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ノート: WebLogic Server 12.2.1では、WLDF問合せ言語は非推奨になり、Java式言語(EL)に置き換えられています。ただし、管理コンソールではWLDF問合せ言語で作成された既存のポリシー式が引き続きサポートされます。
ポリシー式には、次のものを指定できます。
ポリシーは、ログ・イベント、収集された属性、および(診断監視がトリガーした)インストゥルメンテーション・イベントからのレコードの属性に基づいて作成できます。式の作成に使用する変数は、ポリシーのタイプによって異なります。各種類で使用可能な変数を、次の表で説明します。
ログ・イベントのポリシー式では、サーバー・ログまたはドメイン・ログからのログ・メッセージの属性が参照されます。次の表では、これらの属性の変数名を示します。
| 変数 | 説明 | データ型 |
|---|---|---|
| ID | ログ・メッセージのID (通常、「BEA=」で始まる)。 | 文字列 |
| MACHINENAME | ログ・メッセージを生成したマシンの名前。 | 文字列 |
| SERVERNAME | ログ・メッセージを生成したサーバーの名前。 | 文字列 |
| THREADNAME | ログ・メッセージを生成したスレッドの名前。 | 文字列 |
| USERID | ログ・メッセージを生成したユーザーのID。 | 文字列 |
| TRANSACTIONID | ログ・メッセージを生成したスレッドのJTAトランザクションID。 | 文字列 |
| SEVERITY | ログ・メッセージのI18N (インターナショナライゼーション)の重大度のテキスト。これらの値は、OFF、EMERGENCY、ALERT、CRITICAL、NOTICE、ERROR、WARNING、INFO、DEBUGおよびTRACEです。 | 文字列 |
| SUBSYSTEM | ログ・メッセージを送信するサブシステムの名前。 | 文字列 |
| TIMESTAMP | ログ・メッセージが作成されたときのタイムスタンプ。 | Long |
| LOGMESSAGE | ログ・メッセージのメッセージ・コンテンツ。 | 文字列 |
| THROWABLE | このログ・イベントに関連する例外。これは、例外のtoStringメソッドを呼び出すことによって作成されます。 |
文字列 |
次に、ログ・イベントのポリシー式の例を示します。
(Severity = 'Warning') AND (Id = 'BEA-320012')
インストゥルメンテーション・イベント・データのポリシー式では、インストゥルメンテーション・イベントからのデータ・レコードの属性が参照されます。次の表では、これらの属性の変数名を示します。
| 変数 | 説明 | データ型 |
|---|---|---|
| TIMESTAMP | インストゥルメンテーション・イベントが作成されたときのタイムスタンプ。 | Long |
| CONTEXTID | インストゥルメンテーション・イベントの診断コンテキストID。 | 文字列 |
| TRANSACTIONID | インストゥルメンテーション・イベントを作成したスレッドのJTAトランザクションID。 | 文字列 |
| USERID | インストゥルメンテーション・イベントを作成したユーザーのID。 | 文字列 |
| ACTIONTYPE | インストゥルメンテーション・アクションのタイプ。 | 文字列 |
| DOMAINNAME | ドメインの名前。 | 文字列 |
| SEVERNAME | インストゥルメンテーション・イベントを作成したサーバーの名前。 | 文字列 |
| SCOPENAME | インストゥルメンテーション・スコープの名前。 | 文字列 |
| MONITORTYPE | 監視のタイプ。 | 文字列 |
| SOURCEFILE | ソース・ファイル名。 | 文字列 |
| LINENUMBER | ソース・ファイルの行番号。 | 整数 |
| CLASSNAME | joinpointのクラス名。 | 文字列 |
| METHODNAME | joinpointのメソッド名。 | 文字列 |
| METHODDESCRIPTOR | joinpointのメソッドの引数。 | 文字列 |
| RETURNVALUE | joinpointの戻り値。 | 文字列 |
| PAYLOAD | インストゥルメンテーション・イベントのペイロード。 | 文字列 |
次に、インストゥルメンテーション・イベント・データのポリシー式の例を示します。
(ActionType = 'ThreadDumpAction')
ハーベスタポリシー式では、収集される属性が参照されます。式には、ObjectNameまたはObjectNameパターンを指定する必要があります。詳細は、収集するデータの種類の構成を参照してください。
次に、完全なMBean ObjectNameを含む式の例を示します。
${mydomain:Name=HarvesterRuntime,Location=myserver,Type=HarvesterRuntime,ServerRuntime=myserver,Attribute=TotalSamplingCycles} > 10
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