14.6 ADD_ERRORプロシージャのシグネチャ4

このプロシージャは、通知にインラインで表形式フォームのエラーを表示するために使用されるエラー・スタックにエラー・メッセージを追加します。検証または処理時にコールして、1つ以上のエラーをエラー・スタックに追加することができます。

注意:

このプロシージャは、Application Expressアプリケーションが最後の検証または処理を行う前にコールする必要があります。そのようにしないと、apex_error.c_on_error_pageの表示位置が指定されている場合を除いて、エラーは無視されます。

構文

APEX_ERROR.ADD_ERROR (
    p_message          in varchar2,
    p_additional_info  in varchar2 default null,
    p_display_location in varchar2,
    p_region_id        in number,
    p_column_alias     in varchar2 default null,
    p_row_num          in number );

パラメータ

表14-4 ADD_ERRORプロシージャのシグネチャ4のパラメータ

パラメータ 説明

p_message

表示されるエラー・メッセージ

p_additional_info

エラーがエラー・ページに表示される場合に必要なその他のエラー情報。

p_display_location

エラー・メッセージの表示位置を指定します。定数apex_error.c_inline_with field またはapex_error.c_inline_with_field_and_notifを使用します。結果の型に使用される定数および属性を参照してください。

p_region_id

現在ページの表形式フォーム・リージョンのID。IDは、ビューAPEX_APPLICATION_PAGE_REGIONSから読み取ることができます。

p_column_alias

apex_error.c_inline_with_fieldまたはapex_error.c_inline_with_field_and_notifが表示位置として使用されている場合に強調表示される、p_region_idに定義された表形式フォームの列エイリアス名。

p_row_num

エラーが発生した表形式フォームの行数。

この例では、列CUSTOMER_IDが強調表示されている、表形式フォームのカスタム・エラー・メッセージをエラー・スタックに追加する方法を示しています。エラー・メッセージは通知にインラインで表示されます。この例は、検証または処理の際に使用できます。

apex_error.add_error (
    p_message          => 'Invalid Customer ID!',
    p_display_location => apex_error.c_inline_with_field_and_notif,
    p_region_id        => l_region_id,
    p_column_alias     => 'CUSTOMER_ID',
    p_row_num          => l_row_num );