- Application Server Control
- アプリケーション・サーバーのインスタンス、ファームおよびクラスタを監視および管理するために設計されたWebベースの管理機能。
F
- fetchlet
- パラメータ化されたデータ・アクセス・メカニズムで、入力の引数を使用し、書式化されたデータを返す。
J
- J2EE
- Java 2 Platform Enterprise Editionの略称。J2EEは、エンタープライズ・アプリケーションを開発およびデプロイするための環境。
M
- My Oracle Support
- 顧客がリリース済のパッチや未処理の不具合に関する情報を入手できるOracleサポート・サービスのサイト。Enterprise Managerを使用して、My Oracle Supportからパッチをダウンロードできる。
O
- Oracle Ecosystem
- ソフトウェア、ハードウェア、およびこれらが1つの単位として機能するような環境の編成。通常、Oracleプラットフォームと、ストレージ・システムやホスト、ルーターなどを含むすべてのサード・パーティ製のソフトウェアで構成される。Grid Controlのホームページには、エコシステムに関する情報がまとめて表示される。
- Oracle Enterprise Manager 10g
- コンピューティング環境を管理するためのOracle統合管理ソリューション。
- Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control
- Application Server Controlは、Oracle Application Server環境を検出、監視および管理するために、基礎となる様々なテクノロジを使用する。Application Server Controlは、Application Server Controlコンソールおよび次の基礎となるテクノロジで構成される。
-
- Oracle Dynamic Monitoring Service(DMS)
-
- Oracle Process Management Notification(OPMN)
-
- Distributed Configuration Management(DCM)
-
- Application Server Controlの監視データを収集するように設計されたローカル・バージョンのOracle管理エージェント
- Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control Console for Collaboration Suite
- Oracle Collaboration Suiteを管理するためのEnterprise ManagerのWebベースのユーザー・インタフェース。Application Server Control for Collaboration Suiteコンソールは、Oracle Collaboration Suiteのすべてのインストールでインストールされ、使用できる。このコンソールを使用すると、単一のOracle Collaboration Suiteインスタンスを監視および管理できる。
- Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control for Collaboration Suite
- Application Server Control for Collaboration SuiteはWebベースのユーザー・インタフェースとその基礎となる一連のテクノロジで構成される。Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control for Collaboration Suiteは、Collaboration Suiteのすべてのインストールでインストールされ、使用できる。
- Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Controlコンソール(Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Control console)
- Oracle Application Server 10gを管理するためのEnterprise ManagerのWebベースのユーザー・インタフェース。Application Server Controlコンソールは、Application Server 10gのすべてのインストールでインストールされ、使用できる。
- Application Server Controlコンソールを使用すると、単一のOracle Application Serverインスタンス、Oracle Application ServerインスタンスのファームまたはOracle Application Serverクラスタを監視および管理できる。
