11 Software as a Serviceの提供

この章では、SaaS環境で実行する共有アプリケーションを開発するために使用できるOracle TopLinkの機能について説明します。

この章では、SaaS環境で実行する共有アプリケーションを開発するために使用できるEclipseLinkの機能について説明します。

ユース・ケース

アプリケーションおよびデータが、複数のクライアントによって共有されるSaaS環境をユーザーが構築したいと考えています。

解決方法

拡張性、クライアント分離、外部メタデータ・ソースなど、TopLinkのSaaS機能を使用します。

拡張性、クライアント分離、外部メタデータ・ソースなど、EclipseLinkのSaaS機能を使用します。

コンポーネント

  • TopLink 12c (12.1.2.0.0)以上。

    注意:

    TopLinkのコア機能は、オープン・ソースのEclipse Foundationの永続性フレームワークであるEclipseLinkによって提供されています。EclipseLinkでは、Java Persistence API (JPA)、Java Architecture for XML Binding (JAXB)、および標準に基づいたその他の永続性テクノロジと、それらの標準の拡張が実装されます。TopLinkには、EclipseLinkのすべてに加え、Oracleの追加機能が含まれています。

  • EclipseLink 2.4以降。

ソリューションの概要

SaaS用のOracleプラットフォームには、Oracle Fusion Middlewareの一部であるTopLinkが含まれます。これにより、SaaSアプリケーションのビルド、デプロイおよび管理が可能になっています。TopLinkでは、クラウド対応のアプリケーションおよびサービスで永続性を管理できます。TopLinkでは、クライアントの分離、拡張性、外部メタデータ・ソースに対応する柔軟なSaaSソリューションを提供しながら、これらのアプリケーションの永続性レイヤーを重要なコンポーネントにする、高いパフォーマンスとスケーラビリティを維持しています。

EclipseLinkでは、クラウド対応のアプリケーションおよびサービスで永続性を管理できます。EclipseLinkは、高いパフォーマンスとスケーラビリティを維持しながら、マルチテナントおよび拡張性に対処する、柔軟なSaaSソリューションを提供しながら、これらのアプリケーションの永続性レイヤーを重要なコンポーネントにします。

これらの機能は、次の章で説明します。