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HTTP キャッシュ ヘッダの設定 - Expires

Expires ヘッダには、コンテンツの有効期限、またはコンテンツが「最新」の状態にある期間が指定されます。このヘッダに値が指定されると、ポータル サーバでは常時、リモート サーバに対してコンテンツの内容が変更されたかどうかの確認が行われます。

ほとんどの Web サーバでは、オブジェクトがクライアントから最後に参照された時点 (最終アクセス時刻)、またはサーバ上のドキュメントが最後に変更された時点 (最終修正時刻) を基準として、明確な有効期間を設定することができます。
JSP では次のコードのように、Expires ヘッダを使用して簡単にキャッシュの有効期間を長期に設定することができます。
<%
response.setDateHeader("Expires",Long.MAX_VALUE);
%>
.NET の System.Web.HttpCachePolicy クラスは、キャッシュを操作するためのさまざまなメソッドを備えているほか、HTTP ヘッダを明示的に設定する場合にも使用できます (API のドキュメントは MSDN の http://msdn.microsoft.com/library/default.asp?url=/library/en-us/cpref/html/frlrfsystemwebhttpcachepolicyclasssetexpirestopic.asp から参照してください)。Response.Cache.SetExpires メソッドを使用すると、さまざまな方法で Expires ヘッダの設定を行うことができます。次に示すのは、有効期間を長期に設定するためのコード スニペットの例です。
Response.Cache.SetExpires(DateTime.Now.AddYears(100000000));
.NET の Web フォーム ページ (.aspx) では、標準の ASP メソッドを使用して、HTTP ヘッダの設定を行うこともできます。
注意 : キャッシュ機能を無効にするために Expires = 0 を使用することは避けてください。Expires ヘッダは、リモート サーバにより送信され、ポータル サーバによってブラウザに渡されます。Expires=0 を使用した場合、これら 3 つのマシンすべてで時間が同期していないと、キャッシュされているコンテンツが誤って返される場合があります。この問題を解消するには、すでに経過していることが確実な日時を Expires ヘッダに設定します。

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