- Oracle Enterprise Manager 10g Database Control
- Database Controlは、Oracleデータベース環境を検出、監視および管理するために、基礎となる様々なテクノロジを使用する。
- Database Controlは、Database Controlコンソールと次の基礎となるテクノロジで構成される。
-
- ローカル・データベースまたはクラスタ化されたデータベースで動作するように設計された、ローカル・バージョンのOracle管理サービス
-
- ローカル・データベースにインストールされ、Database Controlコンソールの管理データを格納するように設計されたローカルのOracle管理リポジトリ
-
- ローカルの管理サービスに監視データを提供するように設計されたローカル・バージョンのOracle管理エージェント
- Oracle Enterprise Manager 10g Database Controlコンソール(Oracle Enterprise Manager 10g Database Control console)
- Oracle Application Server 10gを管理するためのEnterprise ManagerのWebベースのユーザー・インタフェース。Database Controlコンソールは、Oracle Database 10gのすべてのインストールでインストールされ、使用できる。
- Database Controlコンソールを使用すると、単一のOracleデータベース・インスタンスまたはクラスタ化されたデータベースを監視および管理できる。
- Oracle Enterprise Manager 10g Grid Control
- Grid Controlは、コンピューティング環境を検出、監視および管理するために、基礎となる様々なテクノロジを使用する。Grid Controlは、Grid Controlコンソールおよび次の基礎となるテクノロジで構成される。
-
- 1つ以上のOracle管理サービス
-
- Oracle管理リポジトリ
-
- 集中管理エージェント
-
- リモートのOracle管理エージェント(監視対象のホストごとにインストールされる)
- Oracle Enterprise Manager 10g Grid Controlコンソール(Oracle Enterprise Manager 10g Grid Control console)
- ご使用のコンピューティング環境全体を集中管理するためのEnterprise ManagerのWebベースのユーザー・インタフェース。
- Grid Controlコンソールを使用すると、ネットワーク上の1つの場所からコンピューティング環境全体を監視および管理できる。ホスト、データベース、リスナー、アプリケーション・サーバー、HTTPサーバー、Webアプリケーションなど、企業内のすべてのサービスが、統合された1つの単位として簡単に管理できる。
- Oracle Real Application Clusters(RAC)
- 複数の同時インスタンスが単一の物理データベースを共有できるようにするためのオプション。これによって、複数のホストにまたがる高可用性のデータベース環境が実現する。それぞれのクラスタは複数のクラスタ・データベースで構成され、各クラスタ・データベースは複数のクラスタ・データベース・インスタンスで構成される。
- Oracle Streams
- データベース内またはデータベース間でのデータ・ストリームのデータ、トランザクションおよびイベントの伝播と管理。ストリームに入れる情報、データベース間でのストリームの流れ、ストリーム内のメッセージに対して実行されるアクション、およびストリームの終了を制御する。
- Oracle管理エージェント(Oracle Management Agent)
- 監視対象ホストごとにデプロイされるプロセス。Oracle管理エージェントは、中間層管理サービスへの監視情報の伝達、およびホストとそのターゲットの管理のために、ホスト上のすべてのターゲットを監視する。
- Oracle管理サービス(Oracle Management Service)
- Grid Controlコンソール用のユーザー・インタフェースを提供するJ2EE Webアプリケーションは、監視情報およびジョブ情報の処理時にすべての管理エージェントと連動し、管理リポジトリをデータ・ストアとして使用する。
- Oracle管理プラグイン(Oracle Management Plug-in)
- Enterprise Managerの一連の事前定義済ターゲット・タイプを拡張するためにユーザーまたはサード・パーティから提供されたターゲット・タイプ。
