ドメイン・ゼロの省略形。 ハードウェアおよびデバイス・ドライバにアクセスできる管理ドメイン。 dom0は、ブート時にOracle VM Serverによって起動される最初のドメイン。 domUよりも権限がある。 ハードウェアに直接アクセスして、他のドメインのデバイス・ドライバを管理できる。 新しいドメインを起動することもできる。
ハードウェアまたはデバイス・ドライバに直接アクセスする権限を持たないドメイン。 各domUは、dom0のOracle VM Serverによって起動する。 xmコマンドライン・ツールを使用して、各domUとやり取りする。
Oracle VM Serverとともにインストールされるアプリケーション。 仮想マシンの管理のためにOracle VM Managerと通信する。 Oracle VM Managerは、Oracle VM Agentと通信してOracle VM Serverで実行している仮想マシンを管理する。 3つのコンポーネント(サーバー・プール・マスター、ユーティリティ・サーバーおよび仮想マシン)が含まれている。
Oracle VM Serverプールを管理するためのユーザー・インタフェースを提供する。このインタフェースは、標準ADF(Application Development Framework)Webアプリケーション。 テンプレートまたはインストール・メディアからの仮想マシンの作成、削除、電源オフ、アップロード、配置および仮想マシンのライブ移行を含む仮想マシン・ライフ・サイクルを管理する。 ISOファイル、テンプレート、共有仮想ディスクを含むリソースを管理する。 また、Oracle VM ServerのWebサービスを介したAPIを提供する。
仮想マシンを実行するための軽量でセキュアなサーバー・ベース・プラットフォームを提供する独立型仮想化環境。 Oracle VM Serverは、Xenハイパーバイザ・テクノロジの更新版に基づく。 Oracle VM Managerとの通信を可能にするOracle VM Agentを含む。
domUとdom0間のネットワーク・インタフェースを接続する仮想ネットワーク・インタフェース。 domUが起動すると、番号が割り当てられる。 この番号を使用して、ethnからvifn.0のネットワーク・インタフェースを接続する。
Xenハイパーバイザは、x86互換コンピュータ向けの小型で軽量のソフトウェア仮想マシン・モニター。 また、単一の物理システムで複数の仮想マシンをセキュアに実行する。 各仮想マシンは、ほぼネイティブ・パフォーマンスの独自のゲスト・オペレーティング・システムを使用する。 Xenハイパーバイザは、ケンブリッジ大学の研究者によって作成され、Linuxカーネルの作業から派生したものである。
仮想マシン(VM)(Virtual Machine: VM)
Oracle VM Server内で実行されるゲスト・オペレーティング・システムおよびそれに関連したアプリケーション・ソフトウェア。 準仮想化マシンまたはハードウェア仮想化マシンに設定できる。 同じOracle VM Serverで複数の仮想マシンを実行できる。
仮想マシン・サーバー(Virtual Machine Server)
Oracle VM Agentのコンポーネント。 Oracle VM Server仮想マシンを実行するアプリケーション。 仮想マシンの起動と停止や、ホストとゲスト・オペレーティング・システムのパフォーマンス・データを収集できる。 サーバー・プール・マスター、ユーティリティ・サーバー、仮想マシン間の通信を可能にする。
サーバー・プールに複数の仮想マシン・サーバーを使用できる。 物理サーバーは、サーバー・プール・マスター、ユーティリティ・サーバーおよび仮想マシンサーバーとして同時に実行できる。
仮想マシン・テンプレート(Virtual Machine Template)
仮想マシンのテンプレート。 CPU数、メモリー・サイズ、ハード・ディスク・サイズ、ネットワーク・インタフェース・カード(NIC)などの基本的な構成情報を含む。 Oracle VM Managerを使用して、仮想マシン・テンプレートに基づく仮想マシンを作成する。
Oracle VM Serverのドメイン内で実行されるゲスト・オペレーティング・システム。 ゲストは、準仮想化またはハードウェア仮想化されている場合がある。 同じOracle VM Serverで複数のゲストを実行できる。
1つ以上の物理的なOracle VM Serverを含む論理的に独立した領域。 仮想マシンの格納されているストレージの統一ビューを示し、このような仮想マシンのユーザーを各ユーザーがサーバー・プール・メンバーであるグループと呼ばれる1つのコミュニティにグループ化する。
サーバー・プール・マスター(Server Pool Master)
Oracle VM Agentのコンポーネント。 Oracle VM Managerおよび他のOracle VM Agentへの接触点として機能するアプリケーション。 Oracle VM Serverに仮想マシン・ホストのロード・バランシングおよびローカル永続性を提供する
サーバー・プール・マスターは、サーバー・プールに1つのみ存在します。 物理サーバーは、サーバー・プール・マスター、ユーティリティ・サーバーおよび仮想マシンサーバーとして同時に実行できる。
準仮想化マシン(Paravirtualized machine)
仮想環境を認識するために再コンパイルされるカーネルを使用した仮想マシン。 メモリー、ディスクおよびネットワーク・アクセスが最大のパフォーマンスで最適化されるため、ほぼネイティブの速度で実行される。
ハードウェア仮想化マシン(Hardware virtualized machine)
修正されていないゲスト・オペレーティング・システムの仮想マシン。 仮想環境用に再コンパイルされない。 ハードウェア仮想化ゲストとして実行すると、パフォーマンスが大幅に低下する場合がある。 Microsoft Windows™オペレーティング・システムやレガシー・オペレーティング・システムを実行できる。 ハードウェア仮想化は、Intel VTまたはAMD SVMのCPUでのみ実行できる。
ハイパーバイザ、モニターまたはVirtual Machine Manager(VMM)。 システムで唯一完全な権限を持つエンティティ。 CPUとメモリー使用量、権限確認およびハードウェア割込みを含むシステムのもっとも基本的なリソースのみを制御する。
仮想マシンのメモリー、CPU、ネットワーク・インタフェース・カード(NIC)、ディスクなどのリソースを提供する仮想マシン・サーバー。 優先サーバーとして1つの仮想マシン・サーバーのみを選択すると、常にこのサーバーの仮想マシンが起動して実行されます。 複数の優先サーバーを選択すると、仮想マシンを起動するたびに使用可能な最大のリソースのマシンが実行される。