1.1.1 Oracle GoldenGate Veridata 12c (12.2.1.4.x)リリースの新機能および変更点
このトピックでは、次のリリースのOracle GoldenGate Veridataの新機能と拡張機能を示します。
1.1.1.1 Oracle GoldenGate Veridata 12c (12.2.1.4.220831)の新機能および変更点 — 2022年9月
Oracle GoldenGate Veridataインポート・ユーティリティとエクスポート・ユーティリティでSSL通信がサポートされました。
エクスポート・ユーティリティおよびインポート・ユーティリティで、SSLプロトコルを使用してOracle GoldenGate Veridataサーバーと通信できるようになりました。詳細は、Oracle GoldenGate Veridata管理ガイドのVericomのSSL構成を参照してください。
Vericomツールが機能拡張されて実行時にジョブのデルタ処理を1回無効にできるようになりました
ジョブのパラメータ処理を無効にするための、-rdj
Vericomパラメータが導入されました。詳細は、Oracle GoldenGate Veridata管理ガイドのVericomツールの実行を参照してください。
Oracleデータベースでのデータ・フェッチ・パフォーマンスの拡張がサポートされました。
データフェッチのパフォーマンスを向上させるための、新しいdatabase.hash
サーバー・パラメータが導入されました。このパラメータは、現在、Oracleデータベースでのみサポートされています。詳細は、Oracle GoldenGate Veridata管理ガイドのdatabase.hashを参照してください。
キー・ローテーションの前後に暗号化キー名を出力するためのreportutilの拡張がサポートされました
reportutilで、暗号化キーを出力するための新しいパラメータがサポートされるようになりました。
PostgreSQLでのcitextデータ型がサポートされました
PostgreSQLでのcitextデータ型が、Oracle GoldenGate Veridataでサポートされるようになりました。詳細は、Oracle GoldenGate Veridata管理ガイドのサポートされているデータ型 - PostgreSQLを参照してください。
ジャンク・データをスキップしOracle Databaseの数値型のスキップされたデータを非同期表で表示するためのサポートが提供されました。
比較ペア構成の間に、Oracle GoldenGate VeridataによってOracleデータベース内でNumberデータ型のジャンク値が検出されると、そのジャンク値が処理されて非同期表で16進値として表示され、ジョブの失敗が回避されます。ジャンク・データがある行に対しては、修復操作が制限されます。不適切データがある行は、スキップ済ステータスアイコン付きで、比較ステータスとともに表示されます。詳細は、Oracle GoldenGate Veridataユーザー・ガイドの非同期ジョブの修復を参照してください。
1.1.1.2 Oracle GoldenGate Veridata 12c (12.2.1.4.220228)の新機能および変更点 — 2022年3月
表意文字スペースのトリミングをサポートします
Oracle GoldenGate Veridataでは、バイト形式で表される表意文字スペースのトリミングがサポートされるようになりました。
Oracle GoldenGate Veridataの修復UIから生成されたSQLファイルの表示およびダウンロードのサポートが追加されました
生成されたSQLファイルをOracle GoldenGate Veridata UIからダウンロードできるようになりました。
ソースおよびターゲットとしてのPostgreSQLのサポート
Oracle GoldenGate Veridataでは、PostgreSQLデータ型の比較と修復がサポートされるようになりました。詳細は、Oracle GoldenGate Veridata管理ガイドのサポートされているデータ型 - PostgreSQLを参照してください。
1.1.1.3 Oracle GoldenGate Veridata 12c (12.2.1.4.210630)の新機能および変更点 — 2021年7月
- Oracle GoldenGate Veridataは、Oracleデータベースの特殊な数値型の比較をサポートしています。
Oracle GoldenGate Veridataは、Oracle Numberデータ型のNAN、正の無限大および負の無限大などの特殊な値の比較と修復をサポートしています。
- Oracleデータベース、MySQLおよびMSSQLデータベース内の重複レコードを修復するためのサポートが追加されました。
表に主キー/一意キーが存在しないために表に重複レコードが発生した場合、このような重複エントリの修復がOracle、MySQLおよびMSSQLでサポートされます。
- Oracle GoldenGate VeridataサーバーはWindowsサービスとして実行されます。
Oracle GoldenGate Veridataがインストールされると、VeridataサーバーはWindowsサービスとして実行できます。詳細は、Oracle GoldenGate for Veridataのインストールおよび構成のWindowsサービスとしてのOracle GoldenGate Veridataの実行を参照してください。
