第I部 基本的な管理
Coherenceアプリケーションを本番環境に移行する際に、多数の管理タスクを考慮する必要があります。ネットワーク環境のテストおよび本番システムのチューニングなどのタスクはデプロイメントの成功に不可欠です。
第I部は、次の章で構成されています。
- Coherenceアプリケーションのデプロイ
Coherenceはアプリケーション・サーバーのスタンドアロン・アプリケーションまたはJava EEアプリケーションとしてデプロイできます。汎用アプリケーション・サーバー・デプロイメントの手順のほかに、WebLogic Serverデプロイメントの個別の手順が提供されています。 - ネットワーク・パフォーマンス・テストの実行
Coherenceではデータグラム・ユーティリティおよびメッセージ・バス・ユーティリティが提供され、2つ以上のコンピュータ間のネットワーク・パフォーマンスをテストできます。本番デプロイメントの前に、両方のテストの実行に成功する必要があります。 - マルチキャスト接続テストの実行
Coherenceにはマルチキャスト・テスト・ユーティリティが含まれ、ネットワーク環境がマルチキャスト通信をサポートしているかどうかを確認できます。本番デプロイメントの前に、マルチキャスト・テストの実行が成功する必要があります。 - パフォーマンス・チューニング
Coherenceソリューションを正常にデプロイするためには、アプリケーションおよび本番環境をチューニングし、最大のパフォーマンスを実現することが非常に重要です。 - 本番チェックリスト
Coherenceソリューションを開発またはテスト環境から本番環境にデータを移動する際に、本番に関連した多くの問題を考慮する必要があります。