新機能
この項では、Oracle GoldenGateの現在のリリースで使用可能な新機能について説明します。
OUIおよびOPatchのJDKバージョン要件
Oracle GoldenGateのインストールに使用されるOracle Universal Installer (OUI)は、JDKまたはJavaコンポーネントにあるセキュリティの脆弱性に対応するため、Oracle GoldenGate製品とは別に更新する必要があります。デフォルトのJDK/JREをインストールまたはアップグレードするための要件を理解するために、MOSノートドキュメントID 2359395.1に記載されている手順に従ってください。
重要なセキュリティ更新19c (19.1.0.0.210720): 2021年7月
このリリースには、様々なCVEの重要なセキュリティ修正が含まれています。このリリースのOracle GoldenGateにアップグレードすることをお薦めします。
次のCVEに対処するためにjquery-1.6.1.min.jsが削除されました。
CVE-2011-4969
CVE-2012-6708
CVE-2015-9251
CVE-2019-11358
CVE-2020-11022
CVE-2020-11023
重要なセキュリティ更新19c (19.1.0)
- 重要なセキュリティ修正
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リリース19c (19.1.0.0.4): このリリースには、次のCVEを含む、重要なセキュリティ修正が含まれています。このリリースのOracle GoldenGateにアップグレードすることをお薦めします。
CVE-2019-11358:
JQUERY3.4.0へのアップグレードCVE-2018-11058: CVE-2018-11058の更新は、次のものにも対処しています。
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CVE-2016-0701
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CVE-2016-2183
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CVE-2016-6306
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CVE-2016-8610
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CVE-2018-11054
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CVE-2018-11055
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CVE-2018-11056
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CVE-2018-11057
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CVE-2018-15769
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リリース19.27.0.0.250613 - 2025年6月
AIX上にOracle GoldenGate Microservices Architectureを構築する場合、Oracle GoldenGate 19.27.0.0.250613以降でのサポートされている最小バージョンはAIX 7.2 TL5です。詳細は、動作保証マトリックスを参照してください。
リリース19.1.0.0.200714 — 2020年7月
- PostgreSQL
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- PostgreSQLバージョン10以上のExtractサポート
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PostgreSQLが拡張され、PostgreSQLバージョン10以上でExtractサポートを利用できます。
これにより、すべてのOracle GoldenGateサポート対象プラットフォームに共通の異種レプリケーションと同じものが実現されるため、PostgreSQLからOracleにレプリケートできます。サポートされている機能と要件の詳細は、異種データベースのためのOracle GoldenGateの使用を参照してください。
- PostgreSQLのSSLサポート
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Oracle GoldenGateが拡張され、GGSCI、Extract、Replicatおよびその他のプロセスを使用してデータベースに接続する一方向および双方向SSLの構成が可能になりました。
- Amazon RDS for PostgreSQLのサポート
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Amazon RDS for PostgreSQLのリモート・キャプチャおよび配信がサポートされます。
- Amazon Aurora PostgreSQL
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Amazon Aurora PostgreSQLのリモート・キャプチャおよび配信がサポートされます。
- リモート・キャプチャおよび配信のサポート
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リモート・キャプチャおよび配信は、すべてのPostgreSQLバージョンでサポートされます。
- Intervalデータ型のサポート
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キャプチャおよび配信でのIntervalデータ型のサポート。
- ハートビートのサポート
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PostgreSQLでのハートビートのサポート。
- WILDCARDRESOLVE DYNAMICのサポート
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wildcardresolve dynamicのサポートが提供されています。 - PostgreSQLキャプチャでのオブジェクト名に対するNLSグローバリゼーションのサポート
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キャプチャおよび配信は、オブジェクト名と列データのグローバリゼーションをサポートします。
- 時間による位置指定が発行された後、Extractでレコードを取得する必要があります(BEGIN NOW)
