Oracle Enterprise Manager Oracle Application Diagnostics for Java(Oracle AD4J)管理およびリファレンス・ガイド 10gリリース4(10.2.0.4) E05968-01 |
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この章では、Oracle Application Diagnostics For Java(Oracle AD4J)で実行できる管理タスクについて説明します。この章の内容は、次のとおりです。
注意: デフォルトでは、Oracle AD4Jエージェントは、次のファイルを/tmp(WindowsではC:\)に書き込みます。
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インストールのデフォルト値を受け入れた場合、コンソールは次のURLからアクセスできます。
http://myconsole.mycompany.com:3500
myconsole.mycompany.comは、コンソールがインストールされているサーバーの名前です。サーバーのIPアドレスzzz.zzz.zzz.zzzを使用してもコンソールにアクセスできます。
http://zzz.zzz.zzz.zzz:3500
このマニュアルでは、コンソールが有効なリポジトリとともにインストールされ、構成されていることを前提としています。また、DBおよびエージェントがすでに設定され、コンソールと通信できることを前提としています。コンソールは、設定されて稼働中であり、いくつかのOracle AD4Jエージェントがコンソールに接続されていると想定しています。
コンソールおよびエージェントの設定方法の詳細は、『Oracle Enterprise Manager Oracle Application Diagnostics for Java(Oracle AD4J)インストレーション・ガイド』を参照してください。
コンソールに初めてアクセスすると、「管理」タブが表示され、診断が実行されます。診断では、コンソールの構成およびエラー(エラーがある場合)に関する情報を確認できます。たとえば、データベース接続を確立できない場合は、その情報がデバッグ情報とともに表示されます。
Oracle AD4Jコンソールの管理情報を変更する場合は、ログイン画面が表示されます。管理者パスワードでログインして続行してください。
タイムアウト前に再度ログインしようとすると、次の画面が表示されます。
リポジトリ・データベースの接続情報は、adminDB.propertiesファイルに格納されます。このファイルは、起動パラメータjampropfilepathで指定した場所にあります。
adminDB.propertiesリンクをクリックして、ファイルを作成します。
各フィールドに、有効なDB接続情報を入力します。詳細は、『Oracle Enterprise Manager Oracle Application Diagnostics for Java(Oracle AD4J)インストレーション・ガイド』を参照してください。
このページでは、コンソール・パラメータの設定およびロスト・パスワードのリセットを行います。
コンソール・ログ・レベル、層間ログ・レベル: コンソール・ログ・メッセージの詳細。Oracleサポートから推奨された場合のみ増加します。
エージェント・リクエスト・タイムアウト、エージェント・ループ・リクエスト・タイムアウト: 監視対象のJVMが非常にビジーで、レスポンスの待機中にコンソールがタイムアウトして接続が切断される場合は増加します。
Javaタブのログインを要求: 「設定」以外のタブへのアクセスを制限するには、このチェック・ボックスを有効にします。ユーザーは有効なアカウント(「ユーザー」画面から作成)を使用してログインする必要があり、「設定」以外のすべての画面にアクセスできます。「設定」画面には管理ユーザーのみアクセスできます。
監視有効化: このチェック・ボックスを有効にすると、選択されたプールに属するJVMは、アクティブ・リクエストに対して定期的にポーリングされます。このデータは、NOCおよび過去90秒間または過去24時間のグラフで利用可能です。
電子メール・アラート: しきい値違反に基づいてアラートを電子メールで送信します(監視の有効化が必要)。
電子メールのユーザー名の接頭辞、SMTPメール・ホスト、メール送信者: 電子メールでアラートを送信する場合に使用するパラメータ。
SNMPアラート: しきい値違反に対してSNMPトラップを送信します(監視の有効化が必要)。
アラートのSNMPホスト: アラートの送信先のSNMPホスト。
パスワードのリセット画面では、ロスト・パスワードをリセットできます。古いパスワードの入力は必須ではありません。
このページでは、使用可能なJVMプールの表示、既存プールの削除または新規プールの追加ができます。デフォルト・プールなどのプールは削除できません。ユーザーが定義したプールはいずれも削除できます。
ポーリング間隔(ミリ秒): 監視(ポーリング)が有効な場合、このプールに属するJVMのサンプリングの間隔。
ポーリングの有効化: このプールの監視を有効にします。
アラートの送信先: このプールのアラートの送信先となる電子メールの別名またはリスト。
しきい値違反は、サンプルの「TriggerSamples」%がBaseValを超過する状態として定義されます。BaseValの単位は、マシンCPU(CPU)およびJVM CPU(CPU)の場合はCPU使用率(%)、ヒープの場合はヒープ使用率(%)、その他の場合はその状態にあるスレッド数です。
したがって、50%を超えるサンプルでDB待機状態のアクティブ・スレッド数が3〜5の場合はDBのアラートは黄色(Y)ですが、50%を超えるサンプルでDB待機状態のアクティブ・スレッド数が6以上になるとDBのアラートは赤になります。
この画面では、現在監視またはプロファイルされているデータベースに関する情報の表示、または同様に監視またはプロファイルされるその他のデータベースの追加を行うことができます。
登録済DB名: Oracle AD4Jで表示するわかりやすい名前を指定します。
DBホスト名: この監視対象インスタンスのデータベース・サーバー。
実際のDB名: 監視対象DBの実際のOracle SID。
DBポート: DBサーバー上のOracle Net Listenerポート。
DBユーザー: データベース情報の問合せに使用するDBユーザー。
パスワード(更新/新規モードのみ): DBユーザーのパスワード。
DBユーザー(実行計画): 実行計画の分析に使用するアプリケーションDBユーザー・アカウント。
DB OSユーザー: データベースを所有するオペレーティング・システム・ユーザー。
コンソールに接続されたすべてのJVMをリストします。編集アイコンを使用してJVMパラメータを編集したり、コンソールに現在接続されていない古いJVMを削除したりできます。
別のプールへのJVMの割当て、ログ・レベルの変更(サポートにより推奨された場合)またはヒープ・スナップショットをダンプする一時ディレクトリの変更を行うことができます。
ポーリングが有効化されたJVMプールを更新した後、そのプールのJVMを監視できます。
上部の「監視の開始」リンクをクリックして監視を開始します。コンソールの設定画面からも監視を開始できます。
この画面を使用して次の操作を実行します。
実行したトレースからトレース・ファイルを削除する。
トレース・ファイルをデータベースにロードして「トレース」タブで表示されるようにする(トレースを実行すると自動的にロードされる)。
別のコンソールからトレース・ファイルをロードする。この画面にトレース・ファイルを表示するには、トレース・ファイルをjamserv/traceディレクトリに移動する必要があります。