- 該当するデータ型でのOracle NULLおよびOracle Empty以外の自動処理のサポートが追加されました
Oracle GoldenGate Veridataは、手動による介入なしで、EMPTY (非Oracle)とNULL (Oracle)の比較ペアを処理できるようになりました。非OracleデータベースのEMPTY (ゼロバイト文字列)とOracleデータベースの値のNULLの間のデータ比較は、同期として扱われるように暗黙的に処理されています。これは、ソース/ターゲットのいずれかがOracleの場合にのみ適用されます。詳細は、Oracle GoldenGate Veridataインストレーションおよび構成ガイドのserver.convert_empty_to_nullおよびtruncate_spaces_lenを参照してください。
1.1.1.4 Oracle GoldenGate Veridata 12c (12.2.1.4.210226)の新機能および変更点 — 2021年3月
- デバッグ機能が拡張されて、表、列およびデータに関する追加情報が含まれるようになりました
- Oracle GoldenGate Veridataは、Kerberosによって認証されたOracle Databaseサーバーへの接続をサポートします
Oracle Databaseへの接続にKerberosを使用するようにOracle GoldenGate Veridataを構成できます。詳細は、Oracle GoldenGate Veridataのインストールと構成ガイド内のOracle DBへの接続にKerberosを使用するOracle GoldenGate Veridataエージェントの構成を参照してください。
- Oracle GoldenGate Veridataは、Kerberosによって認証されたHive Databaseサーバーへの接続をサポートします
Hiveへの接続にKerberosを使用するようにOracle GoldenGate Veridataを構成できます。詳細は、Oracle GoldenGate Veridataのインストールと構成ガイド内のHiveへの接続にKerberosを使用するOracle GoldenGate Veridataエージェントの構成を参照してください。
- Oracle GoldenGate Veridataのコマンドライン・ユーティリティであるVericomでは、Oracle GoldenGate Veridataサーバーとの通信のためにHTTPSがサポートされています
Vericomツールは、SSLプロトコルを使用してOracle GoldenGate Veridataサーバーと通信するためにサポートされています。詳細は、Oracle GoldenGate Veridataの管理のVericomのSSL構成を参照してください。
1.1.1.5.1 データベース修復の変更点
Oracle GoldenGate Veridataでは、修復機能でHP Non Stop (Enscribe、SQL/MP)データベースがサポートされています。
詳細は、Oracle GoldenGate Veridataのインストールと構成の修復のサポート対象データベースとサポート対象外データベースを参照してください。
1.1.1.6 Oracle GoldenGate Veridata C Agent for HP NonStop (12.2.1.4.0)の新機能および変更点 — 2020年9月
これはバグ修正専用の互換性リリースであり、新機能は追加されていません。
1.1.1.7 Oracle GoldenGate Veridata 12c (12.2.1.4.200714)の新機能および変更点 — 2020年7月
- MySQLの修復機能の追加
Oracle GoldenGate Veridataでは、MySQLデータベースの非同期データを修復できるようになりました。詳細は、Oracle GoldenGate Veridataの使用の非同期ジョブの修復を参照してください。
- 比較ペアのデータベース表パーティションと自動行パーティションのマッピング機能の追加
Oracle GoldenGate Veridataでは、比較ペアのデータベース表パーティションと自動行パーティションのマッピングを選択できるようになりました。詳細は、Oracle Goldengate Veridataでのパーティションの構成を参照してください。
- ジョブおよびレポートをパージするためのコマンドライン・ユーティリティ: Vericomツールに、最新のジョブおよびレポートを削除するオプション
—purgeJobReports
が追加されました。詳細は、Oracle GoldenGate Veridata管理ガイドのVericomツールの実行を参照してください。 - 常にtmp dirにデフォルト設定するのではなくカスタム・ディレクトリにファイルをソートするオプション:
.map
ファイルが生成されるディレクトリ・パスを指定する新しいオプションがOracle GoldenGateサーバー・パラメータに追加されました。デフォルトでは、オペレーティング・システムの一時ディレクトリが使用されます。詳細は、Oracle GoldenGate Veridata管理ガイドのserver.memory_mapped_sort_directoryを参照してください。 - Oracle GoldenGate VeridataでEMPTY (非oracle)とNULL (Oracle)の比較ペアを処理可能
スペース、空白またはNULL値のデータ比較は、Varchar/Varchar2データ型の比較形式
