DEFSFILE
適用対象
DEFGEN
説明
DEFSFILE
パラメータでは、DEFGEN
がデータ定義を書き込むファイルの名前を指定します。デフォルトでは、データ定義ファイルは、ローカル・オペレーティング・システムの文字セットで書き込まれます。文字セットを変更するには、CHARSET
オプションを使用します。
デフォルト
なし
構文
DEFSFILE file_name [APPEND | PURGE] [CHARSET character_set] [FORMAT RELEASEmajor
.minor
]
-
file_name
-
相対ファイル名または完全修飾ファイル名。このファイルはDEFGENを実行するときに作成されます。
-
APPEND
-
指定したファイルがすでに存在している場合、
DEFGEN
に、既存のコンテンツの末尾に(現在の実行から)新しいコンテンツを書き込ませます。すでに存在している定義ファイルが古いOracle GoldenGateリリース・バージョンである場合は、FORMAT RELEASE
オプションを既存のファイルと同じバージョンに設定するとエラーを防ぐことができます。そうしないと、DEFGEN
は新しいメタデータ機能を追加しようとして異常終了します。APPEND
を使用する場合、次の制約があります。-
既存のデータ定義ファイルがOracle GoldenGate 11.2.1より古いフォーマットの場合、
DEFGEN
は、マルチバイトおよび特殊文字を含む表名および列名がサポートされていない古いフォーマットで、表定義を追加します。 -
既存のデータ定義ファイルがリリース11.2.1で導入されたフォーマットより新しい場合、
DEFGEN
は、ファイルの既存の文字セットで表定義を追加します。 -
既存のファイルがバージョン11.2以前の場合は、ファイルが作成されたときに、3つの部分からなるオブジェクト名が
DEFGEN
でサポートされていません。新しいメタデータに3つの部分からなる名前が含まれるとエラーが発生します。DEFGEN
パラメータ・ファイルでNOCATALOG
パラメータを使用してコンテナまたはカタログの部分を削除すると、Oracleコンテナ・データベースのオブジェクトを指定できます。
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-
PURGE
-
現在の実行で新しいコンテンツを書き込む前に、
DEFGEN
に指定したファイルをパージさせます。PURGE
を使用すると、古いバージョンのDEFGEN
によって作成された既存の定義ファイルを、新しい機能(3つの部分からなるオブジェクト名など)をサポートする新しいメタデータで上書きできます。 -
CHARSET
character_set
-
定義ファイルを指定した文字セットで生成します。
CHARSET
を指定しない場合、オペレーティング・システムのデフォルトの文字セットが使用されます。リリース11.2.1以降の定義ファイルにAPPEND
モードが指定されている場合、CHARSET
は無視され、既存の定義ファイルの文字セットが使用されます。 -
FORMAT RELEASE
major.minor
-
DEFGEN
によって定義ファイルに送られる定義のメタデータ・フォーマットを指定します。リーダー・プロセスは、メタデータに基づいて、ファイル・レコードが自身がサポートしているバージョンかどうかを把握します。メタデータのフォーマットは、Oracle GoldenGateプロセスのリリースによって異なります。古いOracle GoldenGateリリースには、新しいリリースとは異なるメタデータが含まれます。定義ファイルを使用するプロセスが、現在のOracle GoldenGateバージョンよりも古い場合は、FORMAT
を使用します。-
FORMAT
は必須のキーワードです。 -
RELEASE
はOracle GoldenGateのリリース・バージョンを指定します。major
はメジャー・バージョン番号で、minor
はマイナー・バージョン番号です。X.x
には、Oracle GoldenGateの現在または以前のGenerally Available (GA)リリースを指定する必要があります。有効な値は、9.0から現在のOracle GoldenGateX.x
バージョン番号(たとえば11.2または12.1)です。(9.0以前のOracle GoldenGateリリースを使用している場合は、9.0または9.5を指定してください。)リリース・バージョンは、プログラムによって適切な内部互換性レベルにマッピングされます。デフォルトは、このトレイルに書き込むプロセスの現在のバージョンです。12.1より前の
RELEASE
のリリースでは、3つの部分からなるオブジェクト名はサポートされません。
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FORMAT RELEASE
major.minor
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Extractから、トレイル、ファイル、または(リモート・タスクの場合)別のプロセスに送信されるデータのメタデータ・フォーマットを指定します。リーダー・プロセスは、メタデータに基づいて、データ・レコードが自身がサポートしているバージョンかどうかを把握します。メタデータのフォーマットは、Oracle GoldenGateプロセスのリリースによって異なります。古いOracle GoldenGateリリースには、新しいリリースとは異なるメタデータが含まれます。
FORMAT RELEASE
では、Oracle GoldenGateのリリース・バージョンを指定します。major
はメジャー・バージョン番号、minor
はマイナー・バージョン番号です。X.xには、Oracle GoldenGateの現在または以前のGenerally Available (GA)リリースを指定する必要があります。有効な値は、11.1から現在のOracle GoldenGate X.xバージョン番号(たとえば11.2または12.1)です。リリース・バージョンは、プログラムによって適切なトレイル・フォーマット互換性レベルにマッピングされます。デフォルトは、このトレイルに書き込むプロセスの現在のバージョンです。ノート:
12.1より前のRELEASE
のリリースでは、3つの部分からなるオブジェクト名はサポートされません。ノート:
単一のExtractで複数の証跡を使用する場合は、同じRELEASE
バージョンのみが共存できます。Oracle Database 12.2以降では、次の設定がサポートされます。
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互換性が12.1に設定されたOracle Database 12.2以降の非CDBの場合は、
FORMAT RELEASE
12.2以上がサポートされます。 -
互換性が12.2に設定されたOracle Database 12.2以降の非CDBの場合は、
FORMAT RELEASE
12.2以上がサポートされます。 -
互換性が12.2に設定されているOracle Database 12.2以降のCDB/PDBの場合は、
FORMAT RELEASE
の値に12.3以上のみがサポートされます。これは、PDBのローカルUNDO操作を使用しているためです。trx IDの一意性を保証するためにPDB番号を使用してトランザクションIDを増やす必要があります。
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例
DEFSFILE ./dirdef/orcldef CHARSET ISO-8859-11 FORMAT RELEASE 11.2
親トピック: Oracle GoldenGateパラメータ