プロダクション業務ガイド

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伝播 Ant タスク リファレンス

この章では、属性、修飾子、および伝播 Ant タスクの使用方法について説明します。Ant タスクは、オンライン タスクとオフライン タスクに分類されます。オンライン タスクは、サーバで実行中の WebLogic Portal アプリケーションと直接対話します。オフライン タスクは以前にエクスポートされたインベントリ ファイルと対話します。

注意 : 伝播ツールは、同じバージョンの WebLogic Portal を使用して作成されたインベントリのみで処理します。たとえば、後続バージョンの WebLogic Portal の伝播ツールを使用して WebLogic Portal 10.0 で生成されたインベントリは使用できません。
ヒント : 使用例を含めた Ant タスクの概要については、「伝播 Ant タスクの使用」を参照してください。

この章の内容は以下のとおりです。

 


オンライン タスク

この節では、各オンライン伝播 Ant タスクについて説明します。オンライン タスクの概要については、「オンライン タスクの概要」を参照してください。この節で説明されているオンライン タスクは次のとおりです。

OnlineCheckMutexTask

伝播サーブレットが、現在別のプロセスで使用されていないことを確認します。ミューテックスは、アプリケーションにスコープ指定され、クラスタ対応です。これは、誰かが、クラスタ内のノードで特定のアプリケーションのサーブレットを使用している場合、ミューテックスが強制的に適用されることを意味します。すなわち、別のユーザは別のノードで、そのアプリケーションに対するサーブレットを使用できません。

注意 : このタスクはユーザが PortalSystemAdministrator ロールのメンバーになることを要求します。詳細については、「セキュリティ情報と伝播」を参照してください。
ヒント : 伝播サーブレットがサーバで伝播タスクを実行します。このサーブレットが WebLogic Portal データの処理を実行するので、一度に複数のスレッドの実行は認められていません。伝播サーブレットについては、「伝播サーブレットのデプロイ」を参照してください。

属性

Ant 条件のプロパティ

このタスクでは、Ant 条件タスクをサポートします。Ant タスクが成功した場合は、条件タスクのプロパティが設定されます。

エラーの発生時

failOnError 属性が true (デフォルト) に設定されている場合、別のスレッドにミューテックスがあるとスクリプトは終了します。スクリプトは、その別のスレッドが完了するまで待機する必要があります。このタスクは Ant 条件文の一部として使用する場合、failOnError は適用されません。つまり、この属性を true に設定した場合、エラーが発生されると、スクリプトが終了ではなく、Ant 条件が false に評価されます。「オンライン タスクのトラブルシューティング」も参照してください。

使用方法

コード リスト 9-1 は、伝播サーブレットが使用中であるかどうかを確認します。スクリプトは 10 回再試行します。コード リスト 9-2 は、Ant 条件文を使用して、成功かどうかをテストします。タスクが成功すると、メッセージが印刷されます。

コード リスト 9-1 OnlineCheckMutexTask の例
<target name="checkMutexDest"  description="checks to see if the mutex is available">
    <onlineCheckMutex
        servletURL="http://localhost:7001/myProjectPropagation/inventorymanagement"
        username="weblogic"
        password="weblogic"
        allowHttp="true"
        failOnError="false"
        retryTimes="10"
    />
</target>
コード リスト 9-2 Ant 条件文を使った OnlineCheckMutexTask
<target name="checkMutexDest" description="checks to see if the mutex is available">
    <condition property="mutex_success">
        <onlineMutex
        servletURL="http://localhost:7001/myProjectPropagation/inventorymanagement"
        username="weblogic"
        password="weblogic"
        allowHttp="true"
        failOnError="false"
        retryTimes="10"
    />

    </condition>
    <antcall target="mutex_success" />
</target>

<target name="mutex_success" if="mutex_success">
    <echo message="The mutex is available." />
</target>