string_en
で処理されています。string_en
形式を使用しない場合、これらの値の比較結果は非同期となります。string_en
形式の機能拡張により、これらの値は同期として扱われます。ソース/ターゲットのいずれかがOracleの場合にのみ適用可能です。詳細は、Oracle GoldenGate Veridataの使用の接続プロパティの編集を参照してください。 - UIの「初回比較フェッチ・バッチ・サイズ」オプションの機能拡張: Oracleデータベースの既存の接続を編集する場合、「接続設定」タブの「初回比較フェッチ・バッチ・サイズ」チェック・ボックスのデフォルト値が
0
ではなく実際の値として表示されるようになり、最大許容値も100,000
に増加しました。詳細は、Oracle GoldenGate Veridataの使用の接続設定の編集を参照してください。
1.1.1.8 Oracle GoldenGate Veridata 12c (12.2.1.4.200115)の新機能および変更点 — 2020年1月
Oracle GoldenGate Veridata 12.2.1.4.200115リリースには、次の新機能および変更された機能が含まれます。
1.1.1.8.1 データベース・サポートの変更点
- ソース・データベースまたはターゲット・データベースとしての比較のためにMySQLサポートが追加されました。ただし、修復のために追加されたサポートはありません。
-
Oracle GoldenGate Veridataは、Oracle Multitenantコンテナ・データベースを完全にサポートするようになりました。
1.1.1.8.2 オブジェクトのフィルタ処理
- 比較ペアの作成時にEXCLUDE VIEWSのサポートを追加しました。
- 比較ペアの作成時にNOT LIKEを使用してオブジェクトをフィルタ処理するサポートを追加しました。
1.1.1.9 Oracle GoldenGate Veridata 12c (12.2.1.4.0)の新機能および変更点 — 2019年9月
Oracle GoldenGate Veridataリリース12c (12.2.1.4.0)には、次の新機能および変更された機能が含まれます。
- Oracle GoldenGate Veridataユーザー・インタフェースに履歴のパージ・オプションが追加されました。
- Oracleプラットフォームでは、ユーザーは修復のためのSQLファイルを生成できます。Oracle GoldenGate Veridataには、ユーザー・インタフェースの外部で修復を実行するオプションが用意されました。
- Oracle GoldenGate Veridataは、Oracle Walletを使用して、Autonomous Data Warehouse (ADW)およびAutonomous Transaction Processing (ATP)をソース・データベースおよびターゲット・データベースとして比較および接続できるようになりました。
1.1.2 パラメータおよび設定
パッチが適用された後、ライブ構成ファイルをテンプレートと比較して、追加または非推奨のパラメータを確認します。
- サーバー・ライブ:
DOMAIN_HOME/config/veridata/veridata.cfg
- サーバー・テンプレート:
MIDDLEWARE_HOME/veridata/common/templates/veridata/veridata.cfg.template
- エージェント・ライブ:
AGENT_DEPLOY_LOCATION/agent.properties
- エージェント・テンプレート:
MIDDLEWARE_HOME/veridata/agent/sample_properties/agent.properties.{DB_type}
1.1.3 修正された問題
この項では、リリース12.2.1.4.0で修正されたバグについて説明します。具体的なバグまたはチケット番号に関する質問は、Oracleカスタマ・サポートにお問い合せください。SR
はOracleサポートSR番号、BugDB
はバグID番号です。
1.1.3.1 リリース12.2.1.4.12.2.1.4.220831 - 2022年9月
バグ34103357 - vericom.shおよびveridata_import.shの実行中にVeridataエラーが発生する
この問題は修正されました。Oracle GoldenGate Veridataサーバー・インポート・ユーティリティおよびエクスポート・ユーティリティでは、Oracle GoldenGate Veridataとインポート/エクスポートの間の通信でSSLが有効になっています。
バグ34275308 - PostgreSQL JDBCドライバによるメモリー超過が原因のネットワーク・リセットを回避するにはカーソル・ロジックが必要
この問題は修正されました。PostgreSQLデータベースの場合は、Oracle GoldenGate Veridataエージェントにより、初期段階(行ハッシュ段階)にデータベース自体からデータをフェッチするために必ずカーソル・ロジックが使用されるようになりました。
バグ33979317 - データベース問合せに失敗しました: [FMWGEN][DB2 JDBCドライバ]文字変換に失敗しました。理由: 無効なUTF8データ
この問題は修正されました。中国語/ポルトガル語の一部の文字は、以前は2バイトを占めていました。バイナリ列マッパーでのバイトの割当てが修正されました。