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Extractでは、
TIMESTAMPEOF、LSNおよびSTARTによる位置設定がサポートされます。 - 双方向ループの検出とサポート
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PostgreSQLでは、双方向のフィルタリング・パラメータ(
GETREPLICATES、IGNOREREPLICATES、GETAPPLOPS)を含む双方向レプリケーションがサポートされています。 - MANAGESECONDARYTRUNCATIONPOINTおよびNOMANAGESECONDARYTRUNCATIONPOINTのサポート
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PostgreSQLは、2次切捨てポイントの管理をサポートします。
- サポートされていないデータ型の処理
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サポートされていないデータ型の処理。
- チェンジ・データ・キャプチャと初期ロードのサポート
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チェンジ・データ・キャプチャおよび初期ロードは、PostgreSQLキャプチャでサポートされています。
リリース19.1.0.0.200414 — 2020年4月
リリース19c (19.1.0) - 2019年9月
- SQL Server
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- ALWAYSONREADONLYROUTINGという新しいTRANLOGOPTIONSパラメータ
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TRANLOGOPTIONS ALWAYSONREADONLYROUTINGパラメータを使用すると、SQL ServerのExtractでは、Always On可用性グループ・リスナーに接続しているときに、その読取り専用処理を使用可能な読取り用セカンダリにルーティングできるようになります。
- ADD TRANDATAおよびGLOBALSファイルの新しいFILEGROUPオプション
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FILEGROUPオプションは、表ごとにADD TRANDATAとともに使用するか、またはTRANDATAに追加されたすべての表に影響するGLOBALSファイル内で使用でき、これにより、データベースのデフォルトのファイルグループではなく、リストされているファイルグループに対するCDCステージング表を作成できます。
- TRANLOGOPTIONSとTRANCOUNTオプション
- 新しい
TRANCOUNTオプションを使用すると、SQL ServerのCDC表から一度にフェッチされる特定のトランザクション数を設定できます。 - 新しいHEARTBEATTABLEオプション
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この機能により、ターゲット専用として使用されるデータベースに対するOracle GoldenGateハートビート実装のインストールが可能になりますが、ハートビート表のソース・データベース実装に必要な機能は有効になりません。
GGSCIコマンド・インタフェースから、ハートビート表に対して次のオプションを使用できるようになりました。-
ADD HEARTBEATTABLE [TARGETONLY] -
ALTER HEARTBEATTABLE [TARGETONLY|NOTARGETONLY]
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リリース19c (19.1.0) - 2019年5月初期リリース
- Oracle GoldenGate Microservicesの新機能
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- Oracle GoldenGate Microservices Architectureでのキー管理サービスを使用した暗号化の管理
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Oracle GoldenGate Microservices Architectureでは、Oracle Key Vault (OKV)との統合を提供して、暗号化キーを集中管理します。Oracle GoldenGateでのKMSの使用も参照してください。
- ターゲット開始パス
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Microservicesのターゲット開始パスにより、受信側サーバーはターゲットのデプロイメントおよびプル証跡ファイルのDistributionサービスへのパスを開始できます。この機能を使用すると、受信側サーバーはDMZ (Demilitarized Zone)パスまたはクラウドからオンプレミスなどの環境にターゲット開始パスを作成できます。この場合、ソースOracle GoldenGateデプロイメントのDistributionサーバーは、ネットワーク・セキュリティ・ポリシーのために、ターゲット環境で受信側サーバーへのネットワーク接続を開けません。
- 新しい管理クライアント・コマンド
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次の管理クライアント・コマンドがOracle GoldenGate 19c (19.1.0)に追加され、ターゲット開始配信パスを使用できます。
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ADD RECVPATH -
START RECVPATH -
STOP RECVPATH -
DELETE RECVPATH -
ALTER RECVPATH
次のコマンドは、改良されたスクリプト(OBEY管理クライアント・コマンドを使用)をサポートするように設計されているため、スクリプト自体にユーザー名とパスワードを含める必要はなく、かわりに別名を使用できます。-
ADD CREDENTIALS -
INFO CREDENTIALS -
DELETE CREDENTIALS
UPGRADE HEARTBEATTABLEコマンドを使用すると、以前のOracle GoldenGateリリースを使用してADD HEARTBEATTABLEコマンドによって生成されたハートビート表を変更できます。セキュアではないユーザーによる更新操作に対して、セキュリティ役割を持つユーザーがサービスを有効および無効にできるように、次のコマンドが追加されました。-
DISABLE SERVICE -
ENABLE SERVICE
次のコマンドは、ExtractプロセスとReplicatプロセスの自動起動および自動再起動を可能にするプロファイルの制御に使用されます。-
