シェルおよびコマンドライン

Oracle Linux 8では、次のシェルおよびコマンドライン・コンポーネントは非推奨となりました。

OpenEXR

OpenEXRが非推奨となった結果、EXRイメージ形式がimagecodexモジュールでサポートされなくなりました。

dumpユーティリティ

dumpユーティリティがサポートされなくなったため、他のコマンドを使用してファイル・システムをバックアップしてください(tarddbaculaなど)。

dumpパッケージのrestoreコンポーネントは、引き続きサポートされており、別個のrestoreパッケージとして入手できます。

hidepid=nマウント・オプション

mountオプションとしてhidepid=nを指定することで/proc/[pip]へのアクセスを制御します。このオプションはsystemdインフラストラクチャと互換性がありません。これにより、特定のsystemdサービスでSELinux AVC拒否メッセージが生成されてその他の操作の完了が妨げられる可能性があります。

ABRTツール

Automatic Bug Reporting Tool (ABRT)は、アプリケーションのクラッシュを検出して報告するために使用します。このツールのかわりに、systemd-coredumpツールを使用して、プログラムのクラッシュ時に生成されるコア・ダンプをログ記録し格納してください。

udevデバイスの名前変更ヘルパー・ユーティリティ

ネットワーク・インタフェースの名前を変更するためのudevヘルパー・ユーティリティ/usr/lib/udev/rename_deviceが非推奨になりました。

ReaRのCrontab

rearパッケージにおいて/etc/cron.d/rear crontabが非推奨となりました。crontabユーティリティでは、ディスク・レイアウトの変更がモニターされて、変更が検出された場合にはrear mkrescueが実行されます。rear機能が必要な場合は、ReaRユーティリティを定期的に実行するように構成してください。

BaculaでのSQLite

Baculaバックアップ・システムのデータベース・バックエンドとしてのSQLiteのサポートは非推奨となりました。Baculaでサポートされているバックエンド(PostgreSQLやMySQLなど)のいずれかに移行する必要があります。

rawコマンド

将来のOracle Linuxリリースでは、非推奨の/usr/bin/rawコマンドを使用すると、エラーが発生する可能性があります。