OnlineCommitTask

このタスクは、次の 2 つの処理を実行します。

注意 : ユーザが PortalSystemAdministrator ロールのメンバーになるため、このタスクは必要です。ただし、すべてのリソースが読み込みと変更できることを確認するために、ユーザが管理者ロールのメンバーになっておくことをお勧めします。ユーザが管理者ロールのメンバーでない場合、このタスクはデフォルトで失敗になります。ただし、AllowNonAdminUser 修飾子はこのデフォルトをオーバーライドするために設定できます。詳細については、「セキュリティ情報と伝播」を参照してください。
注意 : データベースにある組み込み LDAP およびセキュリティ データが同期していない場合、このタスクは失敗します。たとえば、データベースにあるロールが LDAP リポジトリから削除されていると、このタスクは失敗します。continueOnValidationError 修飾子を使用して、タスクを強制的に続行することができます。
警告 : このタスクは対象アプリケーションのコンフィグレーションを変更します。コミットされている変更によっては、アクティブ セッションがあるユーザに、不必要な動作が発生する場合があります。ユーザに対するリスクは、管理者が WebLogic Portal Administration Console を使って同じ変更をしたかどうかをユーザが確認する行動に似ています。

属性

修飾子

この節ではこのタスクで利用可能な <modifier> 属性について説明します。各 <modifier> 属性には、namevalue があります。修飾子の使用例については「使用方法」の節を参照してください。

注意 : continueOnValidationError 修飾子は非推奨となりました。代わりに、allowSecurityOutOfSync 修飾子を使用します。

Ant 条件文のサポート

このタスクでは、Ant 条件タスクをサポートします。Ant タスクが成功した場合は、条件タスクのプロパティが設定されます。

エラーの発生時

failOnError 属性が true (デフォルト) に設定されている場合、インベントリが正常にコミットされないとスクリプトは終了します。詳細については、ログ ファイルを確認してください。このタスクは Ant 条件文の一部として使用する場合、failOnError は適用されません。つまり、この属性を true に設定した場合、エラーが発生されると、スクリプトが終了ではなく、Ant 条件が false に評価されます。「オンライン タスクのトラブルシューティング」も参照してください。

使用方法

次の例では、OnlineUploadTask を使って送り先サーバにアップロードされたインベントリ ファイルをコミットし、OnlineUploadTask によりファイルが標準の場所に配置されます。

コード リスト 9-3 OnlineCommitTask の例
<target name="commitOpt">
    <onlineCommit
        servletURL="http://localhost:7001/myProjectPropagation/inventorymanagement"
        username="weblogic"
        password="weblogic"
        allowHttp="true"
    >
        <modifier name="differenceStrategy" value="optimistic" />
        <modifier name="cm_checkinComment" value="My sample checkin comment." />
    </onlineCommit>
</target>

OnlineDownloadTask

現在実行中の WebLogic Portal アプリケーションから指定した ZIP ファイルにインベントリをダウンロードします。

注意 : ユーザが PortalSystemAdministrator ロールのメンバーになるため、このタスクは必要です。すべてのリソースが読み込みと変更できることを確認するために、ユーザが管理者ロールのメンバーになっておくことをお勧めします。ユーザが管理者ロールのメンバーでない場合、このタスクはデフォルトで失敗になります。ただし、AllowNonAdminUser 修飾子はこのデフォルトをオーバーライドするために設定できます。詳細については、「セキュリティ情報と伝播」を参照してください。
注意 : データベースにある組み込み LDAP およびセキュリティ データが同期していない場合、このタスクは失敗します。たとえば、データベースにあるロールが LDAP リポジトリから削除されていると、このタスクは失敗します。
注意 : このタスクでは、ポータル インベントリが抽出され、そのインベントリの ZIP ファイルへの書き込みが試行されます。作成される ZIP ファイルのサイズが 4GB を超えると、このタスクは失敗し、サーバ ログと詳細ログにメッセージが書き込まれます。サーブレットによりクライアントに戻る簡潔なログにも書き込まれます。この問題が発生した場合は、インベントリのスコープ指定を行って、生成されるアーカイブ ファイルのサイズを制限してください。詳細については、「スコープについて」を参照してください。

属性

修飾子

この節ではこのタスクで利用可能な <modifier> 属性について説明します。各 <modifier> 属性には、namevalue があります。修飾子の使用例については、Usage 節の OnlineCommitTask を参照してください。

