LIBSCA メッセージ 700-799

Oracle SALT のシステム・メッセージには、次の情報が含まれています。

説明: メッセージの意味と内容を説明します。

アクション: 検出された問題を修正するための手順を示します。

関連項目: 関連する情報の参照先を示します (ただし、必要な場合のみ)。

Oracle SALT のシステム・メッセージには番号が付けられ、複数のカタログにまとめられています。カタログの種類は、メッセージの生成元である Oracle SALT 10g Release 3 (10.3) システムのコンポーネントの種類に基づいています。特定のメッセージを調べるには、以下のカタログの中から適切なカタログ名をクリックしてください。

注意: すでに廃止された機能のメッセージが表示される場合があります。廃止された機能はサポートされませんのでご注意ください。

700

Types mismatch for field fieldname
フィールド fieldname の型が不一致です。

説明

オープン・データ・オブジェクトに FML32 バッファの FLD_FML32 フィールドを入力するときに、SCA ランタイムは、対応する SDO 型がデータ・オブジェクト以外のものであることを検出しました。

アクション

埋め込み型の FML バッファがデータ・オブジェクトにマップされていることを確認します。SCA コマンドによって生成されたコードが変更されていない場合、この問題が該当します。問題が解決しない場合は、Oracle SALT サポート部門にお問い合わせください。

701

Types mismatch for field fieldname
フィールド fieldname の型が不一致です。

説明

オープン・データ・オブジェクトに FML32 バッファの FLD_VIEW32 フィールドを入力するときに、SCA ランタイムは、対応する SDO 型がデータ・オブジェクト以外のものであることを検出しました。

アクション

埋め込み型の view バッファがデータ・オブジェクトにマップされていることを確認します。SCA コマンドによって生成されたコードが変更されていない場合、この問題が該当します。問題が解決しない場合は、Oracle SALT サポート部門にお問い合わせください。

702

ERROR: ATMI Binding - workStationParameter/encryptBits minimum SSL encryption strength minbits is not legal
ERROR: ATMI バインディング - workStationParameter/encryptBits の最小 SSL 暗号化強度 minbits は正しくありません。

説明

SSL 暗号化の最小暗号化強度が minbits に設定されましたが、有効な値ではありません。

アクション

SSL 暗号化の有効な最小暗号化強度は 0、40、56、128、または 256 ビットです (40 ビット暗号化は非推奨になったため、新しいアプリケーションでは使用しないでください)。

関連項目

703

ERROR: ATMI Binding - workStationParameter/encryptBits maximum SSL encryption strength maxbits is not legal
ERROR: ATMI バインディング - workStationParameter/encryptBits の最大 SSL 暗号化強度 maxbits は正しくありません。

説明

SSL 暗号化の最大暗号化強度が maxbits に設定されましたが、有効な値ではありません。

アクション

SSL 暗号化の有効な最大暗号化強度は 0、40、56、128、または 256 ビットです (40 ビット暗号化は非推奨になったため、新しいアプリケーションでは使用しないでください)。

関連項目

704

ERROR: ATMI Binding - workStationParameter/encryptBits minimum LLE encryption strength minbits is not legal
ERROR: ATMI バインディング - workStationParameter/encryptBits の最小 LLE 暗号化強度 minbits は正しくありません。

説明

LLE 暗号化の最小暗号化強度が minbits に設定されましたが、有効な値ではありません。

アクション

LLE 暗号化の有効な最小暗号化強度は 0、40、56、または 128 ビットです (40 ビット暗号化は非推奨になったため、新しいアプリケーションでは使用しないでください)。

関連項目

705

ERROR: ATMI Binding - workStationParameter/encryptBits maximum LLE encryption strength maxbits is not legal
ERROR: ATMI バインディング - workStationParameter/encryptBits の最大 LLE 暗号化強度 maxbits は正しくありません。

説明

LLE 暗号化の最大暗号化強度が maxbits に設定されましたが、有効な値ではありません。

アクション

LLE 暗号化の有効な最大暗号化強度は 0、40、56、または 128 ビットです (40 ビット暗号化は非推奨になったため、新しいアプリケーションでは使用しないでください)。

関連項目

706

ERROR: Exception setting field fieldname, due to: exception_text
ERROR: フィールド fieldname の設定中に例外が発生しました。原因 : exception_text

説明

オープン・データ・オブジェクトに FML または FML32 フィールド fieldname のデータを入力しようとしているときに、例外が発生しました。特定の例外が exception_text に記述されています。

アクション

exception_text を参照して、適切な対応策を判断します。

関連項目

707

ERROR: view32 reallocation failed
ERROR: view32 の再割り当てに失敗しました。

説明

FML32 バッファに追加される FLD_VIEW32 フィールド用のメモリを再割り当てしようとしているときに、realloc() を使用してオペレーティング・システムからメモリを動的に再割り当てようとしましたが、失敗しました。

アクション

マシン上のメモリ容量およびプロセスで使用されるメモリ容量に関して、オペレーティング・システムのパラメータが正しく設定されているかどうかを確認します。マシンのメモリ使用量を減らすか、マシンの物理メモリ容量を増やします。

