Oracle Enterprise Manager System Monitoring Plug-Inインストレーション・ガイド for HP Oracle Exadata Storage Server リリース10(1.1.4.0.0) B54819-01 |
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System Monitoring Plug-Inインストレーション・ガイド for HP Oracle Exadata Storage Server
リリース10(1.1.4.0.0)
部品番号: B54819-01
2009年5月
HP Oracle Exadata Storage Serverは、Oracleデータベースで使用できるように高度に最適化されたストレージ製品です。Exadataは、OracleとHP社の共同製品です。HP社では、Exadata Storage Serverで使用されるハードウェア技術を提供しています。Oracleでは、データベースのインテリジェント機能をストレージに組み込み、ExadataストレージとOracleデータベースおよびそのすべての機能を密接に統合するためのソフトウェアを提供しています。Oracle Exadata Storage Server Softwareの詳細は、『Oracle Exadata Storage Server Softwareユーザーズ・ガイド』を参照してください。
Oracle System Monitoring Plug-in for HP Oracle Exadata Storage Serverは、Oracle Enterprise Manager Grid Control(Grid Control)を拡張して、HP Oracle Exadata Storage Serverを管理できるようにするためのプラグインです。
『Oracle Enterprise Manager System Monitoring Plug-Inインストレーション・ガイド for HP Oracle Exadata Storage Server』(このドキュメント)では、プラグインの概要と、プラグインをダウンロード、デプロイ、検査および検証するための手順を説明します。
注意: このドキュメントの最新バージョンは、Oracle Technology Network(OTN)の次のURLからいつでも入手可能です。
メインのドキュメント・ページで、表の「View Library」をクリックします。Enterprise Managerのドキュメント・ライブラリ・ページで、「Documentation」タブをクリックし、「System Monitoring Plug-ins」ポートレット内をスクロールダウンしてこのドキュメントを探してください。 |
System Monitoring Plug-in for HP Oracle Exadata Storage Serverは、Grid Controlを拡張して、HP Oracle Exadata Storage Serverターゲットを管理できるようにするためのプラグインです。このプラグインをGrid Control環境にデプロイすることで、次の管理機能を使用できるようになります。
HP Oracle Exadata Storage Serverターゲットの監視。
グリッド・ディスク、セル・ディスクなどのHP Oracle Exadata Storage Server関連の様々な記憶域コンポーネントの記憶域構成およびパフォーマンス情報の収集。
監視および構成データに設定されたしきい値に基づくアラートおよび違反の表示。
収集データに基づいた豊富で即時利用可能なメトリックおよびレポートの提供。詳細は、「メトリックおよびレポートの表示」を参照してください。
注意: 高可用性はサポートされません。 |
このプラグインでは、次のバージョンの製品がサポートされます。
HP Oracle Exadata Storage Server 11gリリース1(11.1)
Enterprise Manager Grid Control 10gリリース3(10.2.0.3)以上(Oracle Management ServiceおよびOracle Management Agent)
注意: Enterprise Manager Grid Control 10gリリース3(10.2.0.3)を使用してHP Oracle Exadata Storage Serverターゲットを監視する場合、個別パッチ5844887をOracle Management Service(OMS)に適用してからプラグインをデプロイします。 |
Oracle Management Agent 10gリリース3(10.2.0.3)以上
プラグインをデプロイする前に、次の前提条件を満たす必要があります。
HP Oracle Exadata Storage Serverをインストールします。
