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ドメイン全体のOCSP設定のカスタマイズ

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オンライン証明書ステータス・プロトコル(OCSP)は、RFC 2560で定義されている自動証明書チェック・ネットワーク・プロトコルです。証明書検証の一環として、WebLogic ServerはOCSP応答者にOCSPリクエストを発行することで証明書の失効ステータスを問い合せます。証明書ステータスはOCSP応答者によってメンテナンスされます。証明書の受入れは、証明書がそれを発行したCAによってまだ信頼されているかどうかを示すOCSPレスポンスを応答者が返すまで中断されます。

WebLogicドメインで証明書失効チェックを構成している場合は、次のOCSP設定をカスタマイズできます。

WebLogic ServerでOCSP構成をカスタマイズするには:

  1. まだ行っていない場合、管理コンソールのチェンジ・センターで「ロックして編集」をクリックします(チェンジ・センターの使用を参照)。
  2. 管理コンソールの左ペインの「ドメイン構造」の下で、ドメイン名を選択します。
  3. 「セキュリティ」→「SSL証明書失効チェック」→「OCSP」を選択します。
  4. 次の1つ以上をカスタマイズします。
    • OCSPリクエストおよびレスポンスでのnonceの使用を有効にするには、Nonceの有効化チェック・ボックスを選択します。(Nonceはデフォルトで無効になっています。)
    • OCSPレスポンス・キャッシュを有効にするには、「レスポンス・キャッシュの有効化」チェック・ボックスを選択します。(OCSPレスポンス・キャッシュはデフォルトで有効になっています。)
    • OCSPレスポンス・タイムアウト設定をカスタマイズするには、「詳細」をクリックし、「レスポンス・タイムアウト(秒)」を指定します。オプションで、「許容時間(秒)」を指定して、WebLogic ServerとOCSP応答者間のクロック・スキュー差を処理します。
    • OCSPレスポンス・キャッシュをカスタマイズするには、「詳細」をクリックし、「容量」または「リフレッシュ間隔(パーセント)」を指定します。
  5. 保存」をクリックします。
  6. 「チェンジ・センター」で、「変更のアクティブ化」をクリックします。レルムの自動再起動がデフォルト・レルムで有効になっている場合、変更を有効にするためにWebLogic Serverを再起動する必要はありません。

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