- Oracle管理リポジトリ(Oracle Management Repository)
- Oracleデータベースの2つの表領域。Enterprise Manager内で管理される管理者、ターゲットおよびアプリケーションを含む。
- 管理サービスによって、管理エージェントから受信した監視データが管理リポジトリにアップロードされる。その後、データは管理リポジトリによって編成されて、管理サービスで取得およびGrid Controlで表示できるようになる。
S
- Secure Socket Layer(SSL)
- 管理サービスおよび管理エージェント間の通信を保護するソフトウェア。HTTPSを介した、管理エージェントと管理サービスの通信を暗号化すると、コンピュータ間で送信されるデータのプライバシが保護される。
- SYSMAN
- デフォルトでは、Oracle Enterprise Managerのインストール時に、SYSMANというユーザー名で1つのスーパー管理者アカウントが作成される。SYSMANアカウントは、環境の設定など、頻繁に行わないシステム全体のグローバル構成タスクを実行する場合に使用する必要がある。その他の管理者アカウントは、日常の管理作業用に作成できる。SYSMANアカウントは、次の役割を持つ。
-
- 管理リポジトリ・スキーマの所有者
-
- Enterprise Managerのデフォルトのスーパー管理者
-
- Enterprise Managerに初めてログインする場合に使用するユーザー名
あ
- アテステーション(attestation)
- ユーザーまたはシステム管理者が定期的に人々のアクセス権を確認するプロセス。
- アラート(alert)
- 特定のメトリック条件が真であることを示すインジケータ。アラートは、次のいずれかの条件が真である場合にトリガーされる。
-
- メトリックがしきい値に到達した場合。
-
- 監視対象のサービスの可用性が低下した場合。たとえば、ホストの可用性が低下した場合。
-
- メトリック固有の状況が発生した場合。たとえば、エラー・メッセージがデータベースのアラート・ログ・ファイルに書き込まれた場合に、アラートがトリガーされる。
い
- インスタンス(instance)
- 「データベース・インスタンス」を参照。
え
- エージェント(agent)
- 「Oracle管理エージェント」を参照。
- エンタープライズ構成(enterprise configuration)
- エンタープライズを構成するホストとターゲットのセットに関する、管理リポジトリに格納された構成情報。
か
- 可用性(availability)
- コンピューティング・システムがアプリケーション・サービスに提供するスケジュールされた時間の割合または量。
- 管理エージェント(Management Agent)
- 「Oracle管理エージェント」を参照。
- 管理サービス(Management Services)
- 「Oracle管理サービス」を参照。
- 管理者アカウント(administrator account)
- 日常の管理作業を実行し管理情報にアクセスする権限を付与するEnterprise Managerの管理者アカウント。
- 管理プラグイン(Management Plug-in)
- 「Oracle管理プラグイン」を参照。
- 管理リポジトリ(Management Repository)
- 「Oracle管理リポジトリ」を参照。
く
- クラスタ・キャッシュ一貫性(cluster cache coherency)
- Real Application Clusters(RAC)環境で、処理傾向を特定し、パフォーマンスを最適化する。「クラスタ・キャッシュ一貫性」ページでは、グローバル・キャッシュ・ブロックのアクセス待機時間、グローバル・キャッシュ・ブロックの転送速度、およびグローバル・キャッシュ・ブロックの転送と物理読取りを表示できる。
- グループ(group)
- 同じタイプのターゲット(すべての本番データベースなど)または異なるタイプのターゲット(ビジネスのアプリケーションで構成されているすべてのターゲットなど)を含めることができる単一の論理単位。グループにより、多数のターゲットを集合的に監視および管理できる。
け
- 権限(privileges)
- Enterprise Manager内で管理操作(ターゲットの表示、エンタープライズへのターゲットの追加など)を行う権利、またはターゲットに対する操作(ターゲットの管理、クローニングなど)を行う権利。権限のタイプは、Oracleによって定義されている。
さ
- サービス(service)
- CRMアプリケーション、オンライン・バンキング、電子メール・サービスなどの有用な機能をユーザーに提供するエンティティ。より単純な形式のサービスには、DNS、LDAP、POP、SMTPなどのプロトコルでサポートされるビジネス機能がある。
