サンプルを使用したOracle Blockchain Platformの探究

Oracle Blockchain Platformに含まれているサンプル・チェーンコードは、インストールしてインスタンス化し、呼び出すことができます。

サンプル・チェーンコードをインストールおよびインスタンス化するには、管理者である必要があります。ユーザー権限がある場合、サンプル・チェーンコードを呼び出すことができます。
  1. コンソールに移動し、開発者ツール・タブを選択します。
  2. サンプル・ペインをクリックします。
    ブロックチェーン・サンプル・ページが表示されます。
  3. サンプル・チェーンコードを特定してインストールします。
    1. 使用するサンプル・チェーンコードを選択し、対応するインストール・ボタンをクリックします。
    2. チェーンコードのインストール・ダイアログで、チェーンコードをインストールするピアを1つ以上指定し、使用するチェーンコード言語(Go、Node.jsまたはJava)を選択します。「インストール」をクリックします。
  4. チェーンコードをインスタンス化します。
    1. チェーンコードのインスタンス化ボタンをクリックします。
    2. チェーンコードのインスタンス化ダイアログで、チェーンコードのインスタンス化先のチャネルを選択し、必要なパラメータを指定します。「RESTプロキシでのインスタンス化と有効化」をクリックします。
  5. チャネル・タブに移動し、サンプル・チェーンコードをインスタンス化したチャネルの名前をクリックします。
    1. チャネル情報ページで、インスタンス化されたチェーンコード・ペインをクリックしてチャネルでのチェーンコードのデプロイメントを確認します。
    2. 台帳領域を使用して、チャネル上の個々のトランザクションに関する情報を見つけることができます。
  6. 台帳ペインをクリックし、次のことを確認します。
    • 台帳のサマリーには、1つのデプロイメントが行われたことが示されています。

    • 台帳表で、データ(sys)型のブロックを探します。

    • ブロックをクリックし、トランザクション表で矢印アイコンをクリックしてブロックの詳細情報を表示します。関数名フィールドに「deploy」と表示されていることを確認します。

  7. 必要に応じて、チェーンコード・タブに移動し、他のチャネルでチェーンコードをインスタンス化します。
    複数のメンバーが含まれるネットワークで作業しており、ファウンダ上でチェーンコードをインスタンス化している場合は、同じチェーンコードをインストールした参加者でチェーンコードをインスタンス化する必要はありません。このような場合、チェーンコードはすでにインスタンス化され、参加者で実行されています。
    1. インスタンス化するチェーンコードの名前を表で特定してクリックします。
    2. チェーンコード情報ページで、新規チェーンコードのインスタンス化ボタンをクリックします。
    3. チェーンコードのインスタンス化ダイアログで、必要な情報を指定します。
  8. チェーンコードを呼び出します。
    1. ブロックチェーン・サンプル・ページに移動し、対象のチェーンコードを見つけ、その呼出しボタンをクリックします。
    2. チェーンコードの呼出しダイアログで、トランザクションを実行するチャネルを選択します。
    3. アクション・フィールドで、チェーンコードを実行するアクションを指定します。
    4. 「実行」をクリックします。「トランザクション結果」には返された値が表示され、APIの詳細フィールドには、トランザクションの呼出しによって実行されたすべてのブロックチェーン・プロセスの詳細なログが表示されます。
  9. チェーンコードが正常に呼び出されたかどうかを確認します。
    1. チャネル・タブに移動し、チェーンコードがインストールされたチャネルを特定してクリックします。
    2. 台帳ペインが選択されていることを確認し、台帳の問合せ表で呼出しが行われたことを示すブロック番号を特定します。
    3. ブロックをクリックし、トランザクション表のステータス列に「成功」と表示されていることを確認します。
  10. 必要に応じて、サンプル・ページに移動し、チェーンコードで他の操作を呼び出します。