バグ34322822 - VericomとGUIで報告されるVeridata比較ペア結果コードが異なる
この問題は修正されました。
バグ34202990 - エージェント: oracleデータベースの場合にRACのjdbc urlの解析に失敗する
この問題は修正されました。
1.1.3.2 リリース12.2.1.4.220228 - 2022年3月
バグ33750454 - veridata_import.shでインポートした後、TIMESTAMP列に定義されたSCALEが失われる
この問題は修正されました。
バグ33719877 - Veridata比較結果でAS600 v6.1とOracle 12cのポルトガル語の違いが表示される
この問題は修正されました。特殊文字は、他のデータベースで適切に扱われます。
バグ33885974 - oosxmlの下のOracle GoldenGate Veridata - .x0ファイルが暗号化されていない
この問題は修正されました。サーバー構成が更新され、.xNNN
ファイルが暗号化されました。詳細は、Oracle GoldenGate Veridataの管理ガイドのレポートの暗号化の有効化を参照してください。
1.1.3.3 リリース12.2.1.4.210831 — 2021年9月
バグ33188570 - 文字列の修復が30文字で切り捨てられる
この問題は修正されました。ターゲット・データベースがSQL Serverであり、データの長さが30を超えるcharまたはvarcharデータ型の修復は成功します。
バグ33104967 - 修復適用が失敗した: 索引が範囲外
この問題は修正されました。ターゲット・データベースがSQL Serverであり、末尾に空白があるデータとないデータが混在するcharまたはvarcharデータ型の修復は成功します。
1.1.3.4 Oracle GoldenGate Veridata C Agent for HP NonStop (12.2.1.4.210815) - 2021年8月
バグ33061115 - Oracle GoldenGate for HP Non Stop (NSK)のデルタ処理の比較を有効にすると、Oracle GoldenGate Veridata-00118: エージェント・メッセージ(999): nullで失敗する。
この問題は、COOSの削除処理がないときに、不良mallocのメモリー割当て修正によって修正されました。
1.1.3.5 リリース12.2.1.4.210630 - 2021年7月
バグ32669339 - Oracle GoldenGate Veridataでの修復が遅く時間がかかる。
この問題は、重複レコードを処理するためのサポートを提供することで修正されました。
バグ33017930 - 比較ペアにSQLパーティションが含まれている場合、Oracle GoldenGate VeridataのインポートがNPEで失敗する
この問題は修正されました。
バグ32852132 - MySQLで、ハイフンを含むスキーマまたは表名によって、SQL構文にエラーが発生した
この問題は、データベース・オブジェクト名のハイフンなどの特殊文字のサポートを提供することで修正されました。
バグ32821397 - Oracle GoldenGate Veridata問合せによるDB2データベースのロックと競合の問題
この問題は、DB2データベースでの初期比較中に表のロックを回避することによって修正されました
バグ32633049 - パラメータ・ファイルに長いREPERRORコードが含まれていた場合のVGPPエラー
この問題は修正されました。
バグ32348306: ジョブの異常終了 - 属性"val"の値に無効なXML文字(Unicode: 0xb)が見つかり、要素が"col"である。
このバグは修正されました。Oracle GoldenGate Veridata XMLパーサーが、無効なXML文字を処理するように拡張されました。
バグ32286962 - XMLTypeデータのフェッチ中にデータベースの問合せが失敗した。
Oracle GoldenGate Veridataが、問題の原因となったOracle Databaseの非推奨APIを使用していました。XMLSerializeを使用するように更新されました。XMLSerializeのINDENT/NO INDENT
機能を使用するように、agent.properties.oracle
に新しいプロパティcompare.xmldatatype.format
が追加されました。詳細は、Oracle GoldenGate Veridataの管理ガイドのcompare.xmldatatype.formatを参照してください。
1.1.3.6 リリース12.2.1.4.210420 - 2021年4月
バグ32717596 - 「実行/ジョブの実行」ページで「フィルタ」オプションが機能しない
この問題は、「実行/ジョブの実行」ページ内の「フィルタ」オプションを修正することで解決されました。ジョブが実行されると、フィルタ処理された比較ペア・リストのみが実行されます。
バグ32213540 - SQLの生成が失敗してエラー・メッセージが表示される
この問題は修正されました。OOSレコードに特殊文字があるときに、SQLの生成で正しくない問合せが生成されていました。
バグ32322787 - 非同期ページのロードが遅い
この問題は修正されました。非同期(OOS)ページのロードが効率的になりました。
1.1.3.7 リリース12.2.1.4.210226 - 2021年3月
