H Oracle Big Data Applianceソフトウェアのアクセシビリティの推奨事項
H.1 スクリーン・リーダーおよび点字ディスプレイの使用上のヒント
音声変換出力および点字ディスプレイの使用に関するいくつかの提案を次に示します。
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PuttyやCygwinなどのキャラクタ・モード・ベースの端末を使用します。X-WindowsベースのVNCは使用しないでください。
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端末ソフトウェアの設定で、カーソル・タイプをブロック・カーソルに設定して、カーソルが点滅しないようにします。
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特定コマンドを出力すると、大量の情報が生成されて、端末ウィンドウや仮想ウィンドウや点字ディスプレイからあふれてしまうことがあります。その場合は、コマンドの出力を
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でパイプして、出力をページに分割することを検討してください。その後、スペース・キーを使用して出力をページングできます。 -
スクリーン・リーダーの推奨設定には、次のものがあります(ここでは例としてJAWSを使用しています)。
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JAWSカーソルを「「All」」に設定します。「All」と聞こえるまで、
Insert + s
のキーの組合せを使用します。 -
仮想カーソルをオフにする必要がある場合があります。JAWSを使用している場合は、
Insert + z
のキーの組合せを使用して、これを行うことができます。 -
仮想ウィンドウを使用してテキストを取得します。JAWSを使用している場合は、
Insert + Alt + w
のキーの組合せを使用して、これを行うことができます。
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H.2 スクリーン拡大鏡の使用上のヒント
拡大表示の例として、ZoomText、MAGicおよびSuperNovaがあります。
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スクリーン拡大鏡は、キャラクタ・ベースの端末とX-WindowベースのVNCの両方をサポートできます。
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拡大表示(ZoomTextスクリーン・リーダー)のスクリーン・リーダー機能を使用している場合、前述のように文字ベースの端末を使用する必要があります。
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VNCを使用している場合は、ウィンドウ表示のプリファレンス(TWMやICEなど)を決定します。ICEの表示設定は、次の項目で設定できます。
vncserver -geometry 1600x950 :2
1600x950
は表示サイズを指定し、:2
はVNC表示番号を指定します。
H.3 Microsoft WindowsでのOracle Big Data Appliance構成生成ユーティリティのアクセシビリティ
Oracle Big Data Appliance構成生成ユーティリティは、Oracle Big Data Applianceインストール環境のデプロイメント情報を収集するJavaベースのアプリケーションです。独自のJREとともに出荷されるのではなく、ローカルで入手可能なもので実行されます。JREのバージョン8以上で実行する場合は、JAWS、ZoomTextなどのJava Access Bridgeおよび支援テクノロジ・ソフトウェアを使用できます。
- Windowsのコントロール パネルの「簡単操作」を使用して、WindowsでJava Access Bridgeが使用可能であることを確認します。
- Java SEのドキュメントのJava Access Bridgeの有効化とテストの手順に従います。
H.4 Oracle Big Data Managerのキーボード・ショートカット
キーボード・ショートカットを使用して実行できるBig Data Managerデータ・エクスプローラのタスク。
表H-1 Big Data Managerデータ・エクスプローラでのキーボード・ショートカット
タスク | キーボード・ショートカット |
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現在選択している項目を変更する |
上矢印/下矢印/左矢印/右矢印 |
選択されたディレクトリ/コンテナを開く |
[Enter] |
親ディレクトリが/コンテナに戻る |
[Backspace] |
リスト内の最初の項目を選択する |
[Home]または[PageUp] |
リスト内の最後の項目を選択する |
[End]または[PageDown] |
データ・エクスプローラの左右のパネルを切替える |
[Tab] |
現在選択されている項目の選択を解除する |
[Esc] |
「Rename」ダイアログを開く(HDFSでのみサポート) |
F2 |
現在のパネルのコンテンツをリロードする(「Refresh」ボタンと同じ) |
[F5]または[Ctrl]+[R] |
コピー/移動/貼付けアクションを起動する |
[Ctrl]+[C]/[X]/[V] |
Appleのキーボードを使用している場合は、[Control] ([Ctrl])キーのかわりに[Command]キーを使用します。