です。外部ASCII形式で書き込まれます。

ファイル名形式は、group name+sequence number.rptです。sequence numberは古いファイルに追加されるシーケンス番号です。

これらのファイルは編集しないでください。

例:

FIN2.rpt

MGR4.rpt

dirsql

Oracle GoldenGateをサポートするトレーニング・スクリプトおよびユーザー作成のSQLスクリプトを格納します。

dirtmp

キャッシュ・マネージャに割り当てられたメモリー・サイズを上回る場合に、トランザクション・データを保存するデフォルトの場所です。これらのファイルは編集しないでください。

dirwlt

Oracle GoldenGateウォレット・ファイルを格納します。

UserExitExamples

ユーザー・イグジットの作成を支援するサンプル・ファイルが含まれます。