バグ32249623: 最大同時比較スレッドが24に構成されていてもVeridataで数百もの接続が作成される
この問題は修正されました。
バグ32113971: 「実行/ジョブの実行」ページと「グループ構成」ページを経由して移動するとチェック・ボックスの選択が解除される
この問題は修正されました。「実行/ジョブの実行」ページから他のページに移動してもチェック・ボックスは消えません。
バグ32250963: Oracle DBではdec_floatの精度が正しく機能しない
この問題は修正されました。
バグ32348306: ジョブの異常終了 - 属性valと要素colの値に、無効なXML文字(Unicode: 0xb)が見つかる
この問題は修正されました。
バグ32486366: ランディング・ページでVeridataのjava.lang.NullPointerExceptionにログインできない
この問題は修正されました。
1.1.3.8 Oracle GoldenGate Veridata C Agent for HP NonStop (12.2.1.4.210226) — 2021年4月
バグ32407381 - デルタが有効になっているとEnscribe表比較が失敗する
この問題は修正されました。
1.1.3.9 Oracle GoldenGate Veridata C Agent for HP NonStopリリース12.2.1.4.0 — 2020年9月
バグ30765673 - 比較ペアの生成中に予期しないエラーが発生する
この問題は修正されました。比較は、エラー・メッセージjava.lang.Exception: java.lang.Error: Lost rows from source
で失敗しなくなりました。
1.1.3.10 リリース12.2.1.4.200714 — 2020年7月
バグ31568607 - VeridataインポートがOGGV-60013: 未処理の例外'java.lang.StringIndexOutOfBoundsException': 文字列索引が範囲外で失敗する
この問題は修正されました。データベース・サービス名(完全修飾名の有無にかかわらず)を使用して、PDBに接続するように変更されました。
バグ31344851 - デルタ処理を実行すると比較が完了しない
この問題は修正されています。
バグ31518396 - 12.2.1.4へのアップグレード後、Veridataジョブがソースの行消失というエラー・メッセージで失敗する
この問題は修正されています。Oracle GoldenGate 12.2.1.4.2では、ジョブの失敗エラー・メッセージは表示されません。
バグ31518402 - ジョブの長時間実行および一部の表のハング
この問題は修正されています。ジョブの長時間実行または表のハングの問題は表示されなくなりました。
バグ31518401 - ターゲットSQL Serverでデルタ処理を実行するとSQLExceptionが発生する
この問題は修正されています。
バグ31518397 - Float列が比較グループに追加されないこの問題は、Float列マッピングの問題を修正することで修正されました。
バグ31518386 - OOSを表示しようとすると、org.xml.sax.SAXParseExceptionが発生する
この問題は修正されています。
1.1.3.11 リリース12.2.1.4.191130 — 2019年11月
バグ30425385 - ジョブが「Failed: java.util.concurrent.ExecutionException: java.lang.NullPointerException」で失敗する
この問題は修正されました。比較はこのエラーにより異常終了しなくなりました。
BUG 30558507 - Veridataが0として実行された比較を示す
この問題は修正されました。
1.1.3.12 リリース12.2.1.4.0 — 2019年9月
バグ27866348 - OGGV-00507: ディレクトリの作成時に「Is a directory」というエラーになる
この問題は修正されました。大きい表のレポートを作成できるようになりました。
バグ29135702 - Veridataジョブが「Failed: java.util.concurrent.ExecutionException: java.lang.NullPointerException」というエラーで失敗する
この問題は修正されました。Nullポインタ例外は表示されなくなりました。
バグ28892920 - Veridataで以前の実行の画面が表示されず、最新の実行にのみリフレッシュされる
この問題は修正されました。ブラウザ・ページは、最新のジョブ結果ページにリフレッシュされず、選択したジョブ結果がそのまま表示されます。
バグ25876077 - Veridataでフィールドに挿入すると、空白が追加される
この問題は修正されました。この修正前、Oracle GoldenGate Veridataでは、ソース・データ型がCHAR
、ターゲット・データ型がVARCHAR
、および列がPRIMARY KEY
というシナリオで、ターゲットに追加の空白が挿入されました。:
バグ29880216 - Veridataサーバーで一部の比較ペアのソートに時間がかかる
この問題は修正されました。修正前は、複数の比較ペアが並列に実行されていて、それぞれ数十億件のレコードが処理される場合、エージェントとデータベース間の接続が断続的にハングしていました。
バグ29647121 - VeridataインポートでVeridataの既存のグループがjava.lang.NullPointerExceptionで失敗する