Enterprise Manager Grid Control 10gリリース3(10.2.0.3)以上(Oracle Management ServiceおよびOracle Management Agentの両方)をインストールします。このGrid Controlとともにインストールされるエージェントを使用して、HP Oracle Exadata Storage Serverターゲットを監視できます。
Grid Controlとともにインストールされるエージェントとは異なるエージェントを使用する場合、別のOracle Management Agent 10gリリース3(10.2.0.3)以上を別のコンピュータにインストールします。
HP Oracle Exadata Storage Serverとエージェントが実行されているコンピュータの間にSSH接続を確立します。エージェント・ユーザーとして設定していることを確認します。SSH接続の設定の詳細は、「SSH接続の設定」を参照してください。
エージェントにパッチ8231631を適用し、Grid Controlにアラートが正しく表示されるようにします。
HP Oracle Exadata Storage Server11gリリース1(11.1.3.2)を使用し、Exadataセルから追加のコンポーネント情報がアラート・メッセージに表示できるようにします。
詳細は、My Oracle Supportのノート791275.1を参照してください。My Oracle Supportは次のURLからアクセスできます。
エージェントが実行されているコンピュータとHP Oracle Exadata Storage Serverの間にSSH接続を設定するには、エージェント・ユーザーとして次のようにします。
エージェントが実行されているコンピュータにログインし、端末を開き、エージェント・ユーザーとして次のコマンドを実行します。
認証鍵を1組生成します。
cd ~/.ssh
ssh-keygen -t dsa -f id_dsa
HP Oracle Exadata Storage Serverのユーザーcelladmin
のホーム・ディレクトリに、公開鍵(id_dsa.pub)をアップロードします。
scp id_dsa.pub celladmin@<cell_ipaddress>:~
celladmin
ユーザーとしてHP Oracle Exadata Storage Serverにログインし、そのホーム・ディレクトリに変更します。id_dsa.pubファイルのコンテンツを、ユーザーcellmonitor
の.sshディレクトリにあるauthorized_keysファイルに追加します。
ssh -l celladmin <cell_ipaddress>
ssh -l root <cell_ipaddress> "cat ~celladmin/id_dsa.pub >> ~cellmonitor/.ssh/authorized_keys"
authorized_keysファイルが存在しない場合、ユーザーcellmonitorのホーム・ディレクトリ内の.sshディレクトリにid_dsa.pubファイルをコピーします。
cp id_dsa.pub /home/cellmonitor/.ssh/authorized_keys
新しい端末を開き、SSH接続が正常に確立されたかを検証します。
ssh -l cellmonitor <cell_ipaddress> cellcli -e 'list cell detail'
パスワードを要求されなければ、接続が確立されているとみなすことができます。
接続を継続するかどうかを確認するよう求められた場合、「はい」を指定します。
前提条件を満たしていることを確認した後、次の手順に従ってプラグインをデプロイします。
System Monitoring Plug-In for HP Oracle Exadata Storage Serverのアーカイブ・ファイルを、ブラウザを起動しているデスクトップまたはコンピュータにダウンロードします。アーカイブは、Oracle Technology Network(OTN)または製品DVDからダウンロードできます。
Enterprise Manager Grid ControlにSYSMANとしてログインします。
Grid Controlホームページの右上隅にある「設定」をクリックし、次に「設定」ページの左側のメニューにある「管理プラグイン」をクリックします。
「管理プラグイン」ページが表示されます(図1)。
「インポート」をクリックします。
「参照」をクリックしてプラグインのアーカイブを選択します。
「リスト・アーカイブ」をクリックして、選択されたアーカイブのプラグインを表示します。
プラグインを選択して「OK」をクリックします。
プラグインのデプロイ先のエージェントすべてに優先資格証明を設定したことを確認します。
「管理プラグイン」ページで、System Monitoring Plug-In for HP Oracle Exadata Storage Serverの「デプロイ」列のアイコンをクリックします。
管理プラグインのデプロイ・ウィザードが表示されます。