Ant 条件文のサポート

このタスクでは、Ant 条件タスクをサポートします。Ant タスクが成功した場合は、条件タスクのプロパティが設定されます。

エラーの発生時

failOnError 属性が true (デフォルト) に設定されている場合、インベントリが正常にダウンロードされないとスクリプトは終了します。詳細については、ログ ファイルを確認してください。このタスクを Ant 条件文の一部として使用する場合、failOnError は適用されません。つまり、この属性を true に設定した場合、エラーが発生すると、スクリプトは終了せずに、Ant 条件が false に評価されます。「オンライン タスクのトラブルシューティング」も参照してください。

使用方法

次の例は、dest.zip というインベントリ ファイルをダウンロードします。

コード リスト 9-4 OnlineDownloadTask の例
<target name="downloadDest">
    <onlineDownload
    servletURL="http://localhost:7001/myProjectPropagation/inventorymanagement"
    username="weblogic"
    password="weblogic"
    allowHttp="true"
    outputInventoryFile="${portal.prop.home}/test/ant/dest.zip"
    />
</target>

OnlineMaintenanceModeTask

このタスクはサーバでメンテナンス モードの状態を切り替えます。

伝播セッション中にデータの整合性を維持するには、ソース サーバおよび送り先サーバのアプリケーションをメンテナンス モードにしておく必要があります。メンテナンス モードは、管理者が WebLogic Portal Administration Console を使ってポータルに指定の変更を加えるのを防止します。メンテナンス モードでは、特定のリソースに対する委任管理と資格リクエストを拒否されます。Administration Console によって実行される場合に、特定の API の呼び出しが失敗することを意味しています。さらに、カスタム コードを使用して作成された一部の WLP API への呼び出しが失敗します。

メンテナンス モードは、(単一の Web アプリケーションだけではなく) エンタープライズ アプリケーション全体に対して影響を及ぼし、クラスタ内のすべてのノードに対して影響します。最終的なインベントリのエクスポートが完了したら、メンテナンス モードをオフにして、サーバ上のアプリケーションを変更可能にできます。

注意 : このタスクはユーザが PortalSystemAdministrator ロールのメンバーになることを要求します。詳細については、「セキュリティ情報と伝播」を参照してください。
ヒント : WebLogic Portal Administration Console でもメンテナンス モードを設定できます。[コンフィグレーション|サービス管理] を選択します。詳細については、オンライン ヘルプを参照してください。

属性

Ant 条件のプロパティ

このタスクでは、Ant 条件タスクをサポートします。Ant タスクが成功した場合は、条件タスクのプロパティが設定されます。

エラーの発生時

failOnError 属性が true (デフォルト) に設定されている場合、メンテナンス モードを切り替えることができなかった場合スクリプトは終了します。WebLogic Portal Administration Console でメンテナンス モード状態を確認します。このタスクは Ant 条件文の一部として使用する場合、failOnError は適用されません。つまり、この属性を true に設定した場合、エラーが発生すると、スクリプトは終了せずに、Ant 条件が false に評価されます。「オンライン タスクのトラブルシューティング」も参照してください。

使用方法

コード リスト 9-5 はサーバをメンテナンス モードにします。コード リスト 9-6 は、Ant 条件文を使用して、サーバをメンテナンス モードにし、処理が成功したらメッセージを印刷します。

コード リスト 9-5 OnlineMaintenanceModeTask の例
<target name="lockDest" description="lock the server">
    <onlineMaintenanceMode
        servletURL="http://localhost:7001/propagation/inventorymanagement"
        username="weblogic"
        password="weblogic"
        allowHttp="true"
        enable="true"
    />
</target>
コード リスト 9-6 Ant 条件文を使った OnlineMaintenanceModeTask の例
<target name="lockDestC1" description="lock the server">
     <condition property="lock_success">
        <onlineMaintenanceMode
            servletURL="http://localhost:7001/propagation/inventorymanagement"
            username="weblogic"
            password="weblogic"
            allowHttp="true"
            enable="true"
        />
    </condition>
    <antcall target="lock_success" />
</target>
<target name="locksuccess" 
        if="lock_success">
            <echo message="Maintenance mode has been toggled."/>
</target>

OnlinePingTask

伝播管理サーブレットが指定されているサーバで実行中かどうかをテストします。このタスクは伝播サーブレットに通信できることを確認します。伝播サーブレットについては、「伝播サーブレットのデプロイ」を参照してください。