この問題は修正されました。グループに比較ペアがすでに存在するが、構成xmlファイル(インポート・ユーティリティに入力として渡される)にない場合、その比較ペアはOracle GoldenGate Veridataリポジトリから削除されます。
バグ29632716 - Veridataのvarbinary比較がvarchar列で動作しない
この問題は修正されました。OracleのVarchar2とMircorsoft SQL ServerのVarcharのバイナリ形式を使用した比較および修復は、適切に機能します。
1.1.4 既知の問題と回避策
この項では、Oracle GoldenGate Veridataリリース12c (12.2.1.4.x)リリースに関する既知の問題と回避策の詳細を説明します。
1.1.4.1 リリース12.2.1.4.220831 - 2022年9月
バグ34461043 - 非同期表内のスキップされた行に対するフィルタ。
非同期表は、スキップ済ステータスを基準にフィルタ処理できません。非同期表にスキップされた行がある場合は、どのステータスを基準にフィルタ処理しても、スキップされた行がその表から削除されます。
回避策: スキップされた行をその表に戻すには、ページ内の右上隅にあるブレッドクラムをクリックします。
バグ34461053 - キー列に不適切な数値がある場合は非同期表が表示されない
表のキー列に不適切データがあり、比較の結果、スキップされた行以外のすべてのデータが同期されている場合、非同期表は表示されません。
スキップされた行の存在は、終了したジョブ/グループ/比較ペアのページで特定でき、スキップされた行のアイコンが「比較ステータス」列に表示されます。
1.1.4.2 リリース12.2.1.4.210630 — 2021年7月
バグ32525295 - OOSでFloatの値がNANと表示される
回避策: Oracle DBではFLOAT
からFLOAT
の場合はNUMBER
およびDECFLOAT
形式を使用します。
1.1.4.3 リリース12.2.1.4.210420 — 2021年4月
バグ32669339 - Oracle GoldenGate Veridataでの修復が遅く時間がかかる。
重複する行がある場合、Oracle GoldenGate Veridataでの修復は非常に遅くなります。Oracle GoldenGate Veridataでは、重複する行は修復されません。しかしながら、表に重複レコードが含まれている場合は、重複していない行の修復が非常に遅くなります。
1.1.4.4 リリース12.2.1.4.210226 - 2021年3月
バグ32525295 - OOSでFloatの値がNANと表示される
回避策: Oracle DBではFLOAT
からFLOAT
の場合はNUMBER
およびDECFLOAT
形式を使用します。
バグ31167686 - 2ページ目以降での修復に関する問題
回避策: 2つ目の「修復」画面以降での非同期ジョブの修復中に、「修復」を2回クリックして修復を実行します。
バグ32003875 - db2iseries/db2zos/db2luwのFloat/Realデータ型の比較の制限事項
wldb2 JDBCドライバからのREAL値の小数部分は、MySQL (32桁の精度)とは異なり、必ず16桁の精度で格納されます。たとえば、db2iseries/db2zos/db2luwのREAL値0.8は0.800000011920929に変換され、MySQLやOracle、およびその他のデータベースではこの値は異なります。したがって、データベースに関係なく、小数値が存在する場合は比較ペアの生成は必ず失敗します。
バグ32376095 -主キーとしての日付/時間とタイムスタンプ/日時との比較の問題
主キーが一方(ソースDB)では日付/時間で、もう一方(ターゲットDB)では日時/タイムスタンプである場合、Oracle GoldenGate Veridataでは必ず上位側のデータ型が主キーとみなされるため、生成された比較ペアに問題が生じます。
回避策: 日付/時間の列をハッシュ列として、他のデータ型の列をキー列として更新します。
バグ31543800 -カタログおよびスキーマを含むデータベースの「スキーマ」ドロップダウンが機能しない
回避策: 「スキーマ」ドロップダウン・リストの横にある「参照」をクリックしてスキーマを選択します。
1.1.4.5 Oracle GoldenGate Veridata C Agent for HP NonStopリリース12.2.1.4.0 — 2020年9月
バグ31891066 - 手動マッピングでの余分な「ソース・ファイル/表のリフレッシュ」および「ターゲット・ファイル/表のリフレッシュ」ボタン
回避策: 重複する(「ソース」の下の「ソース・ファイル/表のリフレッシュ」、「ターゲット」の下の「ターゲット・ファイル/表のリフレッシュ」)ボタンのいずれかをクリックして続行します。
1.1.4.6 リリース12.2.1.4.200714 — 2020年7月
バグ31537719 - Veridataは常にターゲットのスケールを使用するのではなく、スケールを動的に決定する必要がある
回避策: ターゲットのスケールがソースのスケールより大きい場合、ソースのスケールと一致するようにターゲットのスケールを手動で設定する必要があります。
バグ31179181 - [Oracle-Mysql][修復]: LONGからVARCHARへの問題
MySQLではVARCHAR
のかわりにLONGTEXT
を使用します。
