ファイル・システムおよびストレージ

ファイル・システムおよびストレージに関連する次の機能は、Oracle Linux 8では非推奨です。

elevatorカーネル・コマンド

elevatorカーネル・コマンドライン・パラメータでは、すべてのデバイスのディスク・スケジューラが設定されます。カーネルによって自動選択されるスケジューラとは異なるスケジューラが必要な場合は、udevルールまたはTuneDサービスを使用して、優先するスケジューラを構成します。

UDP経由のNFSv3

デフォルトでは、NFSサーバーがUser Datagram Protocol (UDP)ソケットをオープンしたり、UDPソケットでリスニングしなくなりました。したがって、UDP経由のNFSv3は無効になり、サポートされなくなります。

peripetyパッケージ

peripetyパッケージは非推奨となりました。Peripetyストレージ・イベント通知デーモンでは、ストレージの問題を調査できるように、システム・ストレージ・ログが、構造化されたストレージ・イベントへと解析されます。

VDO書込みモード

  • sync
  • async-unsafe
  • auto

これらのモードのかわりに、書込みモードとしてasyncを使用することをお薦めします。

VDO Manager

VDO Managerは非推奨であるため、LVM-VDO統合に置き換えられます。VDOボリュームを作成するには、かわりにlvcreateコマンドを使用することをお薦めします。

lvm2パッケージ内の/usr/sbin/lvm_import_vdoスクリプトを使用すると、VDO Managerで作成された既存のボリュームを変換できます。この方法では、これらのボリュームを、LVM-VDO統合を介して管理できます。

cramfsカーネル・モジュール

非推奨のcramfsカーネル・モジュールのかわりに、squashfsを使用することをお薦めします。