属性

Ant 条件文のサポート

このタスクでは、Ant 条件タスクをサポートします。Ant タスクが成功した場合は、条件タスクのプロパティが設定されます。

エラーの発生時

failOnError 属性が true (デフォルト) に設定されている場合、サーブレットが正常に応答を返さないとスクリプトは終了します。このタスクは Ant 条件文の一部として使用する場合、failOnError は適用されません。つまり、この属性を true に設定した場合、エラーが発生すると、スクリプトは終了せずに、Ant 条件が false に評価されます。「オンライン タスクのトラブルシューティング」も参照してください。

使用方法

コード リスト 9-7 は、伝播サーブレットが実行中であるかどうかをテストします。コード リスト 9-8 は、Ant 条件文を使用して、タスクが成功するとメッセージを印刷します。

コード リスト 9-7 OnlinePingTask の例
<target name="pingDest" description="ping the server">
    <onlinePing
        servletURL="http://localhost:7001/propagation/inventorymanagement"
        username="weblogic"
        password="weblogic"
        allowHttp="true"
    />
</target>
コード リスト 9-8 Ant 条件文を使った OnlinePingTask の例
<target name="pingDest" description="ping the server">
    <condition property="ping_success">
        <onlinePing
            servletURL="http://localhost:7001/propagation/inventorymanagement"
            username="weblogic"
            password="weblogic"
            allowHttp="true"
        />

    </condition>
    <antcall target="ping_success" />
</target>

<target name="ping_success" if="ping_success">
     <echo message="The server is available." />
</target>

OnlineUploadTask

このタスクは、インベントリ ファイルを、実行中の WebLogic Portal アプリケーションに関連している一時的な場所にアップロードします。OnlineCommitTask を実行する前にこのタスクを実行する必要があります。一度にアップロードできるインベントリは 1 つだけです。

このタスクはアップロードの場所に存在する既存のインベントリ ファイルをオーバーライドします。

注意 : このタスクはユーザが PortalSystemAdministrator ロールのメンバーになることを要求します。詳細については、「セキュリティ情報と伝播」を参照してください。
注意 : 伝播を実行しているユーザは WebLogic Server のファイル アップロードのセキュリティ ポリシーの権限を持つ必要があります。または、Admin や Deployer ロールに存在する必要があります。詳細については、「セキュリティ情報と伝播」を参照してください。
注意 : このタスクはファイルを移動するだけです。実行中のアプリケーションのコンフィグレーションには影響しません。この処理は、アクティブ ユーザがシステムに存在していても安全に実行できます。
注意 : 伝播管理サーブレットのコンフィグレーション設定により、Dos 攻撃を軽減することができます。サーブレットは、アップロード ファイル (HTTP 経由でアップロードされるファイル) に許可される最大サイズでコンフィグレーションされます。デフォルトでは、1MB に設定されます。インベントリ ZIP ファイル内でこの値を超えたファイルは拒否されます。この制限を回避する最も簡単な方法は、インベントリを送り先サーバに物理的にコピーし、このタスクの readFromServerFileSystem 属性を使用することです。大きなファイルを許可するようにサーブレットのコンフィグレーションを変更することについては、「デフォルトのアップロード ファイル サイズの増加」を参照してください。

属性

Ant 条件のプロパティ

このタスクでは、Ant 条件タスクをサポートします。Ant タスクが成功した場合は、条件タスクのプロパティが設定されます。

エラーの発生時

failOnError 属性が true (デフォルト) に設定されている場合、アップロードが失敗するとスクリプトは終了します。詳細については、ログ ファイルを確認してください。このタスクは Ant 条件文の一部として使用する場合、failOnError は適用されません。つまり、この属性を true に設定した場合、エラーが発生すると、スクリプトは終了せずに、Ant 条件が false に評価されます。「オンライン タスクのトラブルシューティング」も参照してください。

使用方法

次の例では combined.zip というファイルを、サーバにアップロードします。

コード リスト 9-9 OnlineUploadTask の例
<target name="upload">
    <onlineUpload
        servletURL="http://localhost:7001/propagation/inventorymanagement"
        username="weblogic"
        password="weblogic"
        allowHttp="true"
        sourceFile="${portal.prop.home}/test/ant/combined.zip"
    />
</target>

