オーダラ・ノードの属性
オーダラ・ノードは、ピア・ノードからトランザクションを収集し、それらをまとめて、ブロックチェーン台帳に送信します。ノードの属性により、ネットワーク上でのノードの挙動や動作が決まります。
ノードの属性を変更できるのは管理者のみです。ユーザー権限がある場合、ノードの属性を表示できます。
表A-3 オーダラ・ノード - 一般属性
| 属性 | 説明 | デフォルト値 |
|---|---|---|
| オーダラID | これは、Oracle Blockchain Platformによってノードが作成されたときに割り当てられた識別子または名前です。 | orderer<number-partition> |
| ローカルMSP ID | これは、組織に割り当てられたMSP IDです。このIDは変更できません。 | NA |
| リスニング・ポート | これは、Oracle Blockchain Platformによってノードに割り当てられるリスニング・ポートです。ポート番号は変更できません。 | 組織固有です。 |
| ログ・レベル | ノードに使用するログ・レベルを指定します。開発やテストには、DEBUGを使用することをお薦めします。本番にはERRORを使用します。 | INFO |
表A-4 オーダラ・ノード - 拡張属性 - Kafka/再試行タブ
| 属性 | 説明 | デフォルト値 |
|---|---|---|
| ShortInterval(秒) |
オーダラがチャネルに対する読取りまたは書込みを行うためのKafkaクラスタ接続を確立する時間。 システムは、ShortTotalの制限を超えるまで、ShortIntervalの制限を使用して接続を再試行します。 |
5 |
| ShortTotal(ミリ秒) |
LongIntervalの制限を使用してKafkaクラスタ接続を確立するまで、ShortIntervalの制限が繰り返される期間。 |
10 |
| LongInterval(ミリ秒) |
オーダラがチャネルに対する読取りまたは書込みを行うためのKafkaクラスタ接続を確立する時間。 システムがShortTotal制限を使用して正常に接続できない場合、システムはLongIntervalを使用して接続を試行します。 システムは、LongTotalの制限を超えるまで、LongtIntervalの制限を使用して接続を再試行します。 |
5 |
| LongTotal(時間) |
Kafkaクラスタ接続が失敗するまで、LongInterval制限が繰り返される時間数。 |
12 |
| NetworkTimeouts/DialTimeout(秒) |
クライアントが初期接続を待機する最大時間。 |
10 |
| NetworkTimeouts/ReadTimeout(秒) |
クライアントがレスポンスを待機する最大時間。 |
10 |
| NetworkTimeouts/WriteTimeout(秒) |
クライアントが送信を待機する最大時間。 |
10 |
| メタデータ/RetryBackoff(ミリ秒) |
Kafkaクラスタへのメタデータ・リクエストを再試行するまでに待機する最大時間。 |
250 |
| メタデータ/RetryMax |
システムがKafkaクラスタに行うメタデータ・リクエストの最大試行数。 |
3 |
| プロデューサ/RetryBackoff(ミリ秒) |
Kafkaクラスタへのメッセージの投稿を再試行するまでに待機する最大時間。 |
100 |
| プロデューサ/RetryMax |
システムがKafkaクラスタにメッセージをポストする最大試行回数。 |
3 |
| コンシューマ/RetryBackoff(秒) |
オフセット・チャネルへの再接続、またはオフセット・フェッチやコミットの失敗したリクエストの再試行を行うまでの最大待機時間。 |
2 |