4.2.4 Kafkaのアップグレード

Kafkaログ・ファイルのバックアップの作成

1. Kafkaデータのバックアップを作成します:
   1. cd /u02/kafka
   2. mkdir backup
   3. cp -r kafka-logs backup/
   4. cp -r zookeeper backup/

Kafkaブローカのアップグレード

1. Kafkaホーム・フォルダcd /u01/app/kafkaに移動します。
2. コマンドsudo systemctl stop kafka.serviceを実行して、Kafkaブローカ・サービスを停止します。
3. コマンドmkdir backupを実行してバックアップ・フォルダを作成し、すべてのファイルをバックアップ・フォルダに移動します。
4. Kafka 3.4.0 zipをコピーし、フォルダのコンテンツを抽出します。
5. 抽出されたすべてのファイルをKafkaの親フォルダ/u01/app/kafkaに移動します。
6. 構成フォルダ・ファイルをバックアップから新しいkafkaの構成フォルダにコピーします。
7. 構成フォルダの下のserver.propertyファイルを開き、次のパラメータを追加します:

   • inter.broker.protocol.version=<version_you_are_upgrading_from> 
             

     次に例を示します。

     inter.broker.protocol.version=2.1.1

   • log.message.format.version=<version_you_are_upgrading_from>

     次に例を示します。

     log.message.format.version=2.1.1

8. コマンドsudo systemctl restart kafka.serviceを実行してブローカを起動し、クラスタが安定するまで数分待ちます。ログで問題がないか確認してください。
9. コマンドsudo systemctl stop kafka.serviceを実行してブローカを再度停止し、プロトコルを再度更新します。
10. コマンドsudo systemctl stop kafka.serviceを実行してブローカを停止し、メッセージ形式を更新します。
11. コマンドsudo systemctl restart kafka.serviceを実行してブローカを起動し、クラスタが安定するまで数分待ちます。ログで問題がないか確認してください。
12. コマンドsudo systemctl restart kafka.serviceを実行してブローカを起動し、クラスタが安定するまで数分待ちます。ログで問題がないか確認してください。

これで、最新のKafkaブローカが実行されるようになりました。

Zookeeperのアップグレード

1. Kafkaの親フォルダ(/u01/app/kafka)に移動します
2. 次のコマンドを実行して、kafkaブローカおよびkafka-zookeeperを停止します。

   sudo systemctl stop kafka.service

   sudo systemctl stop kafka-zookeeper.service

3. 構成フォルダに移動し、zookeeper.propertiesファイルを開きます
4. admin.serverPortプロパティをファイルに追加し、他のサービスで使用されていないポート番号に割り当てます。

   admin.serverPort=9876

   または、この機能を無効にするには、次のように設定します

   admin.enableServer=false

5. コマンドsudo systemctl restart kafka-zookeeper.serviceを実行して、zookeeperを起動します。

   • コマンドggsa-servicesを実行して、zookeeperサービスが稼働しているかどうかを確認します。
   • サービスが稼働していない場合は、zookeeperのログでエラーがないか確認してください。
   • エラーがスナップショットに関連している場合は、スナップショット・ファイルをhttps://issues.apache.org/jira/browse/ZOOKEEPER-3056からダウンロードし、/u02/kafka/zookeeper/version-2/にコピーします。
   • zookeeper.propertiesファイルを開き、プロパティzookeeper.snapshot.trust.empty=trueを追加し、コマンドsudo systemctl restart kafka-zookeeper.serviceを実行してzookeeperを再起動します。
6. zookeeperが起動したら、コマンドsudo systemctl restart kafka.serviceを実行してKafkaブローカを起動します。
7. サービスkafka.serviceおよびkafka-zookeeper.serviceが正常に実行されているかどうかを確認します。

これで、Kafkaがアップグレードされました。