 


オフライン タスク

この節では、各オフライン伝播 Ant タスクについて説明します。オフライン タスクの概要については、「オフライン タスクの概要」を参照してください。この節で説明されているオフライン タスクは次のとおりです。

OfflineCheckManualElectionsTask

手動選択 (変更) の有無のテスト。このタスクで直接指定された (changemanifest.xml を含む) インベントリ ファイルか changemanifest.xml のどちらかを確認できます。必要な手動変更が検出された場合、このタスクを使用して自動伝播を停止できます。

属性

注意 : changeManifestFile sourceFile 属性のどちらかを指定する必要があります。

Ant 条件のプロパティ

このタスクでは、Ant 条件タスクをサポートします。Ant タスクが成功した場合は、条件タスクのプロパティが設定されます。

エラーの発生時

failOnError 属性が true (デフォルト) に設定されている場合、少なくとも 1 つの手動選択が検出しないとスクリプトは終了します。failOnError が false に設定されていると、タスクが失敗することはありませんが、手動選択が検出されたことを示すメッセージをレポートします。このタスクは Ant 条件文の一部として使用する場合、failOnError は適用されません。つまり、この属性を true に設定した場合、エラーが発生すると、スクリプトは終了せずに、Ant 条件が true に評価されます。「オフライン タスクのトラブルシューティング」も参照してください。

使用方法

次の例では 2 つのインベントリが結合されます。属性の一部は OfflineDiffTask から取得されます。

コード リスト 9-10 OfflineCheckManualElectionsTask の例
<target name="checkManual" description="Checks for manual elections (changes)">
    <offlineCheckManualElections
         changeManifestFile="${portal.prop.home}/test/ant/combine_cm.xml""
         logFile="${portal.prop.home}/test/ant/combine_log.txt"
         verboseLogFile="${portal.prop.home}/test/ant/combine_verboselog.txt"
    />
</target>

OfflineCombineTask

2 つのインベントリを結合し、変更マニフェスト ファイルで、追加、更新、および削除のセットとして、差分を報告します。

注意 : このタスクは OfflineDiffTask タスクを拡張するので、OfflineDiffTask で利用できる全属性は、このタスクでも使用できます。

属性

Ant 条件のプロパティ

このタスクでは、Ant 条件タスクをサポートします。Ant タスクが成功した場合は、条件タスクのプロパティが設定されます。

エラーの発生時

failOnError 属性が true (デフォルト) に設定されている場合、2 つのインベントリ間で違いがまったく検出されないと、スクリプトは終了します。このタスクは Ant 条件文の一部として使用する場合、failOnError は適用されません。つまり、この属性を true に設定した場合、エラーが発生されると、スクリプトは終了せずに、Ant 条件が false に評価されます。「オフライン タスクのトラブルシューティング」も参照してください。

使用方法

次の例では 2 つのインベントリが結合されます。属性の一部は OfflineDiffTask から取得されます。

コード リスト 9-11 OfflineCombineTask の例
<target name="combine" description="Combine two inventories with logging">
    <offlineCombine
         sourceFile="${portal.prop.home}/test/ant/src.zip"
         destFile="${portal.prop.home}/test/ant/dest.zip"
         combinedInventoryFile="${portal.prop.home}/test/ant/combined.zip"
         changeManifestFile="${portal.prop.home}/test/ant/combine_cm.xml"
         logFile="${portal.prop.home}/test/ant/combine_log.txt"
         verboseLogFile="${portal.prop.home}/test/ant/combine_verboselog.txt"
    />
</target>

OfflineDiffTask

2 つのインベントリを比較し、変更マニフェスト ファイルで、追加、更新、および削除のセットとして、差分を報告します。

属性

Ant 条件文のサポート

このタスクでは、Ant 条件タスクをサポートします。Ant タスクが成功した場合は、条件タスクのプロパティが設定されます。

エラーの発生時

failOnError 属性が true (デフォルト) に設定されている場合、差分が検出されないとスクリプトは終了します。このタスクは Ant 条件文の一部として使用する場合、failOnError は適用されません。つまり、この属性を true に設定した場合、エラーが発生されると、スクリプトが終了ではなく、Ant 条件が false に評価されます。「オフライン タスクのトラブルシューティング」も参照してください。