し
- しきい値(threshold)
- 監視対象のメトリックと比較される境界値。この比較によって、アラートを生成する必要があるかどうかが決定される。
- システム(system)
- 1つ以上のサービスを連携して提供する複数のターゲットを論理的にグループ化したもの。連携して1つ以上のアプリケーションやサービスを提供する、一連のインフラストラクチャ・ターゲット(ホスト、データベース、アプリケーション・サーバーなど)。
- システム権限(system privilege)
- システム権限によって、ユーザーはシステム単位の操作を実行できる。たとえば、VIEW ANY TARGETシステム権限によって、管理者は、システム上のすべてのターゲット(Oracle管理エージェント、Oracle管理サービスなど)を表示できる。
- 自動ストレージ管理(Automatic Storage Management: ASM)
- データファイル、制御ファイルおよびログ・ファイルのレイアウトを自動化し、簡略化するアプリケーション。データファイルは自動的に使用可能なすべてのディスクに分散され、記憶域の構成が変わるたびに、データベース記憶域のリバランスが実行される。
- 自動ターゲット検出(Automatic target discovery)
- ターゲットが検出されてEnterprise Managerに追加されるプロセス。インストール後にOracle管理エージェントを起動すると自動的に検出される。エージェントに配置されているターゲットが検出され、監視および管理の対象としてEnterprise Managerに追加される。ターゲットのインストール方法によって、自動的に追加されるターゲットが決定する。
- 自動データベース診断モニター(Automatic Database Diagnostic Monitor: ADDM)
- データベース・アクティビティの定期的にスケジュールされたスナップショットを自動作成するアプリケーション。ADDMによって、最もリソースが集中するコンポーネントまたは操作が特定され、アドバイスが表示される(アドバイザの実行またはデータベース構成の変更のどちらかを提案される)。
- 自動ワークロード・リポジトリ(Automatic Workload Repository: AWR)
- リアルタイムの統計データおよびパフォーマンス分析履歴を自動で取得する。AWRには、スナップショット・データ、アクティブ・セッション履歴データおよびワークロード・レポートが含まれる。
- 冗長性グループ(redundancy group)
- 1つの単位として集団的に機能する同じタイプの複数のメンバーを含んだグループ。
す
- スタンバイ・データベース(standby database)
- スタンバイ・ノード上の読取り専用データベース。スタンバイ・データベース(レプリケート・データベースとも呼ばれる)は、物理的にはマスター・データベースと同じ。致命的な障害が発生した場合は、データ変更アクティビティがスタンバイ・データベースにフェイルオーバーされ、そのスタンバイ・データベースが新しいマスター・データベースになる。
- スーパー管理者(Super Administrator)
- Enterprise Managerの管理者。Enterprise Manager管理者の作成、変更および削除、システムでのロールの作成、システム内のターゲットに対する操作の実行、および管理システムのすべての領域の表示を行うことができる。
た
- 待機クラス(wait classes)
- 待機イベントのグループ化。Oracleプロセスは待機状態になると、一連の事前定義済待機イベントのいずれかを使用して待機状態を記録する。待機イベントは、CPU時間に対するデータベースの待機時間を示す複数の待機クラスにグループ化される。待機クラスはデータベースの「パフォーマンス」ページに表示される。
- ターゲット(target)
- Enterprise Managerを使用して監視または構成する単一のコンポーネント。ターゲットの例は次のとおり。
-
- 単一のOracle10gデータベース
-
- 世界中の顧客に製品情報を提供するデータベースのグループ
-
- Oracle Application Server、またはOracle HTTP Serverのインスタンス
-
- 製品の調査または購入のために顧客が利用するWebアプリケーション
-
- Linuxホスト・コンピュータ(メモリー、ディスクおよびCPUを含む)
-
- 一連のWebサーバーのインターネット通信量を制御するサーバーのロード・バランサ・スイッチ
