36.125 SET_SESSION_LIFETIME_SECONDSプロシージャ

このプロシージャは、現在のセッションの「最大セッションの長さ」の値を設定して、対応するアプリケーション属性を上書きします。これによって、開発者は、ユーザーの認証後に決定された条件に基づいてセッションの存続期間を動的に短縮また延長できます。

構文

APEX_UTIL.SET_SESSION_LIFETIME_SECONDS (
    p_seconds  IN    NUMEBER,
    p_scope    IN    VARCHAR2 DEFAULT 'SESSION');

パラメータ

表36-107 SET_SESSION_LIFETIME_SECONDSのパラメータ

パラメータ 説明

p_seconds

このアプリケーションで使用されるセッションが存在可能な秒数を示す正の整数。

p_scope

このパラメータは廃止されています。このプロシージャは常に、セッション全体の存続期間を設定します。

例1

次の例に、SET_SESSION_LIFETIME_SECONDSプロシージャを使用して、カレント・アプリケーションの「最大セッションの長さ」属性を7200秒(2時間)に設定する方法を示します。

p_scope入力パラメータで'SESSION'のデフォルト値が使用できるようになったため、次の例はカレント・セッションを使用するすべてのアプリケーションで実際に利用できます。複数のApplication Expressアプリケーションで共通の認証スキームが使用され、それらのアプリケーションが共通のセッションでスイートとして動作するように設計されている場合は、このユースケースが最も一般的なユースケースとなります。

BEGIN
   APEX_UTIL.SET_SESSION_LIFETIME_SECONDS(p_seconds => 7200);
END;

例2

次の例に、SET_SESSION_LIFETIME_SECONDSプロシージャを使用して、カレント・アプリケーションの「最大セッションの長さ」属性を3600秒(1時間)に設定する方法を示します。

BEGIN
    APEX_UTIL.SET_SESSION_LIFETIME_SECONDS(p_seconds => 3600); 
END;