使用方法

コード リスト 9-12 では、変更マニフェスト ファイルに、2 つのファイル間の差分が書き込まれます。

コード リスト 9-12 OfflineDiffTask の例
<target name="diff" description="compare two inventories with logging">
    <offlineDiff
        sourceFile="${portal.prop.home}/test/ant/src.zip"
        destFile="${portal.prop.home}/test/ant/dest.zip"
        logFile="${portal.prop.home}/test/ant/diff_log.txt"
        verboseLogFile="${portal.prop.home}/test/ant/diff_verboselog.txt"
    />
</target>

OfflineElectionAlgebraTask

2 つの変更マニフェスト ファイルに対して代数的演算を許可します。

属性

Ant 条件のプロパティ

このタスクでは、Ant 条件タスクをサポートします。Ant タスクが成功した場合は、条件タスクのプロパティが設定されます。

エラーの発生時

failOnError 属性が true (デフォルト) に設定されている場合、代数的演算が失敗するとスクリプトは終了します。このタスクは Ant 条件文の一部として使用する場合、failOnError は適用されません。つまり、この属性を true に設定した場合、エラーが発生されると、スクリプトが終了ではなく、Ant 条件が false に評価されます。「オフライン タスクのトラブルシューティング」も参照してください。

使用方法

コード リスト 9-13 では、2 つの変更マニフェストのコンテンツが追加されます。コード リスト 9-14 では、2 つの変更マニフェストのコンテンツが削除されます。

コード リスト 9-13 OfflineElectionAlgebraTask の例 : Add
<target name="electionsAdd" description="add the two election lists">
    <offlineAlgebra
        electionList1File="${portal.prop.home}/test/ant/elections1.xml"
        electionList2File="${portal.prop.home}/test/ant/elections2.xml"
        operation="add"
        outputFile="${portal.prop.home}/test/ant/addedElections.xml"
    />
</target>
コード リスト 9-14 OfflineElectionAlgebraTask の例 : Subtract
<target name="electionsSubtract" description="subtract the two election lists">
/>
    <offlineAlgebra 
        electionList1File="${portal.prop.home}/test/ant/elections1.xml"
        electionList2File="${portal.prop.home}/test/ant/elections2.xml"
        operation="subtract"
        outputFile="${portal.prop.home}/test/ant/subtractedElections.xml"
    />

</target>

OfflineExtractTask

インベントリ ファイルから最上位レベルのファイルを抽出します。これらのファイルは、ファイルのトップレベルのインベントリ ZIP ファイルに格納されます。変更マニフェスト ファイル、エクスポート ファイル、手動変更ファイル、ポリシー ファイル、およびスコープ ファイルを含めることができます。

属性

Ant 条件文のサポート

このタスクでは、Ant 条件タスクをサポートしません。

エラーの発生時

failOnError 属性が true (デフォルト) に設定されている場合、処理中に問題が発生するとスクリプトは終了します。このタスクは Ant 条件文の一部として使用する場合、failOnError は適用されません。つまり、この属性は true に設定する場合、エラーを発生すると、スクリプトが終了ではなく、Ant 条件が false に評価されます。「オフライン タスクのトラブルシューティング」も参照してください。

使用方法

次の例では、インベントリ ファイルから特定のファイルが抽出されます。

コード リスト 9-15 OfflineExtractTask の例
<target name="extractCombined" description="gather resources from the combined inventory">
    <offlineExtract
        sourceFile="${portal.prop.home}/test/ant/combined.zip"
        exportFile="${portal.prop.home}/test/ant/extractCombined_export.properties"
        scopeFile="${portal.prop.home}/test/ant/extractCombined_scope.properties"
        policyFile="${portal.prop.home}/test/ant/extractCombined_policy.properties"
        changemanifestfile="${portal.prop.home}/test/ant/extractCombined_change.xml"
        logFile="${portal.prop.home}/test/ant/extractCombined_log.txt"
        verboseLogFile="${portal.prop.home}/test/ant/extractCombined_verboselog.txt"
    />
</target>

