リクエストの送信

Oracle WebLogic ServerのREST APIを使用してリクエストを送信する際は、次のガイドラインを使用してください。

URLの構造

リクエストのURL構造は次のとおりです。

http://<host>:<port>/management/weblogic/<version>/<resource-path>
説明:
  • <host>:<port>は、WebLogicサーバーが実行されているホストとポートです。たとえば、localhost:7001です。

  • managementは、すべてのリソースのコンテキスト・ルートです。

  • <version>は、WebLogic RESTオブジェクトのバージョンです。latestは、オブジェクトが最新バージョンであることを指定するために使用されます。

  • <resource-path>は、処理対象のリソースを指定する相対パスです。必要に応じて、そのリソースに対して実行するアクションを追加します。たとえば、サーバーを起動するには次のRESTエンドポイントを使用します。

    management/weblogic/<version>/domainRuntime/serverRuntimes/<serverName>/start

サポートされるメソッド

次の表にまとめているように、標準HTTPメソッド・リクエストを使用して、リソースに対して基本的なCRUD操作(作成、読取り、更新、削除)を実行します。

HTTPメソッド 説明
GET WebLogicサーバーのリソースに関する情報を取得します。
POST WebLogicサーバーのリソースを作成、更新または変更します。
OPTIONS WebLogicサーバーのリソースのオプションと要件に関する情報を取得します。
DELETE WebLogicサーバーのリソースを削除します。

メディア・タイプ

WebLogicサーバーのREST APIは、すべてのリクエスト・ボディとレスポンス・ボディでメディア・タイプapplication/jsonを使用します。

サポートされるヘッダー

次の表は、WebLogic ServerのRESTリクエストを送るために使用する必要がある標準ヘッダーを示しています。

ヘッダー 説明
Accept:application/json

クライアントがレスポンスにJSONを含めようとしていることを示します。このヘッダーはGET、POSTおよびDELETEメソッドを呼び出す場合に使用されます。

Content-Type:application/json

クライアントがJSONを含むレスポンスを送っていることを示します。このヘッダーはPOSTメソッドで必要です。他のサポートされるコンテンツ・タイプとそれがいつサポートされるか(デプロイメントのアップロード時など)は例で指定されます。

X-Requested-By:MyClient

REST経由でのクロスサイト・リクエスト・フォージェリ(CSRF)攻撃からの保護に使用されます。このヘッダーはPOSTおよびDELETEメソッドには必須で、OPTIONSおよびGETメソッドでは無視されます。