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Oracle VM Managerユーザーズ・ガイド
リリース2.2
B57074-01
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用語集

dom0

ドメイン・ゼロの省略形。 ハードウェアおよびデバイス・ドライバにアクセスできる管理ドメイン。 dom0は、ブート時にOracle VM Serverによって起動される最初のドメイン。 domUよりも権限がある。 ハードウェアに直接アクセスして、他のドメインのデバイス・ドライバを管理できる。 新しいドメインを起動することもできる。

domU

ハードウェアまたはデバイス・ドライバに直接アクセスする権限を持たないドメイン。 各domUは、dom0のOracle VM Serverによって起動する。 xmコマンドライン・ツールを使用して、各domUとやり取りする。

Oracle VM Agent

Oracle VM Serverとともにインストールされるアプリケーション。 仮想マシンの管理のためにOracle VM Managerと通信する。 Oracle VM Managerは、Oracle VM Agentと通信してOracle VM Serverで実行している仮想マシンを管理する。 3つのコンポーネント(サーバー・プール・マスター、ユーティリティ・サーバーおよび仮想マシン)が含まれている。

Oracle VM Manager

Oracle VM Serverプールを管理するためのユーザー・インタフェースを提供する。このインタフェースは、標準ADF(Application Development Framework)Webアプリケーション。 テンプレートまたはインストール・メディアからの仮想マシンの作成、削除、電源オフ、アップロード、配置および仮想マシンのライブ移行を含む仮想マシン・ライフ・サイクルを管理する。 ISOファイル、テンプレート、共有仮想ディスクを含むリソースを管理する。 また、Oracle VM ServerのWebサービスを介したAPIを提供する。

Oracle VM Server

仮想マシンを実行するための軽量でセキュアなサーバー・ベース・プラットフォームを提供する独立型仮想化環境。 Oracle VM Serverは、Xenハイパーバイザ・テクノロジの更新版に基づく。 Oracle VM Managerとの通信を可能にするOracle VM Agentを含む。

QEMU

プロセス名のqemu-dmとも呼ばれる。 他のPCシステム内でPCシステムの完全な仮想化を実現できる仮想化プロセス。

vif

domUとdom0間のネットワーク・インタフェースを接続する仮想ネットワーク・インタフェース。 domUが起動すると、番号が割り当てられる。 この番号を使用して、ethnからvifn.0のネットワーク・インタフェースを接続する。

VMM

「仮想マシン・マネージャ(VMM)(Virtual Machine Manager: VMM)」を参照。

Xen™

Xenハイパーバイザは、x86互換コンピュータ向けの小型で軽量のソフトウェア仮想マシン・モニター。 また、単一の物理システムで複数の仮想マシンをセキュアに実行する。 各仮想マシンは、ほぼネイティブ・パフォーマンスの独自のゲスト・オペレーティング・システムを使用する。 Xenハイパーバイザは、ケンブリッジ大学の研究者によって作成され、Linuxカーネルの作業から派生したものである。

仮想ディスク(Virtual disk)

通常はホスト・ファイル・システムに存在するファイルまたは一連のファイル。リモート・ファイル・システムにも設定でき、ゲスト・オペレーティング・システムの物理ディスク・ドライブとして表示される。

仮想マシン(VM)(Virtual Machine: VM)

Oracle VM Server内で実行されるゲスト・オペレーティング・システムおよびそれに関連したアプリケーション・ソフトウェア。 準仮想化マシンまたはハードウェア仮想化マシンに設定できる。 同じOracle VM Serverで複数の仮想マシンを実行できる。

仮想マシン・サーバー(Virtual Machine Server)

Oracle VM Agentのコンポーネント。 Oracle VM Server仮想マシンを実行するアプリケーション。 仮想マシンの起動と停止や、ホストとゲスト・オペレーティング・システムのパフォーマンス・データを収集できる。 サーバー・プール・マスター、ユーティリティ・サーバー、仮想マシン間の通信を可能にする。

サーバー・プールに複数の仮想マシン・サーバーを使用できる。 物理サーバーは、サーバー・プール・マスター、ユーティリティ・サーバーおよび仮想マシンサーバーとして同時に実行できる。

