10.1.3 パイプラインの詳細
「パイプライン」タブをクリックして、パイプラインの詳細ページを表示します。
図pipeline_details_page.pngの説明
このページには、パイプラインに関する次の情報が含まれます。
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Pipeline ID: Sparkクラスタの一意のパイプラインID
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Pipeline Name: Oracle Stream Analytics UIでユーザーが指定したOracle Stream Analyticsパイプラインの名前。
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パイプライン・ステージ表: このセクションには、各パイプライン・ステージの詳細なランタイム・メトリックを含む表が表示されます。表の各エントリは、Oracle Stream Analytics UIのパイプライン・グラフのパイプライン・ステージに対応しています。
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Pipeline DAG: これは、DAGの形式ですべてのステージをビジュアルに表現したもので、親子関係の様々なパイプライン・ステージが表示されます。この図には、各パイプライン・ステージ内での変換に関する情報も表示されます。
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パイプライン・ステージ表には次の列があります。
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Total Number of Transformations: この測定値は、各ステージの計算に適用されたSpark変換の数です。
Oracle Stream Analyticsでは、問合せステージ、パターン・ステージ、カスタム・ステージなどの様々なタイプのステージがサポートされます。パイプライン・ステージごとに、Oracle Stream Analyticsによって、ステージの入力ストリームに適用される変換のリストが定義されます。最終変換からの出力が、ステージの出力になります。
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Total Output Partitions: この測定値は、各ステージの出力ストリームに含まれるパーティションの合計数です。
すべてのパイプライン・ステージには、ステージ構成によって決定される独自のパーティション化要件があります。たとえば、問合せステージでサマリー関数を定義して、グループ化基準列を定義しない場合、使用可能なパーティション化基準が存在しないため、問合せステージには1つのパーティションのみが含まれます。
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Total Output Events: この測定値は、各ステージで発生した出力イベント(マイクロ・バッチ以外)の合計数です。
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Average Output Rate: この測定値は、各ステージがこれまでに出力イベントを発生させた割合です。この割合は、これまでの出力イベントの合計数とアプリケーションの合計実行時間の比率です。
割合が0 (ゼロ)の場合でも、常にステージ処理でのエラーを意味するわけではありません。ステージでレコードが1つも出力されないこともあります(問合せステージのフィルタを通過したイベントが1つもなかった場合など)。これは、出力イベントの割合が、1イベント/秒を下回る場合に発生することがあります。
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Current Output Rate: この測定値は、各ステージが出力イベントを発生させている割合です。この割合は、メトリック・ページが最後にリフレッシュされて以降の、出力イベントの合計数とアプリケーションの合計実行時間の比率です。現在の出力率をより適切に把握するには、ページのリフレッシュ頻度を増やしてください。