ADD PROFILE -
DELETE PROFILE
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- Oracle Database
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- Microservicesの初期ロードの改善
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初期ロードに使用される一貫性のあるSCNは、初期ロードのExtractによって生成されるレポート・ファイルに自動的に格納されるため、これを使用してExtractおよびReplicatプロセスを正確に配置し、重複レコードを回避できます。
- Extractの再構築に関する詳細を含むように拡張されたハートビート表
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この機能により、Replicatでは、より新しいソース再開位置を維持し、REDO保存期間を最小限に抑えることができます。この機能は、新しいハートビート表に対してデフォルトで有効です。既存のハートビート表は、この拡張をサポートするようにアップグレードされます。拡張されたハートビート表は、古いバージョンのOracle GoldenGateが実行されているデプロイメントのハートビート表と相互運用されます。
より新しい再開位置を使用すると、自動競合検出解決(ACDR)表(Oracle間のCDR機能)のツームストン表の削除に関して、より積極的にパージするように構成できます。ACDRツームストン表は、Extractを再構築する場合および自動CDRを使用する場合にのみ関係します。この機能を使用するには、Oracle GoldenGateのソース・バージョンとターゲット・バージョンの両方が19c以上である必要があります。
- リモート統合Extractのエンディアン間サポート
- 統合Extractのエンディアン間相互運用は、統合Extractが実行されているサーバーのエンディアンがOracleインスタンスが実行されているサーバーのエンディアンと異なる場合に、自動的に有効になります。
統合ExtractプロセスがOracle GoldenGate 19cを使用してOracle Database 19cで実行されている場合は、COMPATABILITY 11.2.0.4以上のREDOログからキャプチャできます。これは、Linuxに構成されているOracle GoldenGateクラウド環境では、Linux、Windows、AIX、Tru64、OpenVMS、solaris SPARC、Solaris x86、HP-UXなど、Oracle Databaseを実行しているすべてのエンディアン・プラットフォームから、リモート・キャプチャを実行できることを意味します。これは、マルチテナント・アーキテクチャと非CDBアーキテクチャの両方とも連動します。
- DB2 for i
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- DBOPTIONS USEDATABASEENCODINGパラメータ
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DBOPTIONS USEDATABASEENCODINGパラメータが導入され、Extractがネイティブな文字エンコーディングでDBCS以外のデータのすべてのテキスト・データを証跡に格納できるようにまりました。 - DB2 for iでTRANLOGOPTIONS BUFSIZEパラメータを使用できる
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DB2 for iで
TRANLOGOPTIONS BUFSIZEパラメータを使用できます。
- Extractのスループットの向上
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Extractの効率性は以前のリリースよりも大幅に向上しています。スループットが向上する一方で、同じワークロードに対する全体的な処理リソースが削減されています。
テキストから
UNICODEへのデフォルトの変換とテキストの変換を行わない'COLCHARSET(PASSTHRU,*)'のスループットの相違は、Oracle GoldenGateでサポートされる文字セットに関して大幅に減少しています。
- TRANLOGOPTIONS MAXAUTOCMTTRANSSIZE
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このパラメータは、暗黙的に作成されるトランザクションに含まれるレコードの最大数を設定します。これは、1つの暗黙的なトランザクションにグループ化できる、明示的なトランザクション(CCIDが0)の一部ではないレコードの最大数に影響します。
- CSNの要件
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単一ジャーナルのExtractで、システム順序番号が必要なくなりました。ジャーナルに
RCVSIZOPT(*MAXOPT3)を使用して、完全な64ビットのジャーナル順序番号を有効にすることをお薦めします。これにより、定期的にジャーナル順序番号をリセットする必要がなくなります。 - DECFLOATデータ型
DECFLOATデータ型がサポートされます。Oracle GoldenGateでは、
DECFLOATを他の数値データ型に自動的にマップできますが、精度や値が大きくなる場合があります。ターゲット・データ型で、ソースに挿入される値をサポートできることを確認してください。DECFLOATの@COMPUTEは、17桁以下の値でのみ使用できます。場合によっては@STRNUMを使用する必要があります。- 実行時間の長いトランザクション(LRT)のサポート
- LRTの機能である
SHOWTRANS、SKIPTRANS、FORCETRANSがサポートされます。
- DB2 LUW
- DB2 z/OS
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- オンライン・スキーマ変更のサポート
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Extractでのオンラインの
TABLE CREATE、DROPおよびADD、ALTER、DROP COLUMNコマンドのサポート。Extractの新しい表メタデータを取得するためにExtractを停止して再起動する必要はありません。完全な表バージョン履歴がサポートされます。
- DECFLOATデータ型
DECFLOATデータ型がサポートされます。Oracle GoldenGateでは、
DECFLOATを他の数値データ型に自動的にマップできますが、精度や値が大きくなる場合があります。ターゲット・データ型で、ソースに挿入される値をサポートできることを確認してください。DECFLOATの@COMPUTEは、17桁以下の値でのみ使用できます。場合によっては@STRNUMを使用する必要があります。