- Enterprise Managerで、これらのすべてのターゲットを管理できる。管理可能なターゲット・タイプの完全なリストは、『Oracle Enterprise Manager Grid Controlインストレーションおよび基本構成』を参照。
- ターゲット権限(target privilege)
- 管理者がターゲットに対して操作を実行できる権限。たとえば、Viewターゲット権限によって、管理者は、ターゲットに関するプロパティ情報、一覧情報および監視情報を表示できる。
- ターゲットのコンプライアンス・スコア(target compliance score)
- ターゲットに関連付けられた特定のポリシーに対するポリシー・コンプライアンス・スコアの平均。また、ターゲットのセキュリティ・コンプライアンス・スコアは、該当するターゲットに関連付けられたセキュリティ・ポリシーに対するコンプライアンス・スコアの平均である。コンプライアンス・スコアを使用して、ターゲット全体のコンプライアンスを評価できる。また、グループはスコアを使用して、ポリシー違反に関して最も問題のあるターゲットを判別できる。
- ターゲットのホームページ(target home page)
- このページには、選択したターゲットに関する一般情報が表示される。ターゲットのホームページでは、パフォーマンスの詳細をドリルダウンできる。
- ダッシュボード(dashboard)
- 管理対象ターゲットの状態をリアルタイムで表示して、ステータスとアラートを事前に監視するツール。ダッシュボードには情報が直感的なアイコンとグラフで表示されるため、最近の変化を把握し、迅速に問題を特定して対応できる。
つ
- 通知メソッド(Notification Methods)
- 様々な通知送信用のメカニズムを定義するメカニズム。これには、電子メール、SNMPトラップ、カスタム・スクリプト実行のいずれかまたはすべてが含まれる。定義後は、このメソッドを通知ルールと一緒に使用し、アラート発生の結果として通知を管理者に送信できる。
て
- 適応アラートしきい値(adaptive alert thresholds)
- 静的(ユーザー定義)ベースラインまたは動的(自動調整)ベースラインのいずれかで計算された統計アラートしきい値。
- 「メトリック・ベースライン」も参照。
- データベース・インスタンス(database instance)
- Oracleデータベースの実行は、メモリー構造(SGA)とバックグラウンド・プロセスで構成される。インスタンスが存在するのは、起動中および稼働中のみである。基本的に、データベースはディスクに常駐するが、インスタンスはメモリーに常駐する。
- 1つのデータベースは通常1つのインスタンスによって管理される。ただし、Oracle Real Application Clustersを使用している場合は、単一のデータベースに対して複数のインスタンスを(別々のクラスタ・ホスト上で)起動できる。
- 「Oracle Real Application Clusters(RAC)」も参照。
- データベース構成(database configuration)
- Oracleデータベースに関してEnterprise Managerで収集された構成情報。次の情報を含む。
-
- データベースおよびインスタンスの一般情報(データベース名、インスタンス名、データベースの稼働は制限モードかアーカイブ・ログ・モードかなど)
-
- 初期化パラメータ値
-
- システム・グローバル領域の値
-
- 表領域とそのパラメータ
-
- データファイルとそのパラメータ
-
- 制御ファイルとその属性
-
- REDOログとその属性
-
- ロールバック・セグメントとそのパラメータ
-
- 高可用性の情報
-
- ライセンスの情報
と
- トポロジ(topology)
- 異なるOracleアプリケーションのコンポーネント間、ノード間またはオブジェクト間の関係を視覚的に表示する。
ひ
- ビーコン
- 様々なユーザー・コミュニティや地理的地域からトランザクションを監視するアプリケーション。ビーコン・ソフトウェアを使用可能にすると、ネットワーク・コンポーネント(ホスト・コンピュータまたはIP通信量コントローラ)の可用性およびパフォーマンスを複数の場所から監視したり、WebページおよびWebアプリケーションをネットワーク上の複数の場所から監視することが可能。
ふ
- ファスト・スタート・フェイルオーバー(fast-start failover)
- 手動介入の必要がなくスタンバイ・データベースに迅速かつ自動的にフェイルオーバーするData Guardの機能。この機能により、システム・インフラストラクチャの可用性と障害リジリエンスが向上する。
- ブラックアウト(blackout)
- 監視対象の1つ以上のターゲットに対するデータ収集アクティビティを一時停止するメンテナンス・ツール。これによって、ターゲットに対して定期的にメンテナンスを実行し、データ分析からこれらの特別な状況を除外して、ターゲットのパフォーマンスに関する長期的展望をより正確に把握できる。