「エージェントの追加」をクリックして、プラグインのデプロイ先のエージェントを1つ以上選択します。いずれかのエージェントをバックアップ・エージェントとして使用する場合、このページでそのエージェントを追加できます。
ウィザードが再び表示され、選択したエージェントが表示されます。
「次へ」をクリックし、「終了」をクリックします。
優先資格証明が設定されていないというエラー・メッセージが表示された場合、「プリファレンス」ページに移動してエージェント・ターゲット・タイプの優先資格証明を追加します。「プリファレンス」ページに移動するには、Grid Controlページの右上隅にある「プリファレンス」をクリックします。
プラグインが正常にデプロイできたら、次の手順に従って、HP Oracle Exadata Storage ServerターゲットをGrid Controlに追加します。これにより、ターゲットが集中的な監視および管理の対象になります。
System Monitoring Plug-In for HP Oracle Exadata Storage Serverをデプロイしたエージェントのホームページで、「追加」リストからOracle Exadata Storage Serverターゲット・タイプを選択し、「実行」をクリックします。
Oracle Exadata Storage Serverの追加ページが表示されます(図2)。
パラメータの次の情報を入力します。
管理IPアドレス1: HP Oracle Exadata Storage ServerのIPアドレスを指定します。IPアドレスは、管理エージェントが実行されているコンピュータからアクセス(表示)可能である必要があります。
管理IPアドレス2: 管理および監視する複数のIPアドレスがHP Oracle Exadata Storage Serverにある場合、それらのIPアドレスの1つをここで指定します。IPアドレスが1つのみの場合、管理IPアドレス1で指定したものと同一のIPアドレスを指定します。IPアドレスは、管理エージェントが実行されているコンピュータからアクセス(表示)可能である必要があります。
「接続テスト」をクリックして、入力したパラメータが正しいことを確認します。
接続テストが成功した場合、手順2の暗号化されたパラメータを再入力して、「OK」をクリックします。
注意:
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セキュリティ上の理由により、SYSMAN
アカウントは、他のアカウントを作成するためのテンプレートとしてのみ使用し、直接使用しないことをお薦めします。
したがって、プラグインを管理するためには、ロールおよび管理者を作成し、管理者にロールを割り当てる必要があります。これにより、各ユーザーが持つ、プラグインの削除またはレポートへのアクセスなどの権限が制限されます。
この項で説明する手順を実行して、ユーザーに管理権限を指定します。
Enterprise Manager Grid ControlにSYSMAN
としてログインします。
「設定」をクリックします。
「設定」ページが表示されます。
ロールを作成するには、「ロール」をクリックします。「ヘルプ」をクリックすると、説明が表示されます。
管理者を作成するには、「管理者」をクリックします。「ヘルプ」をクリックすると、説明が表示されます。
新しく作成された管理者でログインすると、SYSMAN
とは異なり、管理者は設定された権限で制限されます。
例1
Suzan(スーパー管理者)はMariaに対してHP Oracle Exadata Storage ServerターゲットExadata0526
を表示する必要があります。
Mariaがレポートにアクセスする際、MariaがHP Oracle Exadata Storage Serverターゲットを表示する権限が設定されていない場合、Exadata0526
の行はレポートに表示されません。したがって、MariaがExadata0526を表示するには、Suzanは次のようにして権限を設定する必要があります。
SuzanがEnterprise Manager Grid Controlを起動し、「設定」ページで「ロール」を選択します。
「ロールの作成」ページを使用して、Mariaに割り当てるロールを作成します。
「ロールの作成: プロパティ」ページで、ロールの名前をMaria_Role
として指定します。
「ロールの作成: ロール」ページで、ロールMaria_Role
に適用できる既存のロールを選択します。
「ロールの作成: システム権限」ページで、Mariaのシステム権限を選択します。
「ロールの作成: ターゲット」ページ(図3)で、「タイプ」リストからターゲット・タイプOracle Exadata Storage Serverを選択して、すべてのHP Oracle Exadata Storage Serverターゲットを表示し、「使用可能なターゲット」のリストからtest1
を選択します。
「ロールの作成: ターゲット権限」ページ(図4)で、「表示」
権限をロールに選択すると、Mariaは(このロールを割り当てられると)HP Oracle Exadata Storage Serverターゲットを表示する権限を持ちます。
