Oracle以外のデータベースのためのOracle GoldenGateへのパッチ適用

次のステップでは、Oracle GoldenGate用にリリースされたOracle以外のデータベースのパッチをインストールする方法について説明します。

  1. (ソースおよびターゲット・システム)ソース・システムとターゲット・システムの現在のOracle GoldenGateインストール・ディレクトリと、クラスタ内の共有ドライブにインストールしたすべての作業ディレクトリ(該当する場合)をバックアップします。

  2. (必要に応じて、ソースおよびターゲット・システム)パッチ・バージョン19c (19.1.0)のOracle GoldenGateを各システムの新しいディレクトリに展開します(現在のOracle GoldenGateディレクトリではありません)。サブディレクトリは作成しないでください。インストール・ファイルが展開されるまでのステップを完了します。

  3. (ソース・システム) Oracle GoldenGate構成のオブジェクトに対するユーザー・アクティビティを停止します。

  4. (ソース・システム)ソース・システムのGGSCIで、トランザクション・ログ内に処理するデータが残っていないことが示されるまで、LOGENDオプションを指定したSEND EXTRACTコマンドを発行します。

    GGSCI> SEND EXTRACT group LOGEND
  5. (ソース・システム) GGSCIで、Extractとデータ・ポンプを停止します。
     GGSCI> STOP EXTRACT group
  6. (ターゲット・システム)各ターゲット・システムのGGSCIで、証跡のすべてのデータの処理が完了したことを示す"At EOF"ステータスが表示されるまで、STATUSオプションを指定したSEND REPLICATコマンドを発行します。すべてのReplicatプロセスがAt EOFを戻すまで、すべてのターゲット・システムでこれを行う必要があります。

    GGSCI> SEND REPLICAT group STATUS
  7. (ターゲット・システム) GGSCIで、すべてのReplicatプロセスを停止します。

    GGSCI> STOP REPLICAT group
  8. (ソースおよびターゲット・システム) GGSCIで、ソース・システムとターゲット・システムのManagerを停止します。
    GGSCI> STOP MANAGER
  9. (DDLレプリケーションが有効にされているMySQLのソース)パッチ適用処理中に新しいDDL操作がないことを確認し、次のコマンドを実行してメタデータ・サーバーを停止します。

    ./ddl_install.sh stop user-id  password  port-number
  10. (ソースおよびターゲット・システム)展開したOracle GoldenGateファイルを新規ディレクトリから、ソース・システムとターゲット・システム上の既存のOracle GoldenGateディレクトリに移動します。

  11. (DB2 for i)引数なしでggos400installを実行します。アップグレードの場合、引数は必要ありません。ただし、ライブラリを変更した場合は、削除するまで古いライブラリがシステムに残ります。ggos400installの詳細は、Oracle GoldenGateのインストールDB2 for iのインストールを参照してください。

  12. ノート:

    (SQL ServerのためのOracle GoldenGate Extractの場合のみ)このステップを実行する前に、「SQL ServerのためのOracle GoldenGateへのパッチ適用 - Extractの要件」のステップを確認します。
    GGSCIで、次の順序に従って、ソース・システムとターゲット・システムのOracle GoldenGateプロセスを開始します。
    GGSCI> START MANAGER
    GGSCI> START EXTRACT group
    GGSCI> START EXTRACT pump
    GGSCI> START REPLICAT group
  13. (DDLレプリケーションが有効にされているMySQLのソース)次のコマンドを実行して、metadata_serverを再起動します。
    ./ddl_install.sh start user-id  password  port-number

関連項目: