8 既知の問題と回避策

この章では、このリリースの既知の問題および回避策について説明します。

サーバー証明書DNがATP/ADW-DでTLSを含む接続詳細と一致しない:

ATP/ADW-Dで構成されたデータサーバーに移動してTLSを含む接続詳細を選択すると、サーバー証明書の問題が原因でテスト接続に失敗します。これが発生するのは、プロパティoracle.net.ssl_server_dn_match=trueを設定してJDBCドライバをDN (サーバーの識別名)に強制的に一致させており、JDBC URLで指定されたDNがサーバー証明書で指定されたDNと一致していない場合です。

回避策として、JDBC URLに正しいDNを指定するか、ATP/ADWデータ・サーバーの「JDBC」タブでoracle.net.ssl_server_dn_match=falseを設定します。

たとえば、JDBC URLで予期されるDNは:

jdbc:oracle:thin:@(DESCRIPTION=(ADDRESS=(PROTOCOL=tcps)(HOST=servername)(PORT=
2484))(CONNECT_DATA=(SERVICE_NAME=servicename))(SECURITY=(SSL_SERVER_CERT_DN=\
"CN=server_test,C=US\")))

ODIインスタンスの再起動時のODI Studioの問題

ODIインスタンスの再起動後にODI Studioを起動すると、例外が発生します。回避策として、-cleanオプションを使用してODI Studioを起動し、キャッシュをクリアします。