「ロールの作成: 管理者」ページで、Mariaにロールを付与します。
「ロールの作成: 確認」ページで、詳細を確認して「終了」をクリックし、プロセスを終了します。
プラグインがデータの収集を開始するまで数分間待機したら、次の手順を実行して、プラグインがGrid Controlで適切に監視されているかどうかを確認および検証します。
エージェントのホームページの「監視ターゲット」表で、Oracle Exadata Storage Serverターゲット・リンクをクリックします。Oracle Exadata Storage Serverホームページが表示されます(図5)。
「メトリック」表に、メトリック収集エラーが報告されていないことを確認します。
「レポート」プロパティ・ページを選択して、レポートが表示されていること、およびエラーが報告されていないことを確認します。
「構成」セクションの「構成の表示」リンクをクリックして、構成データが表示されていることを確認します。
構成データがすぐに表示されない場合は、「構成の表示」ページで「リフレッシュ」をクリックします。
注意: プラグインをデプロイし、環境内で監視する1つ以上のターゲットを構成したら、次はプラグインの監視設定をカスタマイズできます。具体的には、使用する環境の特別な要件に合せて、メトリックの収集間隔やしきい値の設定を変更できます。なお、1つ以上のメトリックについて収集を無効にした場合、それらのメトリックを使用したレポートに影響が及ぶ可能性があります。 |
HP Oracle Exadata Storage Serverターゲットの同一のセットを監視するために、別のエージェントをバックアップとして設定することをお薦めします。そのためには、プラグインをデプロイし、別のエージェントが実行されている別のコンピュータ上で構成する必要があります。これは、単に、最初のメインのエージェントが停止した場合でもHP Oracle Exadata Storage Serverターゲットが監視されるようにする、バックアップ・メカニズムです。
バックアップ・エージェントを設定してHP Oracle Exadata Storage Serverターゲットの同一のセットを監視するには、別のエージェントが実行されている別のコンピュータ上にプラグインをデプロイします。エージェントが最初のメイン・エージェントが通信しているものと同一のOMSと通信している必要があります。次の項で説明する手順を実行してください。
重要: 最初のメイン・エージェントで使用しているものと同一のHP Oracle Exadata Storage Serverターゲット名を使用する必要があります。 |
プラグインがインストール済で、HP Oracle Exadata Storage ServerターゲットがGrid Controlに追加されると、それらの監視を開始できます。
HP Oracle Exadata Storage Serverターゲットを監視するには、次のようにします。
Enterprise Manager Grid Controlにログインします。
「ターゲット」、「すべてのターゲット」の順に選択します。「すべてのターゲット」ページが表示されます。
「すべてのターゲット」ページで「検索」リストからOracle Exadata Storage Serverを選択し、「実行」をクリックします。ページがリフレッシュされ、HP Oracle Exadata Storage Serverターゲットのみがリストされます。
使用するHP Oracle Exadata Storage Serverターゲットをクリックします。Oracle Exadata Storage Serverホームページが表示されます(図5)。
Oracle Exadata Storage Serverホームページでは、ターゲットの状態に関する情報が示され、構成詳細の表示および他の関連タスクの実行のためのリンクが表示されます。
「レポート」(「ホーム」タブの横のタブ)をクリックして、監視されているHP Oracle Exadata Storage Serverターゲットについて生成されたレポートを表示します。
レポートの詳細を表示するには、『Oracle Enterprise Manager System Monitoring Plug-Inメトリック・リファレンス・マニュアル for Oracle Exadata Storage Server』を参照してください。これは、次のURLのEnterprise Managerドキュメント・ライブラリから入手できます。
次に、Oracle Exadata Storage Serverホームページを示します。
一般: このセクションには、HP Oracle Exadata Storage Serverの現在のステータスおよび過去24時間以内にターゲットが稼働していた時間の割合が表示されます。割合のリンクをクリックすると、過去24時間の詳細が表示できます。また、「ブラックアウト」をクリックすると、ブラックアウトをスケジュールしてサーバーの監視を一時停止できます。ターゲットがメンテナンスのために停止している間、不要なアラートを回避するためにブラックアウトされます。
