Oracle WebLogic Server Nノード動的クラスタのデプロイ

このオファーによって、Oracle WebLogic Server 12.2.1.3.0仮想マシンの可用性の高いスケーラブルな動的クラスタが作成されます。

Oracle WebLogic Server動的クラスタリングの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server動的クラスタの拡張度の構成』「概要」を参照してください。

注意:

デプロイ・プロセスに進む前に、必要なOracle WebLogic Serverオファーの取得の説明に従って、Azure Marketplaceからこのオファーを取得していることを確認してください。

Azure portalでは、リソース・ブレードと呼ばれるUI概念が使用されています。これらはタブ・パネルに似ていますが、ページ・フロー間でカスケードできます。Azure portalで次のステップを実行します:

  1. 「Basics」ブレードで、次の詳細を入力します:
    • WebLogic Domain Name: オファーによって作成されるドメインの名前を入力します。
    • DNS Label Prefix: プロビジョニングされた仮想マシンについて、Azureによって生成されたDNS名の前に付加する必要がある値を入力します。この値は、リソース・グループ名、リソース・グループのリージョンおよびAzure固有の値と結合されます。たとえば、「DNS Label Prefix」にwlsmycompanyを指定すると、DNSホスト名はwlsmycompany-myrg.eastus.cloudapp.azure.comになります。この値は文字で始まる必要があります。
    • Managed Server Prefix: クラスタ内の各ノードの仮想マシン名に付加する値を入力します。
    • Maximum Dynamic Cluster Size: 実行中のアプリケーションで使用可能にするWebLogic Serverノードの最大数を入力します。この数の仮想マシンがプロビジョニングおよび開始されますが、サーバー・ノードとしての使用は、動的クラスタリング機能に依存します。
    • Initial Dynamic Cluster Size: オファーがプロビジョニングされるときに必要な管理対象サーバーの初期数を入力します。
    • Subscription: このオファーで発生する料金に使用するサブスクリプションを選択します。現在ログインしているAzureアカウントに関連付けられた有効なアクティブ・サブスクリプションが必要です。存在しない場合は、AzureサブスクリプションをAzure Active Directoryテナントに関連付けるまたは追加するで説明されているステップに従います。
    • Resource Group: リソース・グループは、Azureソリューションの関連リソースが格納されるコンテナです。リソース・グループには、グループとして管理するリソースが含まれます。組織にとって何が最も有用であるかに基づいて、リソース・グループに属するリソースを決定します。このソリューションをデプロイする既存のリソース・グループがある場合は、その名前をここに入力できますが、そのリソース・グループ内に既存のリソースが存在しないようにする必要があります。または、「Create New」をクリックして名前を入力すると、リソースのプロビジョニング前にAzureによって新しいリソース・グループが作成されます。リソース・グループの詳細は、Azureのドキュメントを参照してください。
    • Location: リソースをデプロイする場所を選択します。場所(リージョンとも呼ばれる)の詳細は、リージョンに関するAzureリファレンスを参照してください。

    詳細を入力したら、「OK」をクリックします。

  2. 「Virtual Machine Settings」ブレードで、仮想マシン・サイズを選択します。「Change Size」をクリックし、サイズを選択して(たとえば、「A3 Standard」)、「Select」をクリックします。仮想マシンのサイズ設定の詳細は、Azureのサイズに関するドキュメントを参照してください。
    サイズを選択したら、「OK」をクリックします。
  3. 「Credentials for Cluster Creation」ブレードに、次の詳細を入力します:
    • OTN Account Username: OTN (Oracle Technology Network)アカウントのユーザー名を入力します。これは、テンプレートが動的にダウンロードされ、ソフトウェアがインストールされるときに必要です。Oracleアカウントをまだ持っていない場合は、https://profile.oracle.com/myprofile/account/create-account.jspxでアカウントを作成します。
    • Password for OTN Account: 上のフィールドで指定したOTNアカウントのパスワードを入力します。
    • Accept OTN License Agreement: 続行するには、Yと入力してOTNライセンス契約に同意します。
    • Username for admin account of VMs: 仮想マシンの管理者アカウントのユーザー名を入力します。この値は、SSH経由で仮想マシンにアクセスする際に必要になる場合があります。
    • Password for admin account of VMs: 仮想マシンの管理者アカウントのパスワードを入力します。この値は、SSH経由で仮想マシンにアクセスする際に必要になる場合があります。
    • Username for WebLogic Administrator: プロビジョニング後に自動的に開始されるWebLogic管理コンソールにアクセスするためのユーザー名を入力します。WebLogic管理コンソールの使用方法の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverの理解』「管理コンソールの概要」を参照してください。
    • Password for WebLogic Administrator: WebLogic管理コンソールにアクセスするためのパスワードを入力します

    詳細を入力したら、「OK」をクリックします。

  4. 「Summary」ブレードで、入力した詳細を確認し、検証チェックに合格したことを確認します。テンプレートを保存するには、「Download template and parameters」をクリックします。これにより、ARMテンプレートと呼ばれる構成ファイルを検査できるページが表示され、WebLogic ServerがAzureにプロビジョニングされます。Azure portalのARMテンプレート機能の詳細は、Azureのドキュメントを参照してください。「概要」ブレードに戻るには、ページ上部にあるブレッドクラム・ウィジェットの「Summary」をクリックします。
    「OK」をクリックして進みます。
  5. 「Buy」ブレードで、「Create」をクリックしてオファーを作成します。このプロセスには30から60分かかることがあります。IaaSオファーの詳細は、IaaSに関するAzureのドキュメントを参照してください。
  6. デプロイメントが完了したら、データベースをクラスタに接続します。クラスタへのOracle Databaseの接続を参照してください。