1.1.4.7 リリース12.2.1.4.200115 — 2020年1月
バグ30829622 - mysqlとTeradata、DB2の間で比較を実行すると、いくつかのデータ型の比較結果が正しくない
MySQLとTeradata、またはMySQLとDB2 LUW/DB2 iSeries/DB2 z/osの比較を実行すると、REAL、DATEおよびDATETIMEデータ型に対して不正な比較結果が表示されます。
バグ30666183 - [Mysql-Hive]: BINARYデータ型のジョブが失敗する
予期しない例外が発生し、BINARYデータ型のジョブが失敗します。
1.1.4.8 リリース12.2.1.4.0 — 2019年9月
バグ29695925 - デルタ処理でまれに無効な識別子の問題が発生することがある
回避策: デルタ列タイプのデルタ問合せを作成するときに、TO_CHAR()
メソッド内にデルタ列をラップします。
TIMESTAMP(6) WITH LOCAL TIME ZONE
。たとえば、エンティティIDが0から31537113の範囲のSELECT MAX("SRC_MODIFIED_DATE") FROM "REPL_ENVIRONMENT"."LOGICALDEVICE_CHAR
ではなく、エンティティIDが0から31537113の範囲のSELECT TO_CHAR(MAX("SRC_MODIFIED_DATE"), 'yyyy-MM-DD:hh24:mi:ss.FF6') FROM "REPL_ENVIRONMENT"."LOGICALDEVICE_CHAR
を使用します。
バグ27676721 — 比較ペアの接続レベルの設定をオーバーライドできない
比較ペアの生成機能が比較ペア生成ページで接続レベルとして構成されている場合、ソースの使用またはターゲット列をキー列としてオーバーライドできません。
バグ27755796 — OracleのRAWデータ型ROWIDがキー列として考慮される
すべての列をキー列として使用を使用するとき、バイナリとして内部データ型を持つデータ型(ROWID、RAWなど)はキー列として考慮されます。
バグ27304630 - ビット・データ型のデルタ処理がMSSQLで機能しない。
ビット・データ型のOracle GoldenGate Veridata形式は同じ数値であっても、MSSQLのビット・データ型はデルタ処理でサポートされていません。
バグ27303272 — NSKのファイル・パターンが動作しない
HP NonStop (NSK)ソースおよびターゲットの接続では、ユーザーは「パターン・マッピング」ページでファイル・パターンを実行できません。
バグ27292701 - 'java.lang.NoClassDefFoundError': com/google/protobuf/ProtocolMessageEnum'
プロキシ・ユーザー構成プロパティがない場合、偽装が可能になりません。
回避策: Hadoopシステムで次の構成を使用してcore-site.xml
を構成します。
hadoop.proxyuser.<super-user>.groups=*
hadoop.proxyuser.<super-user>.hosts=*
1.1.4.9 一般的な既知の問題
Windowsでは、JAVA_HOME
は空白を含まないディレクトリ・パスに設定する必要があります。
VeridataエージェントによるSybaseターゲットのタイムスタンプ値の四捨五入が不正確
Veridataエージェントでは、値の時間部分が0.998または0.999の場合に、TIMESTAMP/DATETIME/TIME
の値の四捨五入が間違っています。ソースの値が0.998または0.999で終わる場合、ソースからのTIMESTAMP/DATETIME/TIME
の値とSybaseターゲットからのDATETIME
の値の比較が、誤って非同期とレポートされます。
DB2 for i: DataDirectドライバとVARCHARキー列
DataDirectを使用する場合、VARCHAR
キー列は、COOSステップで末尾の空白が切り捨てられた状態で返されます。これは、COOS
ステップで前提のSELECT
が処理されるときにのみ発生します。この問題を回避するには、VARCHAR
キー列の最後に空の文字列を連結するSQL文を作成し、末尾の空白を保持します。
DB2 for i: DataDirectドライバとCLOBおよびCCSID 1208
DataDirectを使用する場合、CCSID 1208 (UTF-8)で宣言されたCLOBが間違って返されます。正しいデータを適切に挿入して検証するには、値をBLOBにキャストした後で、rawバイトが正しいUTF-8値であることを検査します。JTOpenドライバではこれらの値が正しく選択されないため、この問題の回避策は現在ありません。
DB2 for i: DataDirectドライバとDB2ネイティブ・ドライバ
DataDirectドライバとDB2ネイティブ・ドライバを使用する場合、IDENTITY
列はJDBCメタデータから検出できません。この問題を回避するには、DB2 iSeries SYSCOLUMNS
を直接問い合せて、JDBCメタデータを補足します。
DB2 for i: DataDirectドライバとNULLIDライブラリ
DataDirectドライバでは、DB2パッケージに問合せの実行計画が格納されている必要があります。デフォルトではNULLID
ライブラリが使用されます。それがない場合は、初回接続時に作成されます。パッケージがすでにNULLID