アラート: このセクションには、HP Oracle Exadata Storage Serverについてトリガーされるアラートのリストが表示されます。「アラート」は、サーバー内で発生する重要なイベントを示します。通常、HP Oracle Exadata Storage Server機能が損われているか、障害の危険があることを示します。
注意: Grid Controlにアラートが正しく表示されるようにするには、Oracle Bug#8231631用にリリースされているパッチをエージェントに適用します。また、Exadataセルからの追加のコンポーネント情報をアラート・メッセージに表示するには、HP Oracle Exadata Storage Server 11gリリース1(11.1.3.2)を使用する必要があります。詳細は、My Oracle Supportのノート791275.1を参照してください。My Oracle Supportは次のURLからアクセスできます。 |
アラートがトリガーされると、このセクションにはアラートがトリガーされたメトリックの名前、アラートの重大度、トリガーされた日時、アラートの値およびメトリック値が最後にチェックされた時間が表示されます。
アラートの詳細は、『Oracle Exadata Storage Server Softwareユーザーズ・ガイド』を参照してください。
構成: このセクションには、HP Oracle Exadata Storage Serverターゲットの構成設定を管理できるリンクが表示されます。
表1 「構成」セクションの説明 - Oracle Exadata Storage Serverホームページ
セクション | 説明 |
---|---|
構成の表示 |
最後に収集された構成情報を表示できます。構成情報は、HP Oracle Exadata Storage Serverターゲットから24時間ごとに収集されます。「構成の表示」ページの「リフレッシュ」をクリックすると、構成の詳細をリフレッシュできます。リフレッシュ・オプションにより、HP Oracle Exadata Storage Serverターゲットに接続されて、最新の構成情報が収集されます。 |
保存された構成 |
指定された時点で保存された構成情報を表示できます。 |
構成のインポート |
「構成プロパティ」ページから以前にエクスポートされた構成情報をインポートできます。 |
構成履歴 |
履歴情報にアクセスし、過去に変更された構成ファイルを表示できます。 |
構成の比較 |
選択されたHP Oracle Exadata Storage Serverターゲットの構成を別のHP Oracle Exadata Storage Serverターゲットと比較できます。 |
複数の構成と比較 |
複数のHP Oracle Exadata Storage Serverターゲットの構成を比較できます。 |
関連リンク: このセクションには、特定のタスクを完了するために役立つGrid Control内の他のページに移動できるリンクが表示されます。次に、このページの関連リンクについて説明します。
表2 関連リンクセクションの説明 - Oracle Exadata Storage Serverホームページ
セクション | 説明 |
---|---|
すべてのメトリック |
HP Oracle Exadata Storage Serverについて収集されたすべてのメトリックをリストします。メトリックを選択して、しきい値が特定のメトリックに対して定義されているかどうか判別できます。 |
メトリックとポリシー設定 |
メトリックしきい値設定、ポリシー設定および収集設定をカスタマイズするための開始点です。ターゲットの監視設定をテンプレートに保存し、テンプレート内の設定をターゲットに適用できます。 |
アラート履歴 |
指定された時間のセグメントでのHP Oracle Exadata Storage Serverのアラート履歴を示すグラフを表示します。 |
ブラックアウト |
HP Oracle Exadata Storage Serverターゲットに対して現在スケジュールされている、または進行中のブラックアウトのリストを表示します。 |
監視構成 |
HP Oracle Exadata Storage Serverターゲットを構成し、監視を有効化できます。 |
レポート |
Enterprise Manager環境内で定義されているレポートにアクセスできます。 |
アクセス |
ターゲット所有者またはスーパー管理者が、他のEnterprise Manager管理者にターゲット・アクセス権限を付与できます。 |
ターゲット・プロパティ |
一般ターゲット・プロパティを更新できます。 |
グループは、使用する環境内のコンポーネントを論理的に編成、管理および監視する効率的で有効な方法です。各グループはそれぞれの最も重要な情報を表示する独自のグループ・ホームページを持ち、ユーザーは詳細な情報にドリルダウンできます。
