2.5 Jettyプロパティ・ファイル

OSA-19.1.0.0.*/osa-base/etc/jetty.propertiesにあるjettyプロパティを使用して、特定のセキュリティ機能を変更します。

ノート:

これらのプロパティは、後のステージで構成する場合、サーバーの再起動を避けるためにインストール・ステージで構成することをお薦めします。
使用できるプロパティは次のとおりです:
  • jetty.session.timeout

    OSA Webセッションのタイムアウトを設定できます。これにより、OSA Webセッションのタイムアウトが設定されます。デフォルトでは、このタイムアウトは30分に設定されています。値は1より大きい任意の整数に変更できます。

  • host.headers.whitelist

    x-forwarded-hostヘッダー値をこのプロパティで定義した値に制限できます。

    : host.headers.whitelist= www.oracle.com, www.microsoft.com, localhost:9080

    ここでは、hostヘッダーの値はリストされている3つのドメインのみにすることができます。このプロパティに#を付けてコメントにすると、ヘッダーの値がすべて許可されます。

    ノート:

    リクエストにhostヘッダーを明示的に指定しない場合、デフォルト値はhost-server:portで、ここではOSA jettyサーバーが実行されています。そのため、サーバー・アドレスとともにポート番号を指定する必要があります。
  • xforwarded.host.headers.whitelist

    x-forwarded-hostヘッダー値をこのプロパティで定義した値に制限できます。

    : xforwarded.host.headers.whitelist= www.oracle.com, www.microsoft.com, localhost

    ここでは、x-forwarded-hostヘッダーの値はリストされている3つのドメインのみにすることができます。このプロパティに#を付けてコメントにすると、ヘッダーの値がすべて許可されます。ドメインを入力しなかった場合、つまりプロパティの値が空の場合、このヘッダーはサポートされません。

  • response.headers.list

    各リクエストのレスポンスとともに送信されるレスポンス・ヘッダーのカンマ区切りリスト。

    : response.headers.list="x-frame-options: sameorigin, X-Content-Type-Options: nosniff"

    デフォルトでは、前述の2つのレスポンス・ヘッダーが設定されます。
    • x-frame-options: sameoriginはクリックジャック攻撃を防ぎます。
    • X-Content-Type-Options: nosniffは、ブラウザによるレスポンス・コンテンツのスニッフィングを防ぎます。