ファイル・システムの構築

mkfsコマンド構文を使用すると、ブロック・デバイス上にファイル・システムを構築できます。

sudo mkfs [options] device

通常、-t fstype-L labelオプションは、mkfsコマンドで使用されます。次の例では、Projectというラベルが付いたext4ファイル・システムを構築します。

sudo mkfs -t ext4 -L Projects /dev/sdb1

ファイル・システム・タイプを指定しないと、デフォルトでext2ファイル・システムが作成されます。

-t fstypeを省略し、かわりに、/sbinでリストされる適切な完全mkfs.<extension>コマンドを使用することもできます。次のコマンドは、前述のコマンドと同じ結果を生成します。

sudo mkfs.ext4 -L Projects /dev/sdb1

ファイル・システム・タイプを表示する場合は、blkidコマンドを使用します。次に例を示します。

sudo blkid /dev/sdb1

前述のコマンドの出力は、次のようになります。

/dev/sdb1: UUID="ad8113d7-b279-4da8-b6e4-cfba045f66ff" BLOCK_SIZE="512" TYPE="ext4" 
  PARTUUID="PARTUUID="6a0cf5e9-09e5-40cf-ab47-3166e1c60f24" LABEL="Projects"

各ファイル・システム・タイプでは複数の機能がサポートされており、それらは、mkfsコマンド形式または完全mkfs.<extension>コマンドでさらにオプションを指定することで有効または無効にできます。たとえば、-Jオプションを使用すると、ext*ファイル・システム・タイプで使用されるジャーナルのサイズと場所を指定できます。

詳細は、blkid(8)mkfs(8)およびmkfs.fstype(8)のマニュアル・ページを参照してください。