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SNMPプロキシの作成

始める前に

WebLogic Server SNMPエージェントを作成します(SNMPエージェントの作成を参照)。また、他の(WebLogic Server以外の) SNMPエージェントは、このWebLogic Server SNMPエージェントと同じコンピュータ上で動作するように構成します。

ノート: WebLogic Server SNMPエージェントを使用して、他のWebLogic Server SNMPエージェントにリクエストをプロキシすることはできません。たとえば、WebLogicドメインAのSNMPエージェントは、ドメインBのSNMPエージェントへのリクエストを委託できません。この制限があるのは、すべてのWebLogic SNMPエージェントが同じMIBルートを使用するからです。


WebLogic Server SNMPエージェントは、SNMPマネージャからそのエージェントのホスト・コンピュータ上にある他のSNMPエージェントに、リクエストを転送(プロキシ)することができます。WebLogic Serverは、特定のOIDルートにあるオブジェクト識別子(OID)を持つリクエストのみをプロキシします。詳細は、SNMPプロキシについてを参照してください。

SNMPマネージャから別のSNMPエージェントにリクエストを転送するようにWebLogic Server SNMPエージェントを構成するには:

  1. まだ行っていない場合、管理コンソールのチェンジ・センターで「ロックして編集」をクリックします(チェンジ・センターの使用を参照)。
  2. 管理コンソールの「ドメイン構造」で、「診断」を展開して「SNMP」を選択します。
  3. 「SNMPエージェントの概要」ページの「サーバーSNMPエージェント」表でSNMPエージェントの名前をクリックします。
  4. 「SNMPエージェント: 構成: 全般」ページで「プロキシ」サブタブをクリックします。
  5. 「SNMPプロキシ」ページで「新規作成」をクリックします。
  6. 「SNMPプロキシの作成」ページで、このプロキシを識別するための名前を入力します。
  7. OIDルート」に、プロキシが制御するOIDツリーのルートを入力します。

    WebLogic ServerはこのOIDツリーにあるリクエストのみをプロキシに転送します。

  8. ポート」に、プロキシされるエージェントがリスニングしているポート番号を入力します。
  9. このWebLogic SNMPエージェントが、このプロキシと通信する際にSNMPv3を使用するようにするには:
    1. セキュリティ名」に、WebLogic SNMPエージェントがリクエストを転送する際に使用するユーザー名を入力します。

      このユーザー名は、すでにSNMP資格証明マップが作成されている既存のWebLogic Serverユーザーの名前である必要があります。WebLogic SNMPエージェントは、プロキシに転送するリクエストを準備する際、資格証明マップを使用してSNMP資格証明をルックアップおよびエンコードします。SNMP資格証明マップの作成方法については、SNMPv3通信の保護を参照してください。

    2. セキュリティ・レベル」リストで、WebLogic SNMPエージェントとSNMPマネージャ間の通信用に構成されているセキュリティ・レベル次のセキュリティ・レベルを選択します。

      たとえば、WebLogic SNMPエージェントが受信するSNMPv3リクエストにプライバシ・プロトコルではなく認証プロトコルの使用を求める場合、このプロキシのセキュリティ・レベルは、「認証のみ」または「なし」のいずれかでなければなりません。

  10. このWebLogic SNMPエージェントがこのプロキシと通信するときにSNMPv1を使用する場合は、「セキュリティ名」に値を入力しないでください。かわりに、「コミュニティ」に、プロキシが受信リクエストに求めるコミュニティ名を入力します。

    コミュニティ名を指定する方法については、構成オプションコミュニティに関する説明を参照してください。

    ノート: プロキシと通信する際にSNMPv2を使用するようにWebLogic SNMPエージェントを構成することはできません。

  11. 「OK」をクリックします。
  12. 「SNMPプロキシ」ページで、新しいプロキシの名前をクリックします。
  13. 「SNMPプロキシ: 全般」ページで、その他の属性のデフォルト値を変更します。構成オプションまたは詳細を参照してください。
  14. これらの変更をアクティブにするには、管理コンソールのチェンジ・センターで「変更のアクティブ化」をクリックします。
    すべての変更が即座に有効になるわけではありません。再起動が必要なものもあります(チェンジ・センターの使用を参照)。

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