1セットのHP Oracle Exadata Storage Serverターゲットに対してグループを作成し、単一のエンティティとして監視できます。この方法では、グループとターゲットをそれぞれレルムとセルにマッピングできます。
グループを作成するには、次のようにします。
Enterprise Manager Grid ControlにSYSMANとしてログインします。
「ターゲット」、「グループ」の順にクリックします。
Enterprise Manager Grid Controlで「グループ」ページが表示されます。
「グループ」ページで、「追加」をクリックします。
Enterprise Manager Grid Controlで、4つのタブ(主に「メンバー」、「グラフ」、「列」および「ダッシュボード」)があるグループの作成ウィザードが表示されます。
グループの作成ウィザードの「メンバー」ページで、次のようにします。
一番上のセクションの「名前」フィールドで、作成しているグループの名前を指定します。
「メンバー」セクションで、「追加」をクリックしてこのグループに追加するHP Oracle Exadata Storage Serverターゲットを選択します。
「タイムゾーン」セクションで、適切なタイムゾーンを選択します。
グループの作成ウィザードの「グラフ」ページで、グループに表示するグラフを指定します。
グループの作成ウィザードの「列」ページで、「グループ・メンバー」ページおよびEnterprise Manager Grid Controlで提供されるダッシュボードに表示する列および略称を指定します。
グループの作成ウィザードの「ダッシュボード」ページで、ダッシュボードに表示するパラメータを指定します。
「OK」をクリックします。
Enterprise Manager Grid Controlで、新しく作成されたグループを示す「グループ」ページが表示されます。
「グループ」ページで、グループに関する詳細を表示するグループ名をクリックします。
Enterprise Manager Grid Controlで「グループ」ホームページが表示されます。「グラフ」、「管理」および「メンバー」などの他のタブにアクセスして、その他の詳細を表示できます。また、「ダッシュボードの起動」をクリックするとダッシュボードが表示できます。
ページで使用される要素および各ページで実行できるタスクの詳細は、ページの右上隅にある「ヘルプ」をクリックしてください。
Grid Controlにアラートを設定する前に、必要なパッチをエージェントとExadata Storage Serverに適用していることを確認します。これらのパッチの詳細は、「前提条件」を参照してください。
エージェントとExadata Storage Serverにターゲットにパッチを適用したら、HP Oracle Exadata Storage Serverターゲットを構成して、監視する管理エージェントにSNMPアラートを送信します。
このためには、次のコマンドを実行します。
alter cell notificationPolicy=critical
alter cell notificationMethod=snmp
alter cell snmpSubscriber=((host=agenthostname,port=portno))
alter cell validate snmp
注意:
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SNMPアラートを送信するようにHP Oracle Exadata Storage Serverターゲットを構成した後、アラートをGrid Controlに設定します。手順は次のとおりです。
Enterprise Manager Grid ControlにSYSMANとしてログインします。
「ターゲット」、「すべてのターゲット」の順に選択します。「すべてのターゲット」ページが表示されます。
「すべてのターゲット」ページで「検索」リストからOracle Exadata Storage Serverを選択し、「実行」をクリックします。ページがリフレッシュされ、HP Oracle Exadata Storage Serverターゲットのみがリストされます。
使用するHP Oracle Exadata Storage Serverターゲットをクリックします。Oracle Exadata Storage Serverホームページが表示されます。
Oracle Exadata Storage Serverホームページの「関連リンク」セクションで「メトリックとポリシー設定」をクリックします。「メトリックとポリシー設定」ページが表示されます(図6)。
「メトリックとポリシー設定」ページでは、メトリックしきい値の変更、個別のメトリックの監視設定の編集、メトリック収集スケジュールの変更およびメトリック収集の無効化が可能です。
しきい値を表内で直接変更するか、編集アイコン(鉛筆アイコン)をクリックして「詳細設定の編集」ページにアクセスできます。このページに表示されるフィールドおよびしきい値の変更方法の詳細は、このページの右上隅にある「ヘルプ」をクリックしてください。
