はじめに
「Oracle® Linux: SELinuxの管理」は、SELinux機能の概要を示し、Oracle LinuxシステムでSELinuxを管理するタスクを含みます。
このガイドには、Oracle Linux 8に対してテストされたコンテンツが含まれていますが、通常はほとんどのOracle Linuxリリースに適用され、他のディストリビューションにも適用される可能性があります。
対象読者
このドキュメントは、Oracle Linuxの機能を構成および管理する必要がある管理者を対象としています。 読者は、Webテクノロジをよく理解しており、Linuxオペレーティング・システムの使用方法を一般的に理解していることを前提としています。必要な知識には、emacsやvimなどのテキスト・エディタの使用方法、cd、chmod、chown、ls、mkdir、mv、ps、pwd、rmなどの必須コマンド、およびmanコマンドを使用してマニュアル・ページを表示する方法が含まれます。
ドキュメントの編成
ドキュメントは、次の章で構成されています:
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第1章、「Oracle LinuxでのSELinuxの管理について」は、Oracle Linuxについて、SElinux機能とそのコンポーネントを説明しています。
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第2章、「SELinuxポリシーの管理」は、SELinuxポリシーについて説明しています。
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第3章、「SELinuxセキュリティ・コンテキストの管理」には、SELinuxが使用するセキュリティ・コンテンツについて説明しています。
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第4章、「SELinuxユーザーの管理」では、SELinuxユーザーの管理方法について説明しています。
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第5章、「アクセス拒否メッセージのトラブルシューティング」には、Oracle Linuxでのアクセス拒否メッセージのトラブルシューティング方法が説明されています。
関連ドキュメント
この製品のドキュメントは次の場所で入手できます。
表記規則
このドキュメントでは次の表記規則を使用します。
規則 |
意味 |
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太字 |
太字は、アクションに関連付けられているグラフィカル・ユーザー・インタフェース要素と、本文中または用語集で定義されている用語を示します。 |
イタリック体 |
イタリックは、ユーザーが特定の値を指定するプレースホルダー変数を示します。 |
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固定幅フォントは、段落内のコマンド、URL、サンプル・コード、画面に表示されるテキストまたは入力するテキストを示します。 |
ドキュメントのアクセシビリティについて
Oracleのアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility Programのwebサイト(https://www.oracle.com/corporate/accessibility/)を参照してください。
アクセシビリティのためのOracle Supportへのアクセス
サポートをご購入のOracleのお客様は、My Oracle Supportにアクセスして電子サポートを受けることができます。 詳細は、https://www.oracle.com/corporate/accessibility/learning-support.html#support-tabを参照してください。
ダイバーシティ&インクルージョン
Oracleはダイバーシティ&インクルージョンに積極的に取り組んでいます。 Oracleは、ソート・リーダーシップと革新性を高める社員の多様性を尊重し、その価値を重んじています。 従業員、お客様、パートナー様にポジティブな影響をもたらすインクルーシブな文化を醸成する私たちのイニシアティブの一環として、製品やドキュメントからインセンシティブな用語を取り除くように努めています。 また、Oracle製品および業界標準が進化する中、お客様の既存の技術との互換性を維持する必要性およびサービスの継続性確保の要求にも留意しています。 このような技術的な制限により、当社のインセンシティブな用語を削除する取組みは継続中であり、時間と皆様のご協力が必要となります。