OfflineInsertTask

インベントリ ファイルに最上位レベルのファイルを挿入します。これらのファイルは、ファイルのトップレベルのインベントリ ZIP ファイルに格納されます。変更マニフェスト ファイル、エクスポート ファイル、手動変更ファイル、ポリシー ファイル、およびスコープ ファイルを含めることができます。

属性

Ant 条件文のサポート

このタスクでは、Ant 条件タスクをサポートします。Ant タスクが成功した場合は、条件タスクのプロパティが設定されます。

エラーの発生時

failOnError 属性が true (デフォルト) に設定されている場合、処理が失敗するとスクリプトは終了します。このタスクは Ant 条件文の一部として使用する場合、failOnError は適用されません。つまり、この属性を true に設定した場合、エラーが発生されると、スクリプトが終了ではなく、Ant 条件が false に評価されます。「オフライン タスクのトラブルシューティング」も参照してください。

使用方法

次の例では、インベントリに特定のファイルが挿入されます。

コード リスト 9-16 OfflineInsertTask の例
<target name="insertCombined" description="insert resources into combined inventory">
     <offlineInsert
         sourceFile="${portal.prop.home}/test/ant/combined.zip"
         policyFile="${portal.prop.home}/test/ant/extractCombined_policy.properties"
         changemanifestfile="${portal.prop.home}/test/ant/extractCombined_change.xml"
         outputFile="${portal.prop.home}/test/ant/newCombined.zip"
     />
</target>

OfflineListPoliciesTask

インベントリ ファイルから有効なポリシーをエクスポートします。これらのポリシーは、.properties テキスト ファイルに書き込まれます。このプロパティ ファイルを後から編集して、OfflineCombineTask などの他のタスクへの入力として使用できます。「ポリシーの使用」も参照してください。

属性

Ant 条件文のサポート

このタスクでは、Ant 条件タスクをサポートします。Ant タスクが成功した場合は、条件タスクのプロパティが設定されます。

エラーの発生時

failOnError 属性が true (デフォルト) に設定されている場合、処理が失敗するとスクリプトは終了します。インベントリ ツリー調査中に問題があるとスクリプトは失敗する可能性があります。このタスクは Ant 条件文の一部として使用する場合、failOnError は適用されません。つまり、この属性を true に設定した場合、エラーが発生されると、スクリプトが終了ではなく、Ant 条件が false に評価されます。「オフライン タスクのトラブルシューティング」も参照してください。

使用方法

次の例では、ポータル アプリケーションに対してポリシー ファイルが書き込みまれます。

コード リスト 9-17 OfflineListPoliciesTask の例
<offlineListPolicies 
   sourceFile="${portal.prop.home}/test/ant/src.zip"
   policyFile="${portal.prop.home}/test/ant/listPolicies_policies.properties"
   globalAddFlag="true"
   globalUpdateFlag="false"
   globalDeleteFlag="true"
   logFile="${portal.prop.home}/test/ant/listPolicies_log.txt"
   verboseLogFile="${portal.prop.home}/test/ant/listPolicies_verboselog.txt"
/>

OfflineListScopesTask

インベントリ ファイルから有効なスコープ指定情報をエクスポートします。スコープは、.properties テキスト ファイルに書き込まれます。このプロパティ ファイルを後から編集して、OfflineCombineTask などの他のタスクへの入力として使用できます。「ポリシーの使用」も参照してください。

属性

Ant 条件文のサポート

このタスクでは、Ant 条件タスクをサポートします。Ant タスクが成功した場合は、条件タスクのプロパティが設定されます。

エラーの発生時

failOnError 属性が true (デフォルト) に設定されている場合、インベントリ ツリーを調査している間に問題が発生するとスクリプトは終了します。このタスクは Ant 条件文の一部として使用する場合、failOnError は適用されません。つまり、この属性を true に設定した場合、エラーが発生されると、スクリプトが終了ではなく、Ant 条件が false に評価されます。「オフライン タスクのトラブルシューティング」も参照してください。

