データベース通知をリスニングするポートの構成
次の機能が使用される場合に、Oracle Data Provider for .NETはデータベース通知をリスニングするためのポートをオープンします。
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HAイベント
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ロード・バランス
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連続問合せ通知
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AQ通知
これらの機能はすべて同一のポートを共有します。このポートは、アプリケーション構成ファイルまたはWeb構成ファイルにdb notifications portを設定することで、一元的に構成できます。
構成ファイルが存在しないか、db notification portが指定されていない場合、ODP.NETは有効なポート番号をランダムに使用します。構成ファイルにdb notification portの値として-1を指定した場合も、ランダムなポートが要求されます。ODP.NET管理対象外ドライバで1200など特定のポートを指定するには、アプリケーション構成ファイルまたはWeb構成ファイルを次のように使用します。
<configuration>
<oracle.dataaccess.client>
<settings>
<add name="DbNotificationPort" value="1200"/>
</settings>
</oracle.dataaccess.client>
</configuration>
ODP.NET管理対象ドライバで特定のポートを指定するには、アプリケーション構成ファイルまたはWeb構成ファイルを次のように使用します。
<configuration>
<oracle.manageddataaccess.client>
<version number="*">
<settings>
<setting name="DbNotificationPort" value="1200"/>
</settings>
</version>
</oracle.manageddataaccess.client>
</configuration>
ポート番号は、コンピュータで実行されるプロセスごとに一意にする必要があります。そのため、ポート番号は、プログラムによって、またはアプリケーション構成ファイルを使用して、アプリケーションごとに一意に指定する必要があります。指定したポート番号がすでに使用中または無効の場合も、ODP.NETではエラーが表示されないことに注意してください。
ODP.NETが使用するプロセスが開始されると、アプリケーションはdb notification portの番号を読み込み、そのポートをリスニングします。ポートがオープンされると、ポート番号はプロセスの存続中に変更されます。