udevadm情報の接頭辞

udevadm info --query=allコマンドからの出力には、値の関係を示す接頭辞が付きます。接頭辞の中には、単一の値のみを持つものと、複数の値を持つものがあります。たとえば、デバイス・パスの値は単数ですが、シンボリック・リンクとデバイス・プロパティが複数存在する可能性があります。udevadm infoコマンドの出力は、--query=<type>を変更することによって特定のタイプの情報に制限できます。問合せタイプが特殊な場合は、出力に接頭辞は返されません。

表2-1 udevadm infoの出力接頭辞

接頭辞 意味
P: /sys/のデバイス・パス
M: /sys/のデバイス名("P:"の最後のコンポーネント)
R: /sys/のデバイス番号("P:"の最後のコンポーネントの数値の接尾辞)
U: カーネル・サブシステム
T: サブシステム内のカーネル・デバイス・タイプ
D: カーネル・デバイス・ノードのメジャー/マイナー
I: ネットワーク・インタフェース索引
N: カーネル・デバイス・ノード名
L: デバイス・ノードのシンボリック・リンクの優先度
S: デバイス・ノードのシンボリック・リンク
Q: ブロック・デバイス順序番号(DISKSEQ)
V: 接続されたドライバ
E: デバイス・プロパティ