使用方法

次の例では、デフォルトの深さの値 3 を使って、プロパティ ファイルにスコープ指定アーティファクトをエクスポートします。

コード リスト 9-18 OfflineListScopesTask の例
<target name="listScopes" description="lists the scopes found in the source inventory">
    <offlineListScopes
        sourceFile="${portal.prop.home}/test/ant/src.zip"
        scopeFile="${portal.prop.home}/test/ant/listScopes_scopes.properties"
        logFile="${portal.prop.home}/test/ant/listScopes_log.txt"
        verboseLogFile="${portal.prop.home}/test/ant/listScopes_verboselog.txt"
    />
</target>

OfflineSearchTask

特定の文字列に一致するノード名についてインベントリを検索する。検索文字列は、ノード名 (分類の最後の用語) に存在する場合にのみ一致します。

たとえば、次のインベントリを検討します。

1. Application

2. Application:PersonalizationService

3. Application:PersonalizationService:EventService:redEvent.evt

4. Application:PersonalizationService:EventService:coloredEvent.evt

5. Application:PersonalizationService:EventService:blueEvent.evt

文字列の red についてインベントリを検索する場合、タスクは、ノード 3 と 4 を返します。PersonalizationService を検索する場合、タスクはノード 2 のみを返します。

属性

Ant 条件文のサポート

このタスクでは、Ant 条件タスクをサポートします。Ant タスクが成功した場合は、条件タスクのプロパティが設定されます。

success - 1 つまたは複数の一致が検出される場合。

failure - 一致が検出されない、またはエラーが発生する場合。

エラーの発生時

failOnError 属性が true (デフォルト) に設定されている場合、一致が検出されないとスクリプトは終了します。このタスクは Ant 条件文の一部として使用する場合、failOnError は適用されません。つまり、この属性を true に設定した場合、エラーが発生されると、スクリプトが終了ではなく、Ant 条件が false に評価されます。「オフライン タスクのトラブルシューティング」も参照してください。

使用方法

コード リスト 9-19 では、文字列 global について、特定のインベントリが検索されます。コード リスト 9-20 では、Ant 条件文を使用して、検索が成功するとメッセージが印刷されます。

コード リスト 9-19 OfflineSearchTask の例
<target name="search">
    <offlineSearch|
        searchString="global"
        sourceFile="${portal.prop.home}/test/ant/src.zip"
        listFile="${portal.prop.home}/test/ant/search.txt"
        logFile="${portal.prop.home}/test/ant/search_log.txt"
        verboseLogFile="${portal.prop.home}/test/ant/search_verboselog.txt"
    />
</target>
コード リスト 9-20 Ant 条件文を使った OfflineSearchTask の例
<target name="searchC1" description="finds the nodes that contain the search string in
the name">
        <condition property="search_success">
             <offlineSearch
                 searchString="esktop"
                 sourceFile="${portal.prop.home}/test/ant/src.zip"
             />
        </condition>

    <antcall target="search_success" />
</target>
<target name="search_success" if="search_success"><echo message="The search     succeeded." />
</target>

OfflineValidateTask

ソース ZIP ファイルに有効なポータル アプリケーション インベントリが含まれることを確認します。インベントリを移動またはダウンロード後にこのタスクを使用して、正常に転送されたことを確認します。このタスクは ZIP ファイルの内部構造が、エクスポートされたインベントリに従うことを確認します。インベントリ ツリーのすべてのノードの XML は検証しません。

属性

Ant 条件のプロパティ

このタスクでは、Ant 条件タスクをサポートします。Ant タスクが成功した場合は、条件タスクのプロパティが設定されます。

エラーの発生時

failOnError 属性が true (デフォルト) に設定されている場合は、ファイルが有効なインベントリ ファイルでない限り、スクリプトが終了します。このタスクは Ant 条件文の一部として使用する場合、failOnError は適用されません。つまり、この属性を true に設定した場合、エラーが発生されると、スクリプトが終了ではなく、Ant 条件が false に評価されます。「オフライン タスクのトラブルシューティング」も参照してください。

使用方法

次の例では、src.zip というインベントリ ファイルが検証されます。

コード リスト 9-21 OfflineValidateTask の例
<target name="validateSrc" description="valid inventory, with logging">
    <offlineValidate
    sourceFile="${portal.prop.home}/test/ant/src.zip"
    logFile="${portal.prop.home}/test/ant/validateSrc_log.txt"
    verboseLogFile="${portal.prop.home}/test/ant/validateSrc_verboselog.txt"
    />
</target>

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