第III部 エンタープライズ・デプロイメントの構成
エンタープライズ・デプロイメントの構成には、一連の手順が含まれます。LDAPの構成、WebLogic Kubernetes Operatorのインストール、Oracle Access Management (OAM)とOracle Identity Governance (OIG)のインフラストラクチャの作成、およびOracle HTTP Server、OAM、OIGの構成は、必須の手順です。
このガイドのこの部には、次の章が含まれます:
- 監視およびビジュアライゼーション・ソフトウェアのインストール
Kubernetesクラスタに独自の監視およびビジュアライゼーション・ソフトウェアをデプロイする場合は、この章で説明するステップを実行できます。 - イングレス・コントローラのインストールと構成
イングレス・コントローラは、単純なホストベースまたはURLベースのHTTOルーティングを可能にするロード・バランサです。 - Oracle Unified Directoryのインストールと構成
Kubernetesクラスタ内に、可用性の高い新しいOracle Unified Directory (OUD)デプロイメントを作成します。 - Oracle Unified Directory Services Managerのインストールおよび構成
Oracle Unified Directory Service Manager (OUDSM)は、Oracle Unified Directoryを管理するために使用されるグラフィカル・ユーザー・インタフェース(GUI)ツールです。本番環境では、OUDSMのインストールは必須ではありません。ただし、OUDSMによりOracle Unified Directoryの管理が容易になります。 - WebLogic Kubernetes Operatorのインストールと構成
WebLogic Operator for Kubernetesは、Kubernetesクラスタ内のWebLogicドメインの作成と管理を容易にします。 - Oracle HTTP Serverのインストールと構成
エンタープライズ・デプロイメントでは、Oracle HTTP ServerをWeb層の各ホストにインストールし、各ホストでOracle HTTPスタンドアロン・ドメインとして構成する必要があります。 - WDTを使用したOracle Access Managerの構成
エンタープライズ・デプロイメントの開始点として使用できる初期ドメインをインストールおよび構成します。後でドメインを構成します。 - WDTを使用したOracle Identity Governanceの構成
エンタープライズ・デプロイメントの開始点として使用する初期ドメインをインストールおよび構成します。後でこのドメインを構成します。 - Oracle Identity Role Intelligenceのインストールおよび構成
Oracle Identity Role Intelligence (OIRI)は、Oracle Identity Governanceで定義されたユーザーおよびグループを使用して認証します。したがって、最初にOracle Identity Governanceをインストールして構成する必要があります。 - Oracle Advanced Authentication、Oracle Adaptive Risk ManagementおよびOracle Universal Authenticatorのインストールおよび構成
Oracle Advanced AuthenticationおよびRisk Management (OAAおよびOARM)は、マルチファクタ認証を使用してユーザーを認証します。OAuth認証のためにOracle Access Managerと統合されます。 - ディザスタ・リカバリの構成
これまでのディザスタ・リカバリ・プランの多くには、メイン・システムとバックアップ・システム間のファイル・システムの同期が伴っていました。最も効果的な方法は、ディスク・レプリケーションによる同期です。