メトリックは、HP Oracle Exadata Storage Serverターゲットの状態の判断に使用される測定の単位です。メトリックおよび関連するしきい値を使用することによって、HP Oracle Exadata Storage Serverターゲットの問題を通知するアラートがGrid Controlで生成されます。Grid Controlは、包括的なメトリックおよびレポートのセットを提供します。
次に、HP Oracle Exadata Storage Serverターゲットに対して生成されるメトリックの異なるカテゴリを示します。
表3 HP Oracle Exadata Storage Serverメトリック
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次に、HP Oracle Exadata Storage Serverターゲットに対して生成されるレポートを示します。
表4 HP Oracle Exadata Storage Serverレポート
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Enterprise Manager Grid Controlでこれらのメトリックおよびレポートを表示するには、次のようにします。
Enterprise Manager Grid Controlにログインします。
「ターゲット」、「すべてのターゲット」の順にクリックします。「すべてのターゲット」ページが表示され、Grid Controlで監視されているターゲットがリストされます。
「すべてのターゲット」ページの「検索」リストからOracle Exadata Storage Serverを選択し、「実行」をクリックします。
メトリックおよびレポートを表示するHP Oracle Exadata Storage Serverターゲットをクリックします。Oracle Exadata Storage Serverホームページが表示されます。
メトリックのリストを表示するには、Oracle Exadata Storage Serverホームページの「関連リンク」セクションで「すべてのメトリック」をクリックします。
「すべてのメトリック」ページで、「すべてを開く」をクリックして開き、すべてのメトリックを1つの表で表示します。各列のメトリック・リンクをクリックして、メトリックの詳細を表示します。個別のメトリック・ページで、「データの表示」リストを使用してHP Oracle Exadata Storage Serverターゲットからのデータを再度リフレッシュおよび収集できます。
レポートのリストを表示するには、「レポート」タブ(「ホーム」タブの隣のタブ)をクリックします。「レポート」ページの「レポートの表示」リストから、必要なレポートを選択します。
「レポート」ページでは、リフレッシュ・アイコンを使用し、OMSに格納されたデータに基づいて詳細をリフレッシュできます。このリフレッシュ・アイコンでは、HP Oracle Exadata Storage Serverターゲットからデータは再収集されませんが、OMSで使用可能なデータに基づいてページがリフレッシュされます。HP Oracle Exadata Storage Serverターゲットからデータが実際に収集されるのは、24時間に1度のみです。
これらのメトリックおよびレポートの説明を表示するには、『Oracle Enterprise Manager System Monitoring Plug-Inメトリック・リファレンス・マニュアル for Oracle Exadata Storage Server』を参照してください。これは、次のURLのEnterprise Managerドキュメント・ライブラリから入手できます。
プラグインをエージェントからアンデプロイするには、次の手順を実行します。
Enterprise Manager Grid ControlにSYSMANとしてログインします。
「ターゲット」、「すべてのターゲット」の順に選択します。「すべてのターゲット」ページが表示されます。
「すべてのターゲット」ページの「検索」リストからOracle Exadata Storage Serverを選択し、「実行」をクリックします。ページがリフレッシュされ、HP Oracle Exadata Storage Serverターゲットのみがリストされます。
アンデプロイするHP Oracle Exadata Storage Serverターゲットを選択し、「削除」をクリックします。この手順は、プラグインのすべてのターゲットに対して実行する必要があります。
プラグインがデプロイされたエージェントに優先資格証明が設定されていることを確認します。
「すべてのターゲット」ページの右上隅にある「設定」をクリックし、次に「設定」ページの左側のメニューにある「管理プラグイン」をクリックします。
「管理プラグイン」ページが表示されます。
