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Oracle Enterprise Manager Oracle Application Diagnostics for Java(Oracle AD4J)管理およびリファレンス・ガイド
10gリリース4(10.2.0.4)
E05968-01
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2 Oracle AD4Jパラメータ・リファレンス

この章では、Oracle Application Diagnostics For Java(Oracle AD4J)のパラメータについて説明します。この章の内容は、次のとおりです。

コンソール・パラメータ

表2-1 コンソール・パラメータ

パラメータ デフォルト 説明

jamport

なし

コンソールがエージェントからの接続をリスニングするポート。

jamloglevel

3

コンソール・ログに記録される情報量。大きな値に設定すると、より多くのデバッグ情報が出力されますが、パフォーマンスに悪影響を及ぼす可能性があります。

jamtimeout

20

JVMの応答を待機する最大時間(秒)。

jamlooptimeout

15

複数のJVMリクエストに対するJVMの応答を待機する最大時間(秒)。

jampropfilepath

なし

コンソールの初回の起動時に、プロパティ・ファイルadminDB.propertiesが作成され、このファイルにリポジトリDBの情報が格納されます。このパラメータでは、このファイルが作成されるディレクトリが指定されます。このファイルには、ユーザー名やパスワードなどの機密情報が含まれます。安全な場所を指定する必要があります。

jamtracefilepath

なし

トレース・ファイルを保存するディレクトリ。


エージェント・パラメータ

表2-2 エージェント・パラメータ

パラメータ デフォルト 説明

jamconshost

localhost

コンソールを実行しているサーバー。

jamconsport

3600

コンソールがエージェントをリスニングするポート。

jamjvmid

App ServerPortまたは5555

同一マシン上に複数のJVMがある場合、コンソールのJVMを識別します。ほとんどのアプリケーション・サーバーでは、この識別子は、サーバーがリスニングしているポートです(WebLogicの場合はWebサーバー・ポート、Apacheの場合はJservポート)。ポートが検出されないと、この値が使用されます。

jamconsretr

300

コンソールが停止した場合、エージェントは接続が確立されるまで再試行します。このパラメータは、再試行の間隔(秒数)を指定します。再試行の間隔のデフォルト値は900秒(15分)です。このパラメータを0に設定すると、エージェントは再接続を試みません。

jamtimeout

300

リクエストの最大処理時間。リクエストの処理時間がこのタイムアウトを超過すると、リクエストは終了します。

jamloglevel

3

ロギングのレベル。有効な値の範囲は1〜5です。

jammaxbackoff

10

他の処理(GCやメイン・スレッドの初期化など)が終了するのを待機する場合があります。再試行間のスリープ時間は、この数値まで指数関数的に増加していきます。この数値に達すると中止し、失敗して戻ります。

jamdelaystartup

0

このパラメータは、スタンドアロン・プログラムのみが対象となります。監視対象プログラムの起動動作を分析する場合は、このパラメータを使用できます。このパラメータはターゲット・プログラムを起動するまでの待機時間(秒数)を指定します。

jamisdaemon

false

このパラメータは、スタンドアロン・プログラムのみが対象となります。jamrunをスタンドアロン・プログラムで使用しているとき、ターゲット・プログラムのメイン・メソッドが完了すると、通常はエージェントが終了します。一部のプログラムでは、メインの完了後もスレッドがアクティブな場合があります。このような場合、jamisdaemon=trueを指定してエージェントが終了しないようにします。