APPLY_PARALLELISM | MAX_APPLY_PARALLELISM | MIN_APPLY_PARALLELISM

適用対象

Oracle、パラレルReplicat

説明

パラレルReplicatには、2つの操作形式があります。一定数のアプライヤ・スレッドで実行することも、トランザクションの組合せに基づいて動的にアプライヤの数を調整することもできます。ここに示すパラメータでは、この動作を制御します。この動作は、パラメータAPPLY_PARALLELISMMAX_APPLY_PARALLELISMおよびMIN_APPLY_PARALLELISMを使用して、アプライヤ・スレッドの数および接続の初期数を増減することで調整できます。

これらのパラメータが設定されていない場合、パラレルReplicatのデフォルトの動作では、ターゲット・データベースに変更を適用するために4つのアプライヤが使用されます。APPLY_PARALLELISMでは、アプライヤ・プロセスの数を制御します。APPLY_PARALLELISMが設定されていると、アプライヤの数は、トランザクションの組合せに基づいた動的な増減が実施されなくなります。APPLY_PARALLELISMが設定されている場合、パラレルReplicatによって適用できる同時トランザクション数がアプライヤ・スレッドの数より少なくなることがあります。その結果として、アイドル状態のアプライヤ・スレッドが発生する可能性があります。

MAX_APPLY_PARALLELISMMIN_APPLY_PARALLELISMは、パラレルReplicatのプロセスがトランザクションの組合せに基づいて動的にアプライヤ・スレッドの数を調整できるようにする場合に使用します。アプライヤ・スレッドの最大数(MIN_APPLY_PARALLELISM)と最小数(MAX_APPLY_PARALLELISM)を設定することで、Replicatが自動的に調整する並列度の範囲を定義できます。接続の初期数は、この2つのパラメータの中間値になります。

APPLY_PARALLELISMは、MAX_APPLY_PARALLELISMおよびMIN_APPLY_PARALLELISMと同時に使用できません。MAX_APPLY_PARALLELISMMIN_APPLY_PARALLELISMを使用しているときには、APPY_PARALLELSIMを設定しないでください。APPLY_PARALLELISMを設定したときには、MAX_APPLY_PARALLELISMMIN_APPLY_PARALLELISMを使用しないでください。

Oracle DatabaseのためのOracle GoldenGateの使用並列Replicatの基本パラメータを参照してください。

構文

MIN_APPLY_PARALLELISM value 
MAX_APPLY_PARALLELISM value

MIN_APPLY_PARALLELISM 2

MAX_APPLY_PARALLELISM 10