ライブラリに存在し、現在のユーザーにパッケージへのアクセス権がない場合は、エラーが発生します。DataDirectドライバには、このパッケージを手動で作成したり、代替ライブラリを使用してパッケージを格納する回避策が用意されています(詳細はドライバのドキュメントを参照してください)。
DB2 for i: ネイティブ・ドライバとUTF-8
修復時、LOB列がUTF-8で、挿入データがマルチバイトの場合、ネイティブ・ドライバでエラーが発生します。ドライバは、UTF-8拡張で大規模なバッファが必要になる可能性があることを認識していません。
Informix: DataDirect JDBCドライバでサポートされないデータ型
DataDirect JDBCドライバを使用する場合、INTERVAL
、BIGINT
およびBIGSERIAL
データ型はサポートされません。
Informix: 整数の最小値の制限
SMALLINT
、INTEGER
およびBIGINT
データ型の最小値に対する制限は-(2x-1)です(xは順に31、15、63)。修復時に、Informix以外のデータベースからInformixデータへ(-2x)を挿入/更新しようとすると、修復の警告として失敗します。
1.1.5 My Oracle Supportの利用
My Oracle Supportを使用すると、顧客、パートナー、オラクル社社員が報告したナレッジ・ソリューション、回避策、その他の情報を見つけることができます。My Oracle Supportで、サービス・リクエストをオープンすることもできます。サービス・リクエストを解決するためにパッチが必要な場合、My Oracle Supportからパッチをダウンロードする方法が指示されます。
ノート:
Oracle GoldenGate Veridataを販売代理店から購入し、サポートを受ける場合は、My Oracle Supportからサービス・リクエストを作成せず、その代理店に問い合せてください。
1.1.5.1 Oracle GoldenGateナレッジ・ベースの使用
Oracle GoldenGateナレッジ・ベースを表示するには、次のステップに従います。
-
http://support.oracle.com
に移動します。 -
言語を選択し、電子メールとOracleパスワードでログインします。
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「ナレッジ」タブをクリックします。
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「製品ラインの選択」で"GoldenGate"と入力して、Oracle GoldenGate製品をコンテキスト・メニューから選択します。(このリストが表示されるまで数秒待機する必要が生じる場合があります)。もう1つの方法としてドロップダウン・リストから選択、または「参照」リンクを使用して「ミドルウェア」、「データ統合」、「GoldenGate」の順に選択します。
-
「タスク」で、作成する問合せのタイプ(「トラブルシュート」など)を選択します。
-
「バージョン」で、使用しているOracle GoldenGateのバージョンを選択します。
-
「検索条件の入力」で、検索キーワード、または問合せを対象とする複数のキーワードを入力します。
My Oracle Supportに関するヘルプが必要な場合は、アプリケーション・ウィンドウの上部にある「ヘルプ」をクリックします。
1.1.5.2 Oracle GoldenGateサポート・ケースの作成
質問または問題に対する回答をナレッジ・ベースで見つけられない場合は、次のステップに従ってOracle Supportによるサポート・ケースをオープンできます。
-
http://support.oracle.com
に移動します。 -
言語を選択し、電子メールとOracleパスワードでログインします。
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「サービス・リクエスト」タブをクリックします。
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「SRの作成」をクリックします。
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フォームに入力し、必要に応じてアプリケーション・ウィンドウの上部にある「ヘルプ」を参照します。
1.1.6 ドキュメントのアクセシビリティについて
Oracleのアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイト(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docacc
)を参照してください。
Oracle Supportへのアクセス
サポートを購入したオラクル社のお客様は、My Oracle Supportを介して電子的なサポートにアクセスできます。詳細情報は(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=info
)か、聴覚に障害のあるお客様は(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trs
)を参照してください。
Oracle GoldenGate Veridataリリース・ノート12c (12.2.1.4.0)
F23620-09
2022年9月
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