cpupowerを使用したCPU電源の状態の制御
cpupowerコマンドを使用して、x86_64 CPU統計を確認し、x86_64 CPU電力状態を変更します。
cpupowerコマンドを実行する前に、kernel-toolsパッケージをインストールします。 この前提条件は、Oracle Linux 8がUnbreakable Enterprise Kernel (UEK)またはRed Hat Compatible Kernel (RHCK)で実行されているかどうかに関係なく同じです。
cpupowerコマンドの詳細は、cpupower(1)マニュアル・ページを参照してください。
cpupower monitorコマンドを使用すると、システムにアクセスできる各CPUの現在のアクティビティ・レベルを表示できます。 デフォルトで生成されたレポートを確認するには、次のコマンドを実行します:
cpupower monitorレポート出力をカスタマイズするオプションの詳細は、cpupower-monitor(1)マニュアル・ページを参照してください。
前のコマンドでは、アクティビティ統計情報に加えて、アイドルCPUの消費電力を削減するためにアクティブ化されたすべてのCステートの統計情報も表示されます。 使用可能なC状態のリストを確認するには、次のコマンドを実行します:
cpupower idle-infoCステートは、idle-setコマンドを使用して有効化および無効化でき、-cオプションを使用して、これらの変更を使用可能なCPUのサブセットに制限できます。 Cステートの詳細およびそれらの有効化または無効化方法については、cpupower-idle-info(1)マニュアル・ページを参照してください。
Oracle Linuxシステムは、異なるCPU周波数ガバナーに切り替えることで、CPUパフォーマンスを最大化したり、逆にCPU消費量を削減したりするために最適化できます。 アクティブなCPU周波数ガバナーを確認するには、次のコマンドを実行します:
sudo cpupower frequency-info使用可能なCPU周波数ガバナーのリストを確認するには、前のコマンドに--governorsオプションを追加します:
sudo cpupower frequency-info --governors別のCPU周波数ガバナーに切り替えるには、cpupower frequency-setコマンドを使用します。 たとえば、performance CPU周波数ガバナーに切り替えるには、次のコマンドを実行します:
sudo cpupower frequency-set --governor performanceCPU周波数ガバナーとその設定方法の詳細は、cpupower-frequency-set(1)マニュアル・ページを参照してください。