708

ERROR: memory reallocation failed
ERROR: メモリの再割り当てに失敗しました。

説明

FML または FML32 バッファに追加されるフィールド用のメモリを再割り当てしようとしているときに、realloc() を使用してオペレーティング・システムからメモリを動的に再割り当てようとしましたが、失敗しました。

アクション

マシン上のメモリ容量およびプロセスで使用されるメモリ容量に関して、オペレーティング・システムのパラメータが正しく設定されているかどうかを確認します。マシンのメモリ使用量を減らすか、マシンの物理メモリ容量を増やします。

709

ERROR: Fget failed: fml_error
ERROR: Fget でエラーが発生しました : fml_error

説明

FML または FML32 バッファからフィールドを取得しようとしたときに、fml_error が原因で Fget() または Fget32() 呼び出しが失敗しました。

アクション

FML または FML32 バッファに存在すると SCA が予期しているフィールドが、SCA と対話する Tuxedo プロセスによって入力されていることを確認します。

関連項目

Fget(3)

710

ERROR: ATMI Binding - only 1 parameter should be used for a VIEW32, VIEW, X_COMMON, or X_CTYPE buffer
ERROR: ATMI バインディング - VIEW32、VIEW、X_COMMON、または X_CTYPE バッファではパラメータを 1 つだけ使用してください。

説明

Tuxedo VIEW32、VIEW、X_COMMON、または X_CTYPE バッファに入力しようとしたときに、SCA ランタイムは、対応する SCA シグネチャ・リストに複数のパラメータが含まれていることを検出しました。

アクション

VIEW32、VIEW、X_COMMON、または X_CTYPE バッファに対応する SCA シグネチャ・リストにはパラメータを 1 つだけ含める必要があり、その型は DataObjectPtr でなければなりません。SCA サービス定義を適切に修正します。

711

ERROR: ATMI Binding - parameter for a VIEW32, VIEW, X_COMMON, or X_CTYPE buffer must be of type DataObjectPtr instead of badparmtype
ERROR: ATMI バインディング - VIEW32、VIEW、X_COMMON、または X_CTYPE バッファのパラメータは badparmtype ではなく DataObjectPtr 型でなければなりません。

説明

Tuxedo VIEW32、VIEW、X_COMMON、または X_CTYPE バッファに入力しようとしたときに、SCA ランタイムは、対応する SCA シグネチャ・リストに DataObjectPtr 型ではなく badparmtype 型のパラメータが含まれていることを検出しました。

アクション

VIEW32、VIEW、X_COMMON、または X_CTYPE バッファに対応する SCA シグネチャ・リストには 1 つのパラメータを含める必要がありますが、その型は badparmtype ではなく DataObjectPtr でなければなりません。SCA サービス定義を適切に修正します。

関連項目

712

ERROR: Fmbunpack32 of VIEW32 mbstring element failed with error fml32error
ERROR: VIEW32 mbstring 要素の Fmbunpack32 がエラー fml32error により失敗しました。

説明

VIEW32 mbstring 要素を変換しているときに Fmbunpack32(3) API が失敗しました。

アクション

特定のエラーの詳細については、fml32error を参照してください。

関連項目

Fmbunpack32(3)、Oracle SALT の『プログラミング・ガイド』の「マルチバイト文字列データのマッピング」

713

ERROR: Cannot set LC_CTYPE locale to locale or to its alternate altlocale
ERROR: LC_CTYPE ロケールを locale またはその代わりの altlocale に設定できません。

説明

LC_CTYPE ロケールを locale に設定するときに C++ ライブラリ関数 setlocale() が失敗しました。また、LC_CTYPE ロケールを、$TUXDIR/locale/setlocale_alias ファイルでこのロケールに対して定義されている代わりのロケール altlocale に設定するときにも失敗しました。

アクション

$TUXDIR/locale/setlocale_alias ファイル内の locale に相当するロケールが、オペレーティング・システムで認識されるものであることを確認します。

関連項目

Oracle SALT の『プログラミング・ガイド』の「マルチバイト文字列データのマッピング」

714

ERROR: Cannot set LC_CTYPE locale to locale
ERROR: LC_CTYPE ロケールを locale に設定できません。

説明

LC_CTYPE ロケールを locale に設定するときに、C++ ライブラリ関数 setlocale() が失敗しました。このロケールに定義されているエイリアスはありません。

アクション

Tuxedo の国際化された文字セット・サポートで使用されるロケール名と、オペレーティング・システムの国際化された文字セット・サポートで使用されるロケール名は異なる場合があるため、$TUXDIR/locale/setlocale_alias ファイル内で locale のエイリアスを作成することができます。それには、locale、空白、代わりの名前 (このロケールがオペレーティング・システム・ライブラリで認識される名前) の順に入力した行を追加します。

関連項目

Oracle SALT の『プログラミング・ガイド』の「マルチバイト文字列データのマッピング」

715

ERROR: Multibyte string to wide character conversion failed
ERROR: マルチバイト文字列からワイド文字への変換に失敗しました。

説明

マルチバイト文字列からワイド文字への変換に失敗しました。

アクション

変換されるマルチバイト文字列内のバイトが現在のロケールで有効な文字を表していることを確認します。

関連項目

Oracle SALT の『プログラミング・ガイド』の「マルチバイト文字列データのマッピング」