仮想マシン・テンプレート(Virtual Machine Template)

仮想マシンのテンプレート。 CPU数、メモリー・サイズ、ハード・ディスク・サイズ、ネットワーク・インタフェース・カード(NIC)などの基本的な構成情報を含む。 Oracle VM Managerを使用して、仮想マシン・テンプレートに基づく仮想マシンを作成する。

仮想マシン・マネージャ(VMM)(Virtual Machine Manager: VMM)

「ハイパーバイザ(Hypervisor)」を参照。

管理ドメイン(Management domain)

「dom0」を参照。

ゲスト(Guest)

Oracle VM Serverのドメイン内で実行されるゲスト・オペレーティング・システム。 ゲストは、準仮想化またはハードウェア仮想化されている場合がある。 同じOracle VM Serverで複数のゲストを実行できる。

サーバー・プール(Server Pool)

1つ以上の物理的なOracle VM Serverを含む論理的に独立した領域。 仮想マシンの格納されているストレージの統一ビューを示し、このような仮想マシンのユーザーを各ユーザーがサーバー・プール・メンバーであるグループと呼ばれる1つのコミュニティにグループ化する。

サーバー・プール・マスター(Server Pool Master)

Oracle VM Agentのコンポーネント。 Oracle VM Managerおよび他のOracle VM Agentへの接触点として機能するアプリケーション。 Oracle VM Serverに仮想マシン・ホストのロード・バランシングおよびローカル永続性を提供する

サーバー・プール・マスターは、サーバー・プールに1つのみ存在します。 物理サーバーは、サーバー・プール・マスター、ユーティリティ・サーバーおよび仮想マシンサーバーとして同時に実行できる。

準仮想化マシン(Paravirtualized machine)

仮想環境を認識するために再コンパイルされるカーネルを使用した仮想マシン。 メモリー、ディスクおよびネットワーク・アクセスが最大のパフォーマンスで最適化されるため、ほぼネイティブの速度で実行される。

ドメイン(Domain)

仮想マシンを実行するメモリー、仮想CPU、ネットワーク・デバイスおよびディスク・デバイスを含む構成可能な一連のリソース。 ドメインは、仮想リソースを提供され、個別に起動、停止およびリブートできる。

「dom0」および「domU」も参照。

ハードウェア仮想化マシン(Hardware virtualized machine)

修正されていないゲスト・オペレーティング・システムの仮想マシン。 仮想環境用に再コンパイルされない。 ハードウェア仮想化ゲストとして実行すると、パフォーマンスが大幅に低下する場合がある。 Microsoft Windows™オペレーティング・システムやレガシー・オペレーティング・システムを実行できる。 ハードウェア仮想化は、Intel VTまたはAMD SVMのCPUでのみ実行できる。

ハイパーバイザ(Hypervisor)

ハイパーバイザ、モニターまたはVirtual Machine Manager(VMM)。 システムで唯一完全な権限を持つエンティティ。 CPUとメモリー使用量、権限確認およびハードウェア割込みを含むシステムのもっとも基本的なリソースのみを制御する。

ホスト・コンピュータ(Host computer)

Oracle VM Serverがインストールされる物理コンピュータ。

優先サーバー(Preferred Server)

仮想マシンのメモリー、CPU、ネットワーク・インタフェース・カード(NIC)、ディスクなどのリソースを提供する仮想マシン・サーバー。 優先サーバーとして1つの仮想マシン・サーバーのみを選択すると、常にこのサーバーの仮想マシンが起動して実行されます。 複数の優先サーバーを選択すると、仮想マシンを起動するたびに使用可能な最大のリソースのマシンが実行される。

ユーティリティ・サーバー(Utility Server)

Oracle VM Agentのコンポーネント。 仮想マシン、サーバー・プールおよびサーバーのI/O集中操作(ファイルのコピー、移動、名前変更など)を処理するアプリケーション。

サーバー・プールに複数のユーティリティ・サーバーを使用できる。 物理サーバーは、サーバー・プール・マスター、ユーティリティ・サーバーおよび仮想マシンサーバーとして同時に実行できる。