6 drgnコマンド・リファレンス

この表は、drgnコマンドに関する情報を示しています。

アクション コマンド 説明

Pythonシェルを起動して、/proc/kcoreライブ・システム・イメージの内容を分析します。

sudo drgn

実行中のライブ・カーネルをデバッグするための情報を提供します。

Pythonシェルを起動して、実行中のカーネルまたはvmcoreクラッシュ・ダンプ用の別のダンプ・ファイルの内容を分析します。

sudo drgn -c path/to/dumpfile

実行中のカーネルまたは生成されたクラッシュ・ダンプをデバッグするための情報を提供します。

Pythonシェルを起動してダンプ・ファイルの内容を分析し、vmlinuxおよびモジュール・シンボルを指定します。

sudo drgn -c path/to/dumpfile -s path/to/vmlinux

実行中のカーネルまたは生成されたクラッシュ・ダンプをデバッグするための情報を提供し、関連するカーネル・モジュールでフィルタリングします。

drgnコマンドで提供されるその他のオプションを確認します。

sudo drgn -h

drgnコマンドのコマンドライン・オプションのリストを提供します。

ノート:

exit()と入力するか、[Ctrl] + [D]キーを押してPythonシェルを終了します。

たとえば、ライブ・カーネルの/proc/kcoreをデバッグし、カーネル・ドライバを指定するには、次のコマンドを実行します:

sudo drgn  -c /proc/kcore -s /usr/lib/debug/lib/modules/$(uname -r)/vmlinux \
   -s /lib/modules/$(uname -r)/kernel/net/netfilter/xt_comment.ko.xz

vmcoreクラッシュ・ダンプ・ファイルに対して同じ操作を実行するには:

sudo drgn -c /var/crash/127.0.0.1-2023-06-02-09:33:07/vmcore \
 -s /usr/lib/debug/lib/modules/5.15.0-101.103.2.1.el8uek.x86_64/vmlinux \
 -s /lib/modules/5.15.0-101.103.2.1.el8uek.x86_64/kernel/net/netfilter/xt_comment.ko.xz