INSERTAPPEND | NOINSERTAPPEND
適用対象
Replicat (Oracle非統合モード)
説明
INSERTAPPEND
およびNOINSERTAPPEND
パラメータでは、非統合モードで実行しているReplicatが、Oracleターゲット表にINSERT
操作(配列のバインディングに使用)を適用するときにAPPEND
ヒントを使用するかどうかを制御します。これらのパラメータは、Oracleデータベースにのみ有効で、BATCHSQL
モードとのみ互換性があります。
INSERTAPPEND
を指定すると、Oracleターゲット表にINSERT
操作を適用するときに、ReplicatはAPPEND_VALUES
ヒントを使用します。レプリケートされるトランザクションが大きく、同一の表への複数の挿入が含まれている場合、ヒントの使用は適切なパフォーマンスの向上策です。トランザクションが小さい場合にINSERTAPPEND
を使用すると、パフォーマンスが低下することがあります。APPEND
ヒント使用の詳細は、Oracleのマニュアルを参照してください。
INSERTAPPEND
を使用する場合は、BATCHSQL
パラメータを使用する必要があります。 BATCHSQL
を使用しない場合、Replicatは異常終了します。
これらのパラメータは2つの方法で使用でき、パラメータ・ファイルのルートで単独パラメータとして使用する場合は、一方のパラメータは、もう一方のパラメータが見つかるまで、それ以降のすべてのTABLE
またはMAP
文に有効です。1つのMAP
文内で使用する場合は、このMAP
文よりも先に指定されているすべての単独のINSERTAPPEND
またはNOINSERTAPPEND
エントリよりも優先されます。
表が行圧縮またはHybrid Columnar圧縮で圧縮されている場合、Replicatによって適用されるDMLは、このパラメータを使用していても圧縮されることはありません。
MAP
パラメータの詳細は、TABLE | MAPを参照してください。
デフォルト
NOINSERTAPPEND
構文
INSERTAPPEND | NOINSERTAPPEND
例
- 例1
-
次の例は、Replicatパラメータ・ファイルの一部です。
INSERTAPPEND
が、inventory
表を除くfin
スキーマ内のすべての表に対して使用されています。BATCHSQL INSERTAPPEND MAP fin.*, TARGET fin2.*; MAPEXCLUDE fin.inventory; NOINSERTAPPEND MAP fin.inventory, TARGET fin2.inventory;
- 例2
-
次の例は、Replicatパラメータ・ファイルの一部です。
INSERTAPPEND
が、inventory
表を除くMAP
文のすべての表に対して使用されます。BATCHSQL MAP fin.orders, TARGET fin.orders; MAP fin.customers, TARGET fin.customers; MAP fin.inventory, TARGET fin.inventory, NOINSERTAPPEND;
親トピック: Oracle GoldenGateパラメータ