ほ
- ホスト構成(host configuration)
- 管理対象のターゲットであるホストに関してEnterprise Managerが収集する構成情報(次の情報を含む)。
-
- ホストのハードウェア(メモリー、CPU、I/Oデバイス、ネットワーク・インタフェース情報など)。
-
- ホストのオペレーティング・システム(オペレーティング・システム・プロパティ、パッケージ、インストールされたパッチなど)。
-
- ホストにインストールされたOracleソフトウェア。インストール済の製品とそのコンポーネント、パッチ・セット、個別パッチなど。Enterprise Managerは、ホスト上にあるOracle Universal Installerの一覧を使用して、ホストにインストールされたOracle製品に関する情報を取得する。
- ホームページ(home page)
- 「ターゲットのホームページ」を参照。
- ポリシー(policy)
- 目的のシステム動作を定義し、1つ以上のターゲットまたはグループに関連付けられている。ポリシー・ルールには、構成、セキュリティ、記憶域などの様々なカテゴリがある。Enterprise Managerは、ポリシー・ルールが設定されているターゲットを該当するターゲット・タイプのポリシー・ルールと比較し、このターゲットのポリシー違反を検出する。
- ポリシー違反(policy violation)
- ポリシー・ルールへの違反。たとえば、ホスト・セキュリティのポリシー・ルールの1つに、オープン・ポートがないかのチェックがある。セキュアでないポートをオープンしないことをお薦めする。したがって、この場合の違反はオープン・ポートが存在することである。
- ポリシー・グループ(policy group)
- 相違をレポートし、オプションで操作を実行してシステムをコンプライアンスに戻すことにより、クローズ状態のループを修正する標準。
- ポリシー設定(policy settings)
- ポリシーに関連した条件。ポリシー設定には、パラメータ値、除外されるオブジェクトなどがある。
- ポリシーの関連付け(policy association)
- ポリシー・ルールと、ターゲットに対する設定やテンプレートの監視との関係。
- ポリシーの傾向(policy trend)
- 特定ターゲットのドメイン内にあるポリシーのコンプライアンス傾向。
- ポリシーのコンプライアンス・スコア(policy compliance score)
- 一連の要件(ポリシー・ルール)へのターゲットの準拠を示す数値。試験のスコアと同様に、このスコアの範囲は0%から100%である。スコア100%は、該当するターゲットがポリシーに完全に準拠していることを示す。ポリシーのコンプライアンス・スコアは、ターゲット上での違反を考慮する場合に、これらのターゲットに対して必要となる相対的な注意レベルを評価する上で有効である。
- ポリシー評価(policy evaluation)
- ポリシーの条件をテストし、リポジトリに違反を記録するプロセス。
- ポリシー・ルール(policy rule)
- 条件に対してターゲットの値をテストする条件式(たとえば、データベース・プロファイル制限が予想どおりに設定されていることを検証する)。
- ポリシー・ルール・ライブラリ(policy rule library)
- ポリシー・ルールの集合。
め
- メトリック(metric)
- システムの健全性レポートに使用される測定単位。
- メトリック・スナップショット(metric snapshot)
- ターゲットのパフォーマンス・メトリックの名前付きコレクションで、ある一時点で収集されたもの。ターゲットの過去のパフォーマンスに基づくメトリックしきい値の計算に役立てるためにメトリック・スナップショットを使用できる。
- メトリック・ベースライン(metric baselines)
- ターゲットに関連付けられた名前付きの期間で、ターゲットのパフォーマンスを評価する際の参照として使用される。特定のターゲット・メトリックのベースライン期間全体の統計が計算される。これらの統計を使用すると、アラートのメトリックしきい値の自動的な設定や、システム・パフォーマンスのグラフィック表示の正規化を行うことが可能になる。
- 「適応アラートしきい値」も参照。
り
- リポジトリ(repository)
- 「Oracle管理リポジトリ」を参照。
ろ
- ロール(roles)
- 複数の権限やロールをユーザーに簡単に付与するために、Enterprise Managerの事前定義済ターゲットの権限またはスーパー管理者によって作成されたシステム権限の集合。ロールは、ターゲット・アクセスおよび特定の管理機能へのアクセスを制限する。