System Monitoring Plug-In for HP Oracle Exadata Storage Serverの「アンデプロイ」列のアイコンをクリックします。
「管理プラグインのアンデプロイ」ページが表示されます。
System Monitoring Plug-In for HP Oracle Exadata Storage Serverに現在デプロイされているエージェントをすべて選択し、「OK」をクリックします。
プラグインをEnterprise Managerから完全に削除するには、システムのすべてのエージェントからアンデプロイする必要があります。
「管理プラグイン」ページに戻り、「System Monitoring Plug-In for HP Oracle Exadata Storage Server」を選択して「削除」をクリックします。
オラクル社は、障害のあるお客様にもオラクル社の製品、サービスおよびサポート・ドキュメントを簡単にご利用いただけることを目標としています。オラクル社のドキュメントには、ユーザーが障害支援技術を使用して情報を利用できる機能が組み込まれています。HTML形式のドキュメントで用意されており、障害のあるお客様が簡単にアクセスできるようにマークアップされています。標準規格は改善されつつあります。オラクル社はドキュメントをすべてのお客様がご利用できるように、市場をリードする他の技術ベンダーと積極的に連携して技術的な問題に対応しています。オラクル社のアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイトhttp://www.oracle.com/accessibility/
を参照してください。
ドキュメント内のサンプル・コードのアクセシビリティについて
スクリーン・リーダーは、ドキュメント内のサンプル・コードを正確に読めない場合があります。コード表記規則では閉じ括弧だけを行に記述する必要があります。しかしJAWSは括弧だけの行を読まない場合があります。
外部Webサイトのドキュメントのアクセシビリティについて
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聴覚に障害があるお客様のOracleサポート・サービスへのアクセス
Oracleサポート・サービスに連絡するには、電気通信リレー・サービス(TRS)をご利用いただき、Oracleサポート(+1-800-223-1711)までお電話ください。Oracleサポート・サービスの技術者が、Oracleサービス・リクエストのプロセスに従って、技術的な問題を処理し、お客様へのサポートを提供します。TRSの詳細情報はhttp://www.fcc.gov/cgb/consumerfacts/trs.html
を、電話番号のリストはhttp://www.fcc.gov/cgb/dro/trsphonebk.html
を参照してください。
次の各項に、各サービスに接続するためのURLを記載します。
Oracleサポート・サービス
オラクル製品サポートの購入方法、およびOracleサポート・サービスへの連絡方法の詳細は、次のURLを参照してください。
http://www.oracle.com/lang/jp/support/index.html
製品マニュアル
製品のマニュアルは、次のURLにあります。
http://www.oracle.com/technology/global/jp/documentation/index.html
研修およびトレーニング
研修に関する情報とスケジュールは、次のURLで入手できます。
http://education.oracle.com/pls/web_prod-plq-dad/db_pages.getpage?page_id=3
その他の情報
オラクル製品やサービスに関するその他の情報については、次のURLから参照してください。
http://www.oracle.com/lang/jp/index.html
http://www.oracle.com/technology/global/jp/index.html
注意: ドキュメント内に記載されているURLや参照ドキュメントには、Oracle Corporationが提供する英語の情報も含まれています。日本語版の情報については、前述のURLを参照してください。 |
Oracle Enterprise Manager System Monitoring Plug-Inインストレーション・ガイド for HP Oracle Exadata Storage Server, リリース10(1.1.4.0.0)
部品番号: B54819-01
Oracle Enterprise Manager System Monitoring Plug-In Installation Guide for HP Oracle Exadata Storage Server, Release 10 (1.1